お財布事情というのは人それぞれですが、中には貯金が全くなく給料日前にはほとんどお金がなかったり、その日暮らしをしていたり、そんな人も多いのではないでしょうか。
そんなとき「急に5000円が必要!」という事態になったらどう対処すれば良いのでしょうか。
この記事では、お金がないのに急な出費に迫られた場合の「お金の作り方」について解説します。
簡単な流れ
- 今すぐ5000円作る方法【正攻法】
- 大至急お金が必要!
- 3000~5000円を即金で稼ぐならアルバイト
- 難易度が高くなる一万円や2万円という金額
- 今すぐ必要で借りる以外なら不用品買取
- 場合によっては使っている物の売却も検討する
- 今すぐじゃないのなら色々ある稼ぐ方法
- 今すぐ5000円を作る方法として借入は手堅い
- カードローンを利用する
- クレジットカードのショッピング枠の現金化
- 今すぐ現金を作れるアプリ
- 換金率の高い「プライムウォレット」
- SMBCのプロミスとモビット
- 独自の審査基準をもつアイフル
- 今すぐお金を作るにしても今一度冷静に考えてみよう
- 今すぐ5000円を作る方法について総括
今すぐ5000円作る方法【正攻法】
「今すぐ必要!」と迫られてお金がないという事態は、貯金をしている人にとっては理解しがたい状況だといえるでしょう。しかし「無いとこには無い」ということは事実なのです。
人によっては、このような窮地を経験するからこそ「貯金しよう」と思えるのかもしれません。
とはいえ窮地に陥った人は解決方法を考えなければならないので、まずはお金が足りない状況を想定しながら、お金を借りることなく解決する方法を考察しましょう。
大至急お金が必要!
大至急お金が必要な場面というのは、いろいろなケースが考えられます。
それは「遊びのため」といった同情できないこともあれば、「給料日まで子供にご飯を食べさせられない」といった心配をされるようなものもあります。
少額で短期間であれば、親兄弟や友人から工面してもらうのが正攻法なのでしょうが、今の世の中では親とすら疎遠になる方も多く、そのような状況で絶望するケースもあると聞きます。
また職場で誰かに相談することも可能ではありますが、ことお金の問題は人間関係を簡単に壊してしまうので、安易には相談できないでしょう。
しかし「お金を大至急作る方法」は、考えてみれば数多く存在しているので、目の前のことだけではなく、ある程度先のことを考えて、あくまで緊急手段と割り切ればメンタルもずいぶんと楽になるものです。
後述していますが、大至急(即金性の高い)お金を工面する方法は実際に存在します。
3000~5000円を即金で稼ぐならアルバイト
3000円や5000円を稼ぐことは、それほど難しいことではないのですが、それが即金で今すぐとなると手段は限られてきます。そんなとき手っ取り早いのは働くことです。
1日限りのアルバイトなどは求人サイトなどで簡単に見つかります。また日払いに対応している募集も多いので、面倒かもしれませんが確実な手段です。
引越しの作業員や工事現場の交通誘導員のアルバイトは、単価が高い傾向があるので、1万円以下のお金稼ぎにはうってつけだといえます。
ただ肉体的な面や家庭事情でアルバイトが難しいのであれば、別の方法を考えなければなりません。
ちなみに都道府県別の時給相場は下記のとおりなので、5000円であれば1日で稼げるでしょう。
東京都 | 1,289円 |
神奈川県 | 1,251円 |
千葉県 | 1,218円 |
埼玉県 | 1,164円 |
大阪府 | 1,162円 |
難易度が高くなる一万円や2万円という金額
急な出費が一万円を超えてくると難易度が格段に上がってしまいます。まだ一万円であれば肉体労働系のアルバイトで稼げる可能性はありますが、2万円ともなると一日で稼ぐのは難しいのが現実です。
ただ全く無いかと言えばそうでもなく、女性であれば水商売やパパ活、男性であれば原発作業員など高報酬のアルバイトもあります。とはいえ何かしらのリスクを伴うのも事実なので、安易に考えない方が良いでしょう。
今すぐ必要だけど「借りる以外」なら不用品買取
今すぐお金が必要で借金以外の方法を考えるなら「不用品買取」が確実な手段です。
場合によっては不要じゃないものを売ることも検討すべきですが、高級ブランド品や貴金属などは高値で売れる可能性があります。
また最近は半導体不足の影響で、中古の家電品も高値で引き取ってくれる傾向があるので、リサイクルショップなどを探してみると良いでしょう。
※高い売却益を狙いたい場合は、バイセルなどにお願いしてみてください
場合によっては使っている物の売却も検討する
不用品を売って済むのであれば良いのですが、お金がない生活を送っていれば売れるような不用品はないかもしれません。
そのようなときには、使っている物の中で「不要ではないが無くても生活できる」物を売ることを考えなければならないでしょう。
そもそも「今すぐお金が必要だが、お金がない」という状態は、なにかしら大きな問題を抱えているはずなので、生活を見直す意味でも大胆な判断は有効な手立てです。
今すぐじゃないのなら色々ある稼ぐ方法
即金で今すぐとなると稼ぐ手段も限られてしまいますが、今そこのあるピンチをしのげたら、色々ある稼ぐ方法を実践することを考えてみましょう。
そもそも手元資金がないから急な出費に対応できないわけで、FXや株式投資などは出来ないでしょうが、クラウドソーシングサービスを利用した副業や、家事や買い物などの代行業、新品の商品を転売する「せどり」など、時間はかかるものの稼げる手段は多く存在します。
またこんなことを言うのもなんですが、普段から出費の管理をすることも、稼ぐことと同じくらい重要なことです。
今すぐ5000円を作る方法として借入は手堅い
お金を借りるということは、その瞬間「返済の義務を負う」ということになります。
昔であれば「サラ金地獄」や「多重債務者」といったことが社会問題になったことがありますが、今では法律も整備され、ヤミ金のような業者以外であれば安心して利用することができます。
ここからは即効性を重視して借入をする各種方法について考えてみましょう。
カードローンを利用する
借入のなかでも金利が低くてオススメなのは、銀行系のカードローンです。適用金利は借りる人の属性や借入金額によって変わりますが、最低だと2%を切る金利が適用されます。
ただ問題なのは審査の厳しさと、2018年1月から原則即日融資が停止されていることです。提出書類も厳格化されているので、今すぐ5000円必要な方にはハードルが高いといえるでしょう。
日弁連は、一時期までの銀行による過剰貸し付けを問題視し金融庁へ提言を行っていて、その一部を抜粋します。
「銀行等は、貸金業者による保証を付した消費者向け貸付けを行う際には、貸金業法13条の2に規定するいわゆる総量規制など貸金業法の趣旨を踏まえて、原則として、借入残高が年収の3分の1を超えることとなるような貸付けを行わないようにするなど、銀行等による貸付けが顧客にとって過剰な借入れとならないように、顧客の実態を踏まえた適切な審査態勢を構築すべきである。」
残念なことですが、急に5000円に困るような状態では銀行のカードローンを利用できる可能性は低いので、理想としてはお金に困る前の備えとして申し込んで枠を持っておくべきです。
クレジットカードのショッピング枠の現金化
インターネットや広告などで目にすることのある「クレジットカードの現金化」ですが、簡単に言えばクレジットカードのショッピング枠を使ってブランド商品や金券といった換金率の高い商品を買い、それを買取業者に売ることで現金を得る方法です。
実はもう一つ「キャッシュバック方式」という方法もあり、キャッシュバックを謳う業者の多くはこの方法をとっています。これはほとんど価値のない安い商品を高額で買わせ、その差額から手数料を差し引いてキックバックします。
どちらにしても使ったカード枠に対して60%~80%のお金が入ってくるのですが、この方法は効率が悪いうえに、明確なカード規約違反となりリスクの伴う行為です。
最悪の場合は、カードの強制解約や一括返済の請求などの可能性があります。
今すぐ現金を作れるアプリ
アプリによる現金化というのは、最近ネットショッピングなどで利用者が激増している、BNPL(BUY NOW PAY LATER:今すぐ買って後で払う)サービスを使ったもので、商品を購入して転売することによる現金化です。
アプリごとの利用可能金額は数千円~5万円ほどと少額です。これも還金率があって、概ね70%~85%ほどであまり効率が良い方法とはいえません。
換金率の高い「プライムウォレット」
プライムウォレットとは、クレジットカードのショッピング枠の現金化サービスです。法的に違法ではないものの、クレジットカード会社の利用規約には抵触するので、リスクは考えなければなりませんが、今のところプライムウォレットでそのようなトラブルはないようです。
プライムウォレットの利点は換金率の高さで、利用金額によっては95%にもなります。
利用金額 | 換金率 |
1~10万円 | 87% |
11~30万円 | 89% |
31~50万円 | 91% |
50~100万円 | 93% |
101万円~ | 要相談 |
プライムウォレットは入金までのスピードが早く、初めての利用でも1時間ほどで入金されます。少額の緊急利用であれば使い勝手の良いサービスといえます。
プライムウォレット利用時
- 来店・審査=必要なし
- 収入証明書=必要なし
- 在籍確認=必要なし
- お金の使い道=自由
- 24時間=即日振込可能
- 15時以降=即日振込可能
- カード事故なし=過去0件
- ショッピング枠に利用可能額があればいつでも利用できる
※キャッシング枠が限度額いっぱいでもショッピング枠の残高があればOK - プライムウォレットへの支払いが発生することはない
※支払いは、ECサイトで買い物をした時と同じで、毎月のカード支払日に合算されて請求される - 未成年は利用できないので注意
サービス名 | プライムウォレット |
最大換金率 | 98% |
限度額 | 最低5万円~最高300万円 |
振込スピード | 最短10分 |
WEB申し込み | 24時間対応可能 |
土日祝の入金 | 可能 |
対応可能なクレジットカード | ・VISA(ビザ) ・MasterCard(マスターカード) ・American Express(アメックス) ・JCB ・ダイナーズクラブ |
使用できない決済方法 | ・メルペイ ・バンドルカード ・ペイディ ・au ペイ ・Kyash ・atone ・ウルトラペイ ・B/43 ・ナッジ ・バンキットカード |
窓口 ▶▶ |
SMBCのプロミスとモビット
「プロミス」と「モビット」は、ともに三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)の完全子会社、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が展開する消費者金融サービスで、それぞれ特徴があります。
プロミスは現金が必要な利用者により特化しており、最短で30分の即日融資に対応しています。モビットはローンカードにクレジットカード機能を持たせたサービスがメインですが、こちらも即日融資が可能です。
銀行系でありながら、審査も銀行ほど難しくなく、申し込みから融資実行までWEBで完結する点もポイントです。
またプロミスは30日間の無利息期間があることも見逃せません。つまりすぐお金が必要で借り入れしても、すぐ返せば金利が掛からないのです。
プロミス
実質年率 | 4.5〜17.8% |
審査時間 | 最短30分 |
無利息期間 | 最大30日間 |
担保、保証人 | 不要 |
カードレス | ◯ |
郵送物なし | ◯ |
融資限度額 | 最大500万円 |
融資までのスピード | 最短30分(即日) |
申込受付時間 | 24時間対応 |
申込対象年齢 | 18歳以上69歳以下* |
Web完結 | ◯(融資まで) |
バレない | ◯ |
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※新規契約時点のご融資額上限は、50万円までとなります。
※お申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※事前審査結果ご確認後、本審査が必要となります。
モビット
実質年率 | 3.0~18.0% |
審査時間 | 10秒簡易審査 |
無利息期間 | 適用なし |
担保、保証人 | 不要 |
カードレス | ◯ |
郵送物なし | ◯ |
限度額 | 1~800万円 |
融資までのスピード | 最短60分*(即日) |
申込受付時間 | 24時間対応 |
申込対象年齢 | 満20〜69歳以下 |
Web完結 | ◯(融資まで) |
バレない | ◯ |
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
独自の審査基準をもつアイフル
アイフルは最近では珍しい「銀行系ではない消費者金融」で独自の審査基準を持っているのが特徴です。
このことから他の消費者金融で審査に落ちても、アイフルであれば審査に通る可能性があります。
また女性向け商品の「SuLaLi」を取り扱っていて女性の利用にも積極的です。利用者全体の約3割が女性というデータもあり、初めての女性でも比較的審査に通りやすい傾向です。
実質年率 | 3.0~18.0% |
審査時間 | 最短25分 |
無利息期間 | 最大30日間 |
担保、保証人 | 不要 |
カードレス | ◯ |
郵送物なし | ◯ |
限度額 | 1~800万円 |
融資までのスピード | 最短25分(即日) |
申込受付時間 | 24時間対応 |
申込対象年齢 | 満20〜69歳以下 |
Web完結 | ◯(融資まで) |
バレない | ◯ |
※審査通過後は近くのコンビニATMやアプリを利用すると最短10秒で借り入れ可能
※女性専用の「SuLaLi」は、利息が18.0%固定で融資限度も10万円まで
今すぐお金を作るにしても今一度冷静に考えてみよう
緊急に現金が必要になる場面で焦る気持ちはわかるのですが、二つの点で冷静に考える必要があります。
まず一点は、そのお金は本当に必要で避けられない出費なのかということです。
例えばすでに借金をしていて、それが非合法的な貸金業者が要求してくる利息などの場合、そのまま払ってしまって良いのか考えてみれば、冷静な第三者なら払う以外の方法を勧めるのではないでしょうか。
また出費が遊興費などなら同じような結果となるでしょう。
二つ目は、お金の作り方の問題ですが、優先順位としては後の生活や人生に悪影響を与えない手立てが先で、働いたり不用品を売ったりできるのであれば、それを試してみるべきです。
それが出来なくて銀行系カードローンも使えないのなら、消費者金融一択といっても差支えがありません。
注意点としては、あまりにも簡単にお金を作れることに感覚を麻痺させないことで、CMの謳い文句ではありませんが「ご利用は計画的に」は的を射た言葉なのです。
今すぐ5000円を作る方法について総括
記事のポイントをまとめます。
今すぐ5000円を作る方法について【正攻法】
- まず頼れる人がいないか考える
- 3000円や5000円くらいならアルバイトでも稼げる
- 高収入の仕事にはリスクあり
- 物を売ってお金に替えるのは確実かつ安全
- 場合によっては必要なものも売るべき
- 普段からお金の備えはしておきましょう
お金を借りてその場をしのぐ方法
- 銀行のカードローンはハードルが高い
- クレジットカードの現金化にはリスクが伴います
- アプリの現金化は効率が悪い
- 少額ならプライムウォレットもおすすめ
- 借りるならプロミス、モビット、アイフルが確実安心
- 今一度お金の調達が必要なことなのか検討すべき
今すぐ5000円を作る方法を解説してきましたが、そんな状況にならないことが基本的な対策になります。とはいえ「なった」ことは仕方ないので、あれこれ悩むくらいなら借りることで目の前の悩みを解決することが、結果的に最良の手段といえるでしょう。
とうぜん借りたものは返さなければならないのですが、切羽詰まった状況を抜けられれば、余裕をもって稼ぐ手段も考えられるようになるものです。まずは悩み過ぎないことが大事なことだと肝に銘じましょう。