マウンテンティムとは、ジョジョの奇妙な冒険7部-スティールボールランに登場する人物である。
アメリカ大陸横断レースの優勝参加者として参加をするが、レース中に殺人事件が何者かの手によって起こされたことにより、友人である保安官から事件の捜査を依頼されてレースと同時進行で行うことになる。
記事の内容
- マウンテンティムのプロフィール
- スタンド能力:オー!ロンサム・ミー
- マウンテンティムは弱いのか?
- マウンテンティムの最期はどうなる?
ルーシーを守って身体を切り刻まれる - マウンテンティムの名言集
おっと会話の成り立たないアホがひとり登場
わたしにとっての恐怖はあなたを失う事だけです
ベッドの上で死ぬなんて期待せてなかったさ
マウンテンティムのプロフィール
- 31歳
- アメリカ ワイオミング州出身
- 職業 カウボーイ 連邦保安官
- 家族 独身
1875年の16歳のときに軍に入隊をして、アリゾナの砂漠での任務中に所属していた小隊16名が「悪魔の手のひら」に迷い込み遭難してしまい、そのうち15名が死亡してしまった。
しかし彼だけがスタンド能力「オー!ロンサム・ミー」に目覚めたことで生き残ることができた。
愛馬の名前は、ゴースト・ライダー・イン・ザ・スカイ(5歳)
近くにいる馬達はマウンテンティムがやってくると、彼に敬意を払うように首を垂れ始める。
マウンテンティムは最初にレースの優勝候補として紹介される場面にてルックスもイケメンだと言われている通りかっこいい見た目をしているが、キザな言動が目立つ一面もある。
そしてジャイロからは「変な帽子をかぶっているな」と言われてしまっている。
スタンド能力:オー!ロンサム・ミー
- スタンド名「オー!ロンサム・ミー」
- パラメータ:【破壊力-E/スピード-C/射程距離-C/持続力-B/精密動作性-C/成長性-E】
ドン・ギブソンの楽曲「Oh Lonesome Me」が由来である。
特定のビジョンは存在しておらず自分自身と一体化しているスタンドである。
その能力は自分の身体を所持しているロープと一体化させて、狭い部分を通り抜けたり落下による自分の身体への衝撃やダメージを逃すこともできる。
ロープにしてバラバラにした身体を伝わらせた先で組み直し、狭いところに入り込んだり銃で攻撃することもできる。
自分の身体に触れている人間も一緒にロープにすることができて、ロープは切断されても本体に特にダメージはないようである。
なので自分の身体を爆破されても緊急回避に使えるなど応用力が効く能力でもあるが、本人が意識しなければ発動しないので、不意打ちを食らった場合は気づかないうちに身体を切断されるなどの攻撃ではダメージを受けてしてしまう。
ジョジョ6部の主人公ジョリーンのスタンド能力であるストーンフリーと比較すると、あちらは自身の身体を糸にできるが脆く切れるとダメージを受ける。しかし接近戦では攻撃力がある。
オー!ロンサム・ミーは予め用意したロープと一体化する能力であり、スタンド自体に攻撃力は無い。
なのでロープが切断されるたびに動ける範囲も狭くなっていくため、戦いが長引くほどに不利になっていく能力である。
このスタンド能力だけでは攻撃を避ける、ロープを投げた分だけ移動することしかできず、相手に勝つ方法が無いので、戦闘力においては最弱のスタンドと評価されやすい。
なので攻撃をする際には手に持った銃を一緒にロープに伝わらせる必要がある。
マウンテンティムは弱いのか?
第二レースの中間地点のホテルで休憩中にオエコモバのスタンド攻撃によって身体を爆破されてしまい、スタンドを使い致命傷は避けれたがその負傷によりレースをリタイアしなければならなくってしまった。
また、マウンテンティムが戦闘シーンで活躍をしている印象はほとんどない。
スタンドによる攻撃手段がロープで移動してから銃を撃つしかないのである。
そしてスタンドはスタンドによる攻撃でしか倒せないといるルールがあるため、スタンド同士の戦いでは勝つ方法がロープで首を絞めるくらいしかないと言える。
そしてマウンテンティムの性格上そういった攻撃はしないであろうとも言える。
マウンテンティムのスタンドは見てからの攻撃に対する回避性能は高いが、スタンド自身に攻撃力が無く相手にダメージを与えるには銃に頼らなければならないため戦闘向きとは言えない。
なので戦闘力においては最弱のスタンドと評価されることもある。
しかしスタンドは適材適所による使い方次第であるため、単純な戦闘力だけではなく用途や発想、そして本人の精神力で評価が変わるものである。
マウンテンティムは依頼によって、レース中に起きた殺人事件の捜査も同時進行をしなければならなかった。
もしも事件の捜査に参加せずレースに専念していれば、自身に触れているものもロープにできるスタンドによって自分が乗っている馬もロープにすることができたであろう。
そうすれば道中の川や崖、障害物の多い場所など本来ならば馬で通過するのは困難な場所でももなんなく通過することができたと思われる。
なので純粋にレースを続けることができていたのならば、スティール氏の評価通り優勝候補の一人であったであろう。
マウンテンティムの最期はどうなる?
スティールボールランの開催者の妻であるルーシーは、自分の夫がただレースの開催に協力をしていた大統領の「聖人の遺体集めの計画」に利用されていただけであることを知ってしまった。
そして用が済んだら消されてしまう夫を守ろうとするために、大統領宛に届けられた伝書鳩からの遺体のありかを記したメモを盗み出し逃げるルーシーを庇い逃すのであった。
ルーシーを守って身体を切り刻まれる
マウンテンティムはルーシーを大統領からの刺客であるブロックモアから逃げる時間を稼ぐために戦いを挑みます。
しかしブラックモアのスタンド能力、キャッチザレインボーには雨を固定する能力があった。
そしてそのときの天気は嵐という相手は実力を十分に発揮できる状況下によって、マウンテンティムはあっけなく身体を切り刻まれてしまうのであった。
そこでブラックモアはルーシーの居場所を言うのであれば命だけは助けてやると言うも、それを拒否するマンテンティムに銃弾を浴びせるのであった。
こうしてマウンテンティムは最期を迎えて退場してしまう。
マウンテンティムの名言集
マウンテンティムは戦闘シーンにおいては相手に騙されていたり、やられているシーンが目立つものの、印象に残る名言を複数残している。
おっと会話の成り立たないアホがひとり登場〜
第二レースの中間地点にあるホテルでマウンテンティムが利用していた部屋にオエコモバが侵入してくる。
そして荷物つを漁りだしたオエコモバに対し、
「オレの知り合いか?おや!全然違った。なぜ他人の部屋の荷物に手をかける?」
という質問に対しオエコモバは、
「ジャイロはどこだ?」
と会話をしようとしないことで、おっと会話の成り立たないアホと発言し、
「質問文に対し質問文で返せばテストは0点なの知ってるか?」
と言葉を続けるのであった。
それでもマウンテンティムを相手にしようとしないオエコモバに掴みかかるも、オエコモバの触れたものは水でも煙でも爆弾に変えることができるスタンド能力によって、マウンテンティムは身体を爆破されてしまうのであった。
マウンテンティムは自分の身体をロープに変えることで致命傷は避けたものの、レースはリタイアすることになってしまった。
わたしにとっての恐怖はあなたを失う事だけです
マウンテンティムはレースリアタイヤ後に、ブラックモアから逃げるルーシーに助けを求められ電話で呼び出される。
そしてその時に彼女は既に結婚をしている身であっても、
「あなたの役に立ちたい、初めて出会った時からずっと思っていました。この世のあらゆる残酷さから、あなたを守ってあげたい」
そう言います、しかしルーシーはマンテンティムを巻き込んでしまったことを後悔して逃げるようにいうも、マウンテンティムはルーシーに対して上記の私にとっての恐怖はあなたを失う事のセリフを言う。
しかし彼の想いはキッパリ拒絶されてしまうのだが、それでもルーシーが逃げる時間を稼ぐために一人ブラックモアと嵐の中戦うのであった。
そして・・・
ベッドの上で死ぬなんて期待せてなかったさ
ブラックモアの雨をその場に固定するスタンド能力によって銃弾は防がれ、身体を切り刻まれてしまい瀕死の状態に陥ってしまうのであった。
そしてルーシーの居場所を言いさえすれば命は助けるというブラックモアに対して、マウンテンティムはこう言うのであった。
「ベッドの上で死ねることは期待していなかった。旅に出たら帰る所が欲しかっただけだ」と。
その後銃弾を浴びせられてマウンテンティムは最期を迎えるのであった。
総括:マウンテンティムについて
マウンテンティムについてまとめておこう。
- マウンテンティムはジョジョ7部に登場する人物
- レース開始前は優勝候補と言われていた
- 周りからはイケメンの見た目と思われている
- 馬も彼を見れば敬意を示すかのように頭を垂れる
- スタンド名はオー!ロンサム・ミー
- スタンド能力は自分と一緒に触れている者をロープと一体化させる能力
- ロープと一体化している間は切断されてもダメージは無い
- しかしロープ化する前に受けたダメージは防げないので不意打ちに弱い
- 第2レースの途中でオエコモバのスタンド攻撃により爆破されてレースをリタイアした
- 既婚者であるルーシーに一目惚れしており命懸けで庇い退場する
- 戦闘において目立つ活躍はないが印象に残る名言を複数残していった
本人はキザな面がありスタンド能力は戦闘において最弱とも言われているが、叶わぬ恋であろうとその人のために命をかけて戦う覚悟を持った人物であった。
しかし身体をロープにすることで人や馬では通れない場所を通過できる能力は、レースにおいては非常に便利であったため、最後までレースで走ることができたのならばスティール氏の評価通り優勝候補であることは間違いなかったであろう。
そして作者の荒木先生は、次のように語っている。
スティールボールランの登場人物は皆"帰る場所とその意味"を探していて、帰る場所を見つけることができた数少ない者である
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