ライトノベルやアニメで大ヒットしたソードアートオンライン。茅場晶彦は、そのソードアートオンラインに初めから最後まで深くかかわっている重要な人物だ。
ソードアートオンラインの適役で最も重要な人物、それが茅場晶彦 。そんな茅場晶彦とはいったいどのような人物なのだろうか?
この記事では、茅場晶彦について、その目的や人物紹介、名言、声優などを詳しく紹介しょう。
簡単な流れ
- 茅場晶彦とは?
ソードアートオンラインのラスボス - 茅場晶彦の画像を紹介
- 年齢が矛盾している?
- 事件を起こした目的=狂気
- 茅場晶彦の名言・名台詞
茅場晶彦としての名言・名台詞
ヒースクリフとしての名言 - 茅場晶彦は最低のクズ野郎なのか?
- 結局、生きてるの?
- 声優は【山寺宏一・大川透】
茅場晶彦とは?ソードアートオンラインのラスボス
茅場晶彦とはどんな人物なのだろう。人物紹介をはじめ、目的や年齢、画像などを紹介しよう。
茅場晶彦(かやばあきひこ)は、ゲーム「ソードアートオンライン」をシステムそのものから作った本人だ。ラノベやアニメでは、その名前がそのままタイトルになっている。
ソードアートオンラインは、仮想空間に大人数が同時に接続して遊ぶ参加型RPGのことで、世界初の試みであった。
本編では「フルダイブシステム」とも呼ばれ、本来のコントローラーを手に持って遊ぶRPGと異なり、仮想空間に五感を接続してその世界に入り込み、アバターと同一化して自分の肉体を操るのと同じ感覚でゲームを楽しむことができるシステムだ。
茅場晶彦は、天才量子物理学者でゲームデザイナーとしても名を馳せていた。学生時代からすでに天才として知られ、多額の資産を得ていたとされている。
主人公の桐ヶ谷和人(ゲーム内ではキリト)も彼に憧れており、物語でもキリトが彼のことが掲載されている雑誌を読むシーンがある。
しかし、茅場晶彦はソードアートオンラインの本サービス開始に集まった10,000人のプレイヤーをゲーム内に閉じ込め、出る方法は最上階100階にいるボスを倒しゲームをクリアする以外にないこと、この世界で死亡すると現実世界の肉体も死亡することを告げるのだ。
プレイヤーにはGMとして、始めに姿を現しただけだが、実は自分もゲームに参加していた。後にそれを見破ったキリトによると、「他人のやっているRPGを傍らで見ていることほど、つまらないものは無い」ためだ。
ゲームでは、最強のギルド「血盟騎士団」の団長「ヒースクリフ」として参加し、ソードアートオンライン世界で初めての「ユニークスキル・神聖剣」を使い最強のプレイヤーとして知られつつ、団員を育て上げゲームの攻略に貢献していた。
しかし、75階を突破した戦いでキリトに正体を見破られてしまった。茅場晶彦は、自分の正体を見破ったキリトに報酬として本来100階で行われるはずの自分との戦いを今行い、勝利すればゲームクリアとすることを許可する。
キリトとの戦いは熾烈なものとなったが、茅場晶彦が勝利する。しかし、キリトにとどめをさそうとした瞬間に動けなかったはずのアスナが飛び込んできて、アスナは死亡。キリトは死亡する直前に茅場晶彦と相打ちとなるのだ。
ゲームはクリアされたが、キリトとアスナはゲーム内で死亡したため現実も死亡する予定だったが、茅場晶彦の采配で現実でも生き残る。
残った茅場晶彦は肉体に戻らず、自分の脳を焼き切ってゲーム内のコンピューターに意識を写していた。
茅場晶彦の画像を紹介
ラノベではGMとしての姿以外は、ヒースクリフとしてのイラストしかないが、アニメではその姿を見ることができる。
茅場晶彦はどんなビジュアルなのか、画像を紹介しよう。科学者らしく知的で、ちょっと酷薄な印象のするビジュルだ。
茅場晶彦カッコイイ「ソードアートオンライン」 pic.twitter.com/ivFCYfVJE5
— 俺はアニメ王だ「自称♥) (@4sGK90Et9q9193R) August 13, 2017
年齢が矛盾している?
茅場晶彦の年齢は小説でははっきりと書かれていないが、アニメでは第3期の第6話で30歳となっている。ただし、1つ年下の後輩で元恋人の「神代凛子」が28歳となっており、矛盾が指摘されている。
作者のミスなのか、アニメの脚本家のミスなのかは不明だ。
事件を起こした目的=狂気
茅場晶彦がなぜこのような事件を起こしたのか、誰でも気になるところである。これについては、主人公であるキリトがゲームクリア後に茅場晶彦と話をした時に「なぜこんな事をしたんだ」と尋ねている。
それに対して茅場晶彦は、「遙か以前から現実のあらゆる枠や法則を超越した世界を作り出すことだけを欲してきた」と答えている。
幼い頃からの夢を実現するために、最終的に到達したのがソードアートオンラインの世界だっということらしい。
だが、自らも身を投じた世界で、目的を完全に実現するために10,000人を巻き込んだデスゲームを強行したところが、狂気としか言いようがない。
巻き込まれた人、一人ひとりにも夢や希望があったことを彼は理解していたのだろうか?それとも、自分の夢の実現のためには、他人の夢は切り捨てても良いと考えていたのだろうか?
茅場晶彦の名言・名台詞
茅場晶彦は、ソードアートオンラインでは最初と最後に茅場晶彦として登場するが、途中ではヒースクリフとして登場している。
登場シーンが多いのはヒースクリフとしてだが、茅場晶彦として登場した時は重要度がものすごく高く、名言も多い。
ここでは、茅場晶彦としての名言・名台詞と、ヒースクリフとしての名言・名台詞を紹介しょう。
茅場晶彦としての名言・名台詞
「これはゲームであっても遊びではない」
茅場晶彦としての名言で最も有名なのが、この言葉だろう。ソードアートオンラインにログインして楽しくプレイしていたキリトとクラインだが、突然ログアウトできなくなり、強制的に広場に集められる。
そこに登場した茅場晶彦のアバターが、ログアウトできないのは仕様であること、ゲームをクリアしないとこの世界から脱出できないこと、この世界で死ぬと現実の肉体も死ぬことなどを説明した。
にわかに信じられず、イベントの一部かもしれない、と思うプレイヤー達に放った一言である。
「屈服するのか、かつて否定したシステムの力に」
このセリフは、SAO編ではなく、その後のフェアリーダンス編のラストで、敵と戦い倒れたキリトの頭の中に聞こえてくる声として描かれている。
声との会話は続き、「それはあの戦いを汚す言葉だ、私にシステムを上回る人間の意志の力を知らしめ未来の可能性を悟らせた我々の戦いを」「立ちたまえ、キリト君」とキリトを再び立ち上がらせる。
ゲームマスターの自分を倒したキリトが、同じゲームマスターで敵である「須郷伸之」に負けるのは許しがたかったのかもしれない。
ヒースクリフとしての名言
ヒースクリフとしては、なんと言っても自分が茅場晶彦である、と見破られた時のセリフだろう。
「確かに私は茅場晶彦だ。付け加えれば最上階で君達を待つはずだったこのゲームの最終ボスでもある」
淡々とそして堂々と正体を明かしたヒースクリフ。その場に居合わせたプレイヤーは全員言葉を失い、逆上したものもいた。
ゲームをクリアして現実に戻るために最も頼りにし、信頼を寄せていた血盟騎士団の団長が、実はすべての黒幕だったと知った時の衝撃は計り知れなかっただろう。
茅場晶彦は最低のクズ野郎なのか?
茅場晶彦は、自分の夢を実現するために10,000人もの人を巻き込み、クリアまでに4,000人が死亡した。
結果的には大量殺人事件の犯人なので、最低のクズ野郎としか言いようがない。だが、主人公のキリトは、茅場晶彦に対して複雑な想いを抱いているようだ、
ソードアートオンラインは、初回のSAO編からALO編へと続いている。キリトはSAO編のラストでは、壮絶な戦いの後で自分は死んだと思っており、彼の目的を聞いたもののすぐには考えがまとまらなかったためか、それほど憎しみの感情をあらわにはしていない。
その後のALO編のラストでは、「色々あったが憎しみの感情は無論存在し、茅場を許すことなど決してできない」と話し、さらに後には「どんな場面でも臆さなかった」「所業については許すことはできないが、彼のおかげで変われたのも事実であり憎むことはない」と述べている。
ゲームに強制的に閉じ込められ、何千人という人が死に、自分も命を削る戦いを強いられた人にしては、寛容とも言える想いを抱いていると言えるだろう。
読者の間でも、一方的な悪役扱いというわけでもなく、中には「かっこいい」という声も聞かれる。全員をむやみに殺そうとしたわけではなく、強敵のモンスターも十分なレベルと装備で挑めば倒せるようにしたり、理不尽な設定でプレイヤーを苦しめたりはしなかったことが、要因と思われる。
キリトとアスナを生還させたことで、好感度が増したのかもしれないが、不思議なキャラクターである。
結局、生きてるの?
茅場晶彦は生きているのか?という疑問の声はよく聞かれる。SAO編の最終回ではっきり死亡した、とは書かれていなかったせいではないかと思われる。
本編をじっくり読むと、茅場晶彦の肉体は死亡したが精神はインターネット上に生きているらしい。茅場晶彦のナーヴギア(ソードアートオンラインに入ることができるフルダイブ型VRマシン)だけは、他の人と異なりログアウトが可能だった。
ということは、茅場晶彦だけは死なずに肉体に戻ることができたのだが、ゲームがクリアした際に自分の脳を焼き切り、ネットワーク上に自分の精神を移している。
肉体に戻っても逮捕されるだけだと思ったのか、魂の永遠の命を求めたのかは不明のままだ。実際にその後の話で、ロボットに憑依して施設の爆破を防いでいる。
声優は【山寺宏一・大川透】
茅場晶彦の声優は有名声優の「山寺宏一」。茅場晶彦はヒースクリフでもあったが、正体がばれないように違う声優が担当している。
ヒースクリフを担当しているのは、同じく有名声優の「大川透」だ。二人のプロフィールを紹介しよう。
山寺宏一
山寺宏一は1961年6月17日生まれのA型で、アクロスエンタテインメント所属。宮城県出身で、声優だけでなくタレント、ナレーター、ラジオのパーソナリティ、司会、俳優、ものまねタレントなど幅広いジャンルで活躍している。
山ちゃんの愛称で知られているが、ラジオパーソナリティとしては「バズーカ山寺」と名乗ることも多い。
アンパンマンの名犬チーズ役、ハクション大魔王2020のハクション大魔王、新世紀エヴァンゲリオンの加持リョウジ役、ルパン3世の銭形警部をはじめ、さまざまなアニメの吹き替えをこなしている。
ディズニーアニメの吹き替えも多く、美女と野獣、アラジン、ドナルドダックなどものディズニー作品で10以上のキャクラーの吹き替えを担当。また、映画でエディー・マーフィーやジム・キャリー、ブラッド・ピットの吹き替えも担当している。
大川透
1960年2月28日生まれのA型で、鹿児島県出身。マウスプロモーション所属で、声優や舞台俳優として活躍。
2017年12月に病気療養のため活動を休止したが、2018年7月より、体調を考慮しながらも再開している。
鋼の錬金術師のロイ・マスタング役や、超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』の(アルマダ)コンボイ役、戦国BASARA」シリーズ徳川家康役などを始め多数のキャラクターを担当している。
総括:茅場晶彦について
茅場晶彦は世界初のフルダイブ型VRマシンを開発し、ゲーム・ソードアートオンラインを開発した天才だ。
主人公のキリトも憧れていたが、ソードアートオンラインに集まったプレイヤー10,000人を閉じ込め、ゲームで死んだら現実でも死ぬというデスゲームを強制した狂人・悪人でもある。
しかし、物語の中では主人公のキリトに「許すことはないが憎むことはない」と言わせるなど、完全な悪役として扱われていない。読者の中にもファンがいるなど、不思議なキャラクターなのだ。
SAO編では、それほど登場シーンが多くないにもかかわらず最重要キャラクターであり、物語のキーマンでもある。茅場晶彦がいなければ、大ヒット作品ソードアートオンラインシリーズは始まっていなかったと考えることもできる存在感の大きなキャラクターである。
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