飛鳥文化(あすかぶんか)アタックとは、ジャンプ・コミックスのギャグ漫画日和にて聖徳太子が使った空中で前転しながら突撃する必殺技である。
また、他の作品でも同じように空中で前転しながら攻撃をすると飛鳥文化アタックと呼ばれることが多い。
そこで、この記事では飛鳥文化アタックについて詳しく解説をしていこう。
飛鳥文化アタックは・・
- 超必殺 飛鳥文化アタックとは?元ネタ
=ギャグマンガ日和の第49幕「聖徳太子の楽しい木造建築」の回
=飛鳥文化アタックが初めて登場 - 聖徳太子の楽しい木造建築のあらすじ
- 飛鳥文化アタックの派生技
グッドモーニング飛鳥
飛鳥両拳(あすかりょうこぶし) - 飛鳥文化アタックの主な使い手
飛鳥文化アタックをするゲームキャラ
モンハンのラージャン
モンハンのハンマーでも - 飛鳥文化アタックの発展型・大化の改新
超必殺 飛鳥文化アタックとは?元ネタを解説
ギャグマンガ日和の第49幕「聖徳太子の楽しい木造建築」の回で飛鳥文化アタックが初めて登場する。
聖徳太子の楽しい木造建築のあらすじ
この話の流れは聖徳太子が隋から帰還してくるところであり、帰るころにちょうど法隆寺が完成しているはずと太子はワクワクしていたのであった。
しかしいざ訪れてみると、そこには法隆寺の建設予定と書かれた看板が立っているだけの更地があった。
しかも太子はお金をけちったため大工をたったの一人しか雇っていないので、完成まで後30年はかかると言われてしまう。
しかしもう妹子に招待状を送ってしまっていた太子は、「とにかく小さい小屋でいいから今日中に作れ、私に恥をかかせるな!」と大工に無茶振りをしだすのであった。
そんなこんなで太子は、大急ぎで適当に造った法隆寺(ただの小さな小屋)にお土産を持って来いと妹子を招いた。
そして妹子はものすごくめんどくさがりながらイヤイヤ法隆寺へ向かうも、お土産の用意を忘れていたためその辺で適当に草と石を拾って袋に入れるのであった。
妹子はいざ法隆寺へと辿り着くと、そこには積まれた丸太の上で何故かギターを低い位置でぶら下げて何か歌っている太子の姿があり、できたてほやほやでちょっと変な臭いのする法隆寺と書かれた小屋へ案内をする。
しかし太子は入り口でタダで法隆寺に入ろうとするなど図々しいとお土産を要求するも、中身はただの草と石の袋を見てショックを受けるのであった。
とりあえずいい部屋ですねと言われて機嫌が直った太子は、妹子にちょっと変な臭いのする聖徳サブレを出すも自分で食べる。
そしてマズイと言い出し妹子にお茶を入れてくるように命令をする太子は、もはややりたい放題であった。
妹子は渋々従うも変な臭いのする台所や、何故か魚人のフィッシュ竹中がいる風呂を見てどんどんと嫌気がさしてしまい、入れてきたお茶に指を入れて出す嫌がらせをしてからもう帰ると言い出すのであった。
だが太子は枕投げをしたいから泊まっていけと一生のお願いだとゴネだすのであった。
妹子は枕を受け取り、行きますよハイと即手渡しただけなのに何故か出血しながら倒れる太子の事を気にせず帰ろうとする。
しかしこっちは一緒のお願いを使ったんだぞとまだゴネる太子に、
「本気で来い、石でもなんでも華麗に避けてやる」
と言い出したので、妹子はお土産で持ってきた石を本気で投げて当てるのであった。
ここまで一方的に身勝手な太子は逆ギレしだしてしまい、何でもありのルールなんだなと言い出して湯呑みマッスルアタックをするも、アッサリ避けられてしまい跳ね返ってきた湯呑みの破片が額に刺さるのであった。
そして自分の辞書に自業自得と自分勝手の文字は存在しないと言い放つ太子は、ついに妹子に向かって超必殺飛鳥文化アタックを繰り出し、
「仏教文化の重みを知れ!」
と言いながら飛び回るも、やはり妹子にはあたらずにさらにその衝撃で法隆寺は崩れてしまうのであった・・・
こちらが飛鳥文化アタックを出した瞬間の動画である。
飛鳥文化アタックの派生技
飛鳥文化アタックにはなんと派生技がいくつか存在するのでそれらも紹介をしておく。
グッドモーニング飛鳥
ギャグマンガ日和GBの「聖徳太子の未来予知」の回にて、聖徳太子は予知夢も見るがそれを笑った妹子に対して聖徳太子が使った。
この技は膝を抱えて丸くなるまでは飛鳥文化アタックと一緒であるが、そのまま回転せずに地面から相手の腰を目掛けて、「キュン」という効果音と共に飛んで行く技である。
しかしこの技もやっぱり妹子には避けられてしまい、技を外すとしばらく膝を抱えたまま地面で動けなくなってしまう。
飛鳥両拳(あすかりょうこぶし)
同じく聖徳太子の未来予知の回で妹子は予知夢をなんとかしろと言われ、適当にやってごまかした妹子に対して、太子が予知夢を見てから技を使し出す。
この技は徒歩状態から膝を折り曲げで両腕を突き出す体勢になり、相手の横腹目掛けて飛び出す技である。
「ギュサアア」という効果音と共に突撃し技が終了すると立って着地できるため、なんとそのまま連続で飛鳥両拳を使う事ができる。
だが妹子にはこの技も当たらずにさらに、弱点をあっさりと見切られ右脇腹を殴られてしまった。
飛鳥文化アタックの主な使い手
他の作品でも同じように空中で前転しながら突撃する攻撃をすると、飛鳥文化アタックと呼ばれることが多い。
なので飛鳥文化アタックの使い手の一部を紹介していく。
飛鳥文化アタックをするゲームキャラ
メトロイドのサムス・アラン、ソニック・ザ・ヘッジホッグ、ドンキーコング、ディディーコング、マリオ(スーパーマリオブラザーズ3)等大乱闘スマッシュブラザーズに出るようなキャラやストリートファイターのブランカといった格闘ゲームにて飛鳥文化アタックのような回転攻撃を使うことが多いようである。
空中で回転しながら突撃するととりあえず飛鳥文化アタックと呼ばれることが一時期かなりあった。
しかし最近はブームが過ぎ去ったのか、似たような攻撃をしても特に飛鳥文化アタックとは呼ばれることはあまりない。
例として、ダイの大冒険のアニメにてチウが窮鼠包包拳という高いところから回転しながら突進する技を繰り出すもこれを飛鳥文化アタックと呼ぶ人は特に見当たらなかった。
モンハンのラージャン
モンスターハンター2GにおいてG級クエストで討伐するラージャンが新技として、バックステップした後に垂直に飛び、そして全身を丸めて回転しながら電光を発しながら、ついでに奇声を出しながら猛スピードで突進をしてくるようになった。
この一連の動作が多くのプレイヤー達から、飛鳥文化アタックと呼ばれるようになった。
ラージャンの攻撃力はかなり高く即死級の威力の技ではあるものの、この技を単体で使われた場合は落ち着いて見れば避けることは難しくない。
しかし激昂状態のラージャンは、連続で拳を繰り出しあ後にそのまま飛鳥文化アタックを使うことがあるため、攻撃後の隙を狙おうとしてたらラージャンが目の前から消えて、見失っている間にやられてしまう場合もあるので油断は禁物である。
モンハンのハンマーでも
モンスターハンターでは飛鳥文化アタックはラージャンの技であったが、アイスボーンにてプレイヤー側もハンマーを持つことで回転飛びつき攻撃という新モーションが追加されて、これが飛鳥文化アタックと呼ばれていた。
ダメージを与えながら敵に入りつくこともできるため、使いこなすことができれば強力な技である。
ただしそればっかりやっていても効率はよくないので、他の攻撃方法も状況や相手に合わせてうまく取り入れていこう。
飛鳥文化アタックの発展型・大化の改新
スーパーファミコンのドンキーコングのゲームではバグ技の一つとして、空中で回転しながら進むことでショートカットをする方法があり、これも飛鳥文化アタックと呼ばれていた。
そしてゲームをクリアするまでのタイムを競い合う競技、すなわちRTAにてもちろんよく利用されていたのであった。
しかしこのゲームで飛鳥文化アタックを成功させるには、ジャンプとローリングをちょうど重ねなければならず、約1/60の入力制度で行わなかければならないためその難易度は非常に高いバグ技であった。
だが2018年にこの飛鳥文化アタックは新たに一手間加えることで、成功率をほぼ確実なものにできる新たな技術が開発されて、これを大化の改新と呼ぶようになったのであった。
▼大化の改新の動画
そしてこの大化の改新を使うことができるステージが研究によってどんどん発見されていき、RTA界隈を大きく盛り上がらせる事になったのである。
総括:飛鳥文化アタックについて
記事のポイントをまとめよう。
- 飛鳥文化アタックの元ネタはギャグ漫画日和である
- 聖徳太子が帰ろうとする小野妹子に対して法隆寺の中で放った
- 技の内容は空中で膝を抱えて回転しながら「仏教文化の重みを知れ!」と叫びながら突撃をする
- 派生技として、「グッドモーニング飛鳥」と「飛鳥両拳」が存在する
- ただしどの技も相手には全て避けられてしまっている
- 他の作品でも空中で回転しながら突撃する動作に対して飛鳥文化アタックと呼ばれることがある
- モンハンでは2GのラージャンがG級クエストから使うようになった
- さらにアイスボーンからはプレイヤー側もハンマーを持つことで使用可能になった
- スーファミのドンキーコングのゲームではバグ技ではあるが、コースを一気にゴールできるためタイムアタックにおいて大活躍をした
- ただしかなり成功率の低い技ではあったが、簡単に成功させる技術が発見されてそれを大化の改新と呼ぶようになった
以上が飛鳥文化アタックの解説である。
一時期は空中で回転しながら突撃をしたらとりあえず飛鳥文化アタックと呼ぶような感じではあった。
しかし最近はブームが過ぎ去ってしまったのか、似たような技を使ってもあまり飛鳥文化アタックとは呼ばれることはないようである。
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今どきポイントがつかない単行本を買っていたら損です。
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