現在の日本では、単身世帯の数が増加している。単身世帯の数が増加していると聞くと、あなたは若者の一人暮らしが増加していると考えるだろうが、そうではない。中高年者や高齢者の一人暮らしが増えているのだ。
とくに、50代の一人暮らしは今の日本では珍しいものではない。そんな、50代の一人暮らしでは、寂しいと感じている人が多い。そこで、この記事では50代の一人暮らしがどうして寂しいのかの原因を解説しつつ、寂しさを解消するために、具体的に何をすれば良いのかについて紹介していく。
もしあなたがいま、一人暮らしで寂しいと感じているのなら、この記事を参考にして寂しさを解消してほしい。
記事の内容
- 50代の一人暮らしは寂しい!そう感じてしまう原因
- 一人暮らしが増えているのはなぜか
- 50代独身の寂しさの原因=友達がいないこと
- 寂しいのはひとりぼっちだから
- 孤独を感じているから
- 50代の一人暮らしは寂しい:解消方法について
- 50代女性の一人暮らしでできること
- 男性の寂しさを解消する方法
- 50代での一人暮らしを楽しむために
- 50代の一人暮らしは寂しい=解消方法はたくさんある
- 総括
執筆:GR
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50代の一人暮らしは寂しい!そう感じてしまう原因
現在の日本では、単身世帯の数が増えている。その増加の原因は、50代などの中高年、高齢者の一人暮らしが増えたことである。そんな、増加している50代の一人暮らしは、寂しいと感じている人が多い。
ここでは、なぜ寂しいと感じてしまうのかその原因について解説しよう。
一人暮らしが増えているのはなぜか
50代の一人暮らしは寂しいと感じている人が多いと言われているが、どうして50代の一人暮らしが増えているのだろうか?
国立社会保障・人口問題研究所:2018(平成30)年推計の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」
まずは、この資料をみてほしい。この資料は、年齢階層別の未婚率についてのデータである。50代男性と50代女性の未婚率についてみてみよう。男性では、2015年のデータでは、50~54歳が22.1%、55~59歳が17.8%となっている。つまり、男性では約5人に1人は未婚であるということになる。
次に、50歳女性でみてみると、50~54歳12.6%、55~59歳が8.8%となっていて、男性よりも低い数値だ。現在の日本で、一人暮らしの割合が増えている原因はここにある。中高年が結婚しないためということだ。もちろん他にも原因はあるが、大きな原因がこの未婚ということになる。
50代独身の寂しさの原因=友達がいないこと
50代独身の場合、一人暮らしをしている人が多い。50代の一人暮らしをしている人は寂しいと感じているというが、その大きな原因は、「友達がいない」ということだ。あなたは、信頼できる友達がいるだろうか?
友達がいれば、会話をしたり、一緒に食事に出掛けたりすることもできる。だが、最初は友達がいた人でも50代になりその友達が結婚して疎遠になってしまったということもある。
「心を許せる友達がいない… 自分や周囲の結婚が要因のひとつに」を見てみると、50代の約4~5割の人には、心を許せる友達がいないという結果がでている。
やはりどんなに仲が良かった友人でも、結婚して自分の家庭を持ち、さらに子どもができると、会える時間がどんどんと少なくなり、段々と疎遠になってしまうことも多いようだ。
友達がいないとどのようなデメリットがあるのだろうか?次のようなデメリットが考えられる。
- 仕事やプライベートで悩んでいても相談する相手がいない
- 一緒にどこかに出掛けることができずに、いつも一人
- 孤独を感じる
- 異性との出会いが少なくなる
友達がいないことで様々なデメリットがある。どんな人でも、仕事やプライベートで悩み事を抱えてしまうことがあるだろう。友達がいれば、その友達に悩み事を相談することができる。
例えば、その悩み事が解決しなかったとしても、相談することで、気持ちがスッキリすることだろう。しかし、友達がいないということで、誰にも相談することができないとなると、大きなストレスを抱えてしまう。
他にも、最も寂しいと感じてしまうのが、一緒にどこかに出掛ける人がいないということだ。友達がいれば、一緒に食事や旅行などに出掛けることもできる。しかし、友達がいなければずっと一人で行動をしなければならない。
また、会話をする友達がいないと孤独を感じることもあるだろう。
そして、異性との出会いが少なくなるということもいえる。異性との出会いの定番ともいえるのが、友達の紹介で知り合って、交際、結婚をするというものだ。しかし、その異性を紹介してくれる友達がいなければ当然だが、異性と出会う機会も減ってしまうことになるだろう。
こちらの動画もみておいた方が良い。このような人生にならないためにも注意しておこう。
寂しいのはひとりぼっちだから
50代で一人暮らしをしている人が寂しいと感じてしまうのは、ひとりぼっちだからというケースが多い。今までは、親と同居していたため、ひとりぼっちだと感じることはなかったとしても、親が亡くなり、一人暮らしになってしまったことで、ひとりぼっちだと感じてしまうケースがある。
他にも、離婚や死別で子供を育てていたけれど、その子供が独立したことで、一人暮らしとなり、急にひとりぼっちだと感じてしまうという人もいる。ひとりぼっちなら、自由だし、他の人に気を遣わずに良いのではと考える人もいるだろうが、ひとりぼっちというのはかなり辛い。
ずっと老後もひとりぼっちなのだろうかと涙が込み上げてきてしまうという人もいるだろう。ひとりぼっちというのは、あなたが想像しているよりもずっと辛い現実なのだ。
結婚かぁ…
結婚願望全くなくて、
でも、両親死んだ後にひとりぼっちは寂しいから、
50歳ぐらいに
「今後の人生一人じゃ寂しいですよねの会」
みたいなのに行って、結婚出来ればそれで良いかなぁー。— カラナ (@xxx_karana_xxx) October 10, 2017
孤独を感じているから
50代独身の一人暮らしが寂しいと感じる理由は、孤独を感じるからである。職場などでは、他の人がいるため孤独を感じることはないだろう。しかし、仕事の後や休日、大型連休や年末年始など他の人と会えないときには、強く孤独を感じる人が多い。
孤独に関する不安で多いのがやはり、孤独死に関するものだ。孤独死という言葉はあまり良いものではないし、聞きたくないものだろう。しかし、自分が病気になったとき、突然倒れてしまったとき、他の誰かに気づいてもらうことはできるだろうかと考えてしまう。
同居している人がいれば、万が一の際でもすぐに発見してもらうことができ、適切な対応をしてもらうことは十分に可能だろう。
では、一人暮らしの場合はどうだろうか?外出先であればともかく、一人暮らしの自宅で倒れてしまったら、そのまま誰にも見つけられずに亡くなってしまうという可能性もある。
とくに、コロナ禍においては、そのような不安を抱えている一人暮らしの50代独身の人は多いだろう。
この資料は、東京都監察医務院が公表しているデータを基にしているもので、東京23区内における一人暮らしで65歳以上の人の自宅での死亡者数を表したものだ。
65歳以上と聞くと、50代の人には関係ないと思うかもしれないが、そんなに遠い未来ではないということを理解しておこう。このデータの数値は、孤立死と考えられる数字で、平成28年のデータでは、3,179人の方が亡くなっている。
一人暮らしの場合、こういった病気や事故等によって誰にも気づいてもらえないかもしれないという不安がある。
同上:内閣府・平成30年版高齢社会白書(全体版)
この資料は、同じ資料の一部だが、「孤独死を身近な問題と感じるか」を訪ねたものである。注目しておきたいデータは、一人暮らしの割合だ。「とても感じる 14.6%」「まあ感じる 30.8%」となっている。両方をあわせると、一人暮らしをしている人の45.4%が孤独死を身近な問題ととらえていることがわかる。
孤独はもちろん、孤独からくる将来への不安などから、50代独身の一人暮らしの人は寂しいと感じる人が多くなっているのだ。
50代の一人暮らしは寂しい:解消方法について
50代の一人暮らしは寂しいと感じている人が多い。その寂しさを解消するためには、どのようなことができるのだろうか?ここでは、具体的に一人暮らしの寂しさを解消する方法について紹介する。
50代女性の一人暮らしでできること
50代女性の一人暮らしで寂しい時には、具体的にどうやって寂しさを解消すれば良いのだろうか?50代女性の一人暮らしで寂しさを解消する方法はいくつかある。
- 趣味に時間を使う
- ペットを飼う
- SNSなどを活用して友達を作る
- パートナーを探す
寂しい時にできることは、いくつかあるが代表的なものとしてはここに挙げた4つの方法がある。まず、よく知られている方法としては、趣味に時間を使うということだ。趣味は、自分の好きなもの、興味のあるものなので、その趣味に使う時間を増やすと寂しさも解消される。
また、同じ趣味を持つ人をインターネットなどでみつけて一緒に趣味を楽しむというのも良いだろう。
50代の一人暮らしで寂しいと感じるのなら、ペットを飼うというのも定番だ。ただし、マンション等の賃貸の場合には、ペットを飼うことができるかどうかを確認してから飼う必要がある。ペットといっても様々なペットがいるが、なかでも人気なのが、犬と猫だ。
この資料は、ペット保険「PS保険」被保険者を対象とし、被保険動物(小型犬、中型犬、大型犬と猫)の数を集計し、年代別にまとめたものである。50代をみてみると、66%の人が小型犬を飼っているということがわかる。
この小型犬とはどのような種類の犬かについては、同資料のなかで、トイ・プードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフントなどが挙げられている。小型犬を飼う理由としては、部屋や庭が狭くても飼いやすいという点などがある。
また、大型犬などになると散歩に行く時など体力が必要になるが、小型犬の場合には、それほど体力面で心配する必要もないので、飼う人が多いと考えられる。寂しいと感じる場合には、ペットを飼うのも良いだろう。
ただし、責任を持って飼わなければならない。安易な気持ちで飼うのは絶対に避けるべきだ。
そして、私がオススメしたいのがSNSを活用して友達を作るという方法である。一人暮らしで寂しいと感じてしまう理由は様々だが、最も大きな理由は、友達がいないということに尽きるだろう。
50代から新しく友達を作るのは、抵抗があるという人も多い。だが、インターネットを通した友達作りであれば、それほど抵抗はないだろう。TwitterやYouTubeをはじめ様々なSNSがある。SNSを活用することで、友達が増える可能性は大きい。
SNSを活用する方法は色々あるが、例えば、自分の寂しい気持ちをブログに書いてみるというのも良いだろう。そのブログを読んでくれた人から、コメントがつくこともある。
また、ブログ以外にもオススメなのが、YouTubeに自分のチャンネルを作成して、動画を投稿するという方法だ。動画を投稿することで、自分の日常生活などを多くの人に知ってもらうことができる。自分の生き方に共感をしてくれる人もいるだろう。
ブログと同じように、動画の感想をコメントしてもらうこともできるのだ。寂しいと感じる時には、活用してみると良いだろう。
こちらの動画などを参考にしてみても良い。
他にもこちらの動画も非常に参考になるのではないだろうか。
また、根本的な寂しさを解消するためには、これからの人生を一緒にいられるパートナーを探すということが良いだろう。50代からパートナーを探すことができるのだろうかと考えてしまいがちだが、中高年向けのマッチングサイトなどもあるし、婚活パーティーや結婚相談所などを利用してみるのも良い。
さらに、地域の活動、ボランティア活動、習い事を始めてみると新しい異性との出会いがある場合も考えられる。まずは、積極的に行動してみると良いだろう。
男性の寂しさを解消する方法
50代男性の一人暮らしの寂しさを解消する方法について解説する。一人暮らしが寂しいと感じているのは、女性だけではない、男性でも寂しいと感じている人は多いのだ。男性が寂しさを解消する方法としては、次のようなものがある。
- 仕事以外の好きなこと、趣味をみつける
- 出会いの場に参加してみる
- 地域活動への参加
- SNSなどの利用
- ペットを飼う
などの方法がある。基本的には、女性の一人暮らしの寂しさを解消する方法と大きくは変わらない。ただ、男性の場合、仕事ばかりで仕事以外の好きなこと、趣味を持っていないという人が多い。仕事以外の好きなことや趣味をみつけるというのはとても重要になる。
男性の場合、仕事をしている時は、寂しさを感じることはないが、仕事以外の場所では寂しさを感じやすい。その寂しさを解消するためには、仕事以外の時間を楽しめる好きなことや趣味を持つようにしよう。好きなことをやっている間はそのような寂しさも解消される。
しかし、自分の好きなことや趣味などがみつからないという人もいるはずだ。そのような人は、こちらの動画を参考にしてみると良いだろう。自分の興味のあるものがみつかるかもしれない。
50代での一人暮らしを楽しむために
50代での一人暮らしは寂しいと考えている人が多いと思う。しかし、寂しいと決めつけてしまうのは大きな間違いだ。
株式会社パートナーエージェント「老後の生活」に関するアンケート調査
この資料は、20~29歳、60~69歳の独身男女1,750人に対して、「老後の生活」に関するアンケート調査の結果だ。「老後を1人で過ごすことについてどう思うか?」という質問に対しての回答である。注目したいのは、60~69歳までの回答だ。
たしかに、「寂しい 28.7%」「孤独 28.7%」という回答も多い。しかし、「気楽 49.3%」「自由42.8%」という回答の方が多くなっているのだ。
同上:株式会社パートナーエージェント「老後の生活」に関するアンケート調査
これは先ほどと同じ資料の一部で、60代の独身男女500人に「老後は誰と一緒に暮らしたいか?」を聞いたものである。最も多かったのは、「1人で過ごしたい 45.4%」となっている。50代ではなく、60代のデータだが、寂しさや孤独を感じることはあるものの、老後は1人で過ごしたいと考えている人が多いということだ。
誰かと一緒に住むのは、気を遣うので、1人で過ごした方が、自由で、気楽に生きられると考えていると推測できる。
50代の一人暮らしが寂しいかどうかというのは、考え方や時間の使い方次第といえるだろう。寂しさを解消するための具体的な方法をこれまで紹介してきた。その方法を使えば、寂しさが解消して一人暮らしの楽しみ方がみつかることだろう。
50代の一人暮らしは寂しいと決めつけるのではなく、自分の考え方、時間の使い方によって楽しむことができるということを知っておこう。
同じ境遇の人は多い
実は、あなたと同じ境遇の人は意外と多いことを知っているだろうか。年齢に関係なく「一人暮らし、ひとりぼっちで寂しい」と感じている人は想像以上に多いのだ。
事実、ハッピーメールやPCMAX、ワクワクメールの掲示板を見れば本当だと実感できるはずだ。こうした人たちと繋がりを持てるのがマッチングサイトの存在意義だと筆者は思う。
どんな形であっても、寂しさを共有できるパートナーが見つかればあなたの世界は変わるのだと肝に命じておこう。ぜひとも、有効活用していただきたい。
総括:50代の一人暮らしは寂しい=解消方法はたくさんある
記事のポイントをまとめておこう。
50代の一人暮らしは寂しいについて
- 50代で一人暮らしをしている人は、寂しさを感じている人が多い
- 寂しさを感じるのは、友達がいない、ひとりぼっち、孤独を感じるためである
寂しさを解消するための具体的な方法
- 好きなことや趣味に時間を使う
- ペットを飼う
- SNSを活用する
- 地域活動、ボランティアに参加する
- パートナーを探す
実は、同じ境遇の人はとても多い
※まずは繋がりを持つべき
50代で一人暮らしをしている人は昔よりも増えている。また、50代で一人暮らしをしている人は、友達がいない、ひとりぼっち、孤独を感じるなどの理由によって寂しいと感じている人が多い。しかし、この寂しいという気持ちを解消する方法がある。
それは、好きなことや趣味などに時間を使う、ペットを飼う、SNSでブログや動画投稿を行う、地域活動や、ボランティアに参加する、パートナーを探すという方法だ。50代の一人暮らしは寂しいものと決めつけるのではなく、考え方、時間の使い方を上手に活用すれば、楽しめるということを知っておこう。