犬のノミダニ薬はいつから始める？選び方&フィラリア予防もできる薬

ノミやダニは、犬の健康を脅かすだけでなく、人間にも影響を及ぼす可能性があります。

そのため、飼い主としては適切な予防策を講じることが重要です。

しかし、ノミダニ薬の種類は多く、どれを選べばいいのか迷うこともあるでしょう。

また、いつから始めるべきなのか、どのように適用すべきなのかといった疑問もあるかと思います。

そこで、犬のノミダニ予防について詳しく解説しつつ、ノミダニ予防と同時にフィラリア予防も可能な、おすすめの薬を紹介します。

これから犬を飼おうと考えている人、すでに飼っているがノミダニ予防について詳しく知りたい人、フィラリア予防についても考えている人にとって、かなり有用な内容です。

記事のポイント

犬のノミダニ薬はいつから始めるべきか
ノミダニ予防薬は何月から？
子犬のノミダニ薬のタイミング
フィラリア予防薬はいつから？

犬のノミダニ薬はいつから始める？フィラリア予防のタイミングも

犬のノミダニ予防とフィラリア予防は、年齢や季節によって適切な開始時期が異なります。

その理由と、それぞれの開始時期について見ていきましょう。

子犬のノミダニ薬はいつから？年齢に応じた予防策の必要性

子犬のノミダニ予防は、生後2ヶ月から始めることが一般的とされています。

この理由としては、子犬がノミやダニに感染した際に、その体調を大きく崩す可能性があるからです。

ノミやダニは皮膚病を引き起こすだけでなく、一部の種類は重篤な病気を媒介することもあります。

子犬の免疫力は成犬に比べて低いため、感染症に対する抵抗力も弱いのです。

そのため、ノミやダニから感染する可能性のある病気に対する防御策は、生後2ヶ月から始めることが推奨されています。

早期に予防策を講じることで、子犬がノミやダニから引き起こされる様々な問題から守ることができます。

具体的には、ノミダニ予防薬を定期的に投与し、子犬の生活環境を清潔に保つことが大切です。

ノミダニ予防薬は何月から？

成犬に対するノミダニ予防薬の投与は、基本的に年間通じて行われることが望ましいです。

なぜなら、ノミやダニは一年中存在し、感染リスクは常に存在するからです。

しかし、ノミやダニの活動が活発化する春から秋にかけての期間は特に注意が必要です。

ノミやダニは温暖な気候を好むため、春から秋にかけてはその繁殖が活発化するからです。

このため、この期間中には犬がノミやダニに感染するリスクが増大します。

特に外での活動が多い犬は、草むらや他の動物からノミやダニをもらってくる可能性が高まります。

これも、この期間をノミダニ予防の重要なタイミングとする理由です。

具体的な予防策としては、ノミダニ予防薬の定期的な投与が一般的です。

これにより、ノミやダニが犬の体に寄生するのを防ぐことができます。

ノミダニ予防薬にはさまざまな種類があり、犬の体重や年齢、健康状態によって最適なものが異なります。

また、犬の生活環境を清潔に保つことも重要です。

家の中や庭、散歩コースなど、犬が頻繁に訪れる場所は定期的に清掃することで、ノミやダニの繁殖を抑制することができます。

しかし、いくら予防策を講じても100%ノミやダニから犬を守ることは難しいのが現状です。

そのため、日常的に犬の体調や皮膚の状態を観察し、何か異常を感じたらすぐに獣医師に相談することが大切です。

フィラリア予防薬はいつから？最適な開始時期

フィラリア予防薬の投与は、主に春から秋にかけて行うことが一般的となっています。

これは、フィラリアという寄生虫が、蚊という媒介者を通じて感染するためです。

フィラリアとは、犬の心臓や血管内に寄生し、重篤な病状を引き起こす可能性がある寄生虫の一つであり、この感染を防ぐために予防薬を使用します。

蚊が最も活動的な時期は春から秋にかけてで、この間にフィラリア予防薬を定期的に投与することで、犬がフィラリアに感染するリスクを大幅に減らすことが可能となります。

例えば、蚊が出始める4月から10月までの7ヶ月間は、フィラリア予防薬の投与が特に重要とされています。

しかし、フィラリア予防薬の開始時期や投与期間は、地域や年による気候の変動により変わることもあります。

蚊が活動する期間が長くなる地域では、予防薬の投与をより長期間にわたって行うことが推奨されます。

また、特定の年には平均気温が上昇し、蚊が通常より早く活動を開始することもあります。

そのため、フィラリア予防薬の投与開始時期は、地域の獣医師や動物保健所の指示に従うことが最善の方法となります。

フィラリア予防薬の適切な使用は、愛犬の健康を守る上で極めて重要です。

予防薬の投与を忘れず、また適切な時期に開始することで、愛犬をフィラリア感染のリスクから守りましょう。

いつから始める？犬のノミダニ薬の選び方

ノミダニ予防薬は数多く存在します。

その中から最適なものを選ぶためには、何を基準にすればいいのか解説しておきます。

料金と薬の必要性

ノミダニ予防薬の料金は、その種類や購入する場所により大きく異なります。

市販のノミダニ薬は比較的安価で、家庭で手軽に対策を始めることができる一方で、獣医師から処方される専門的な薬は少々高価になることもあります。

しかし、一見するとコストがかさむように見えるノミダニ予防薬の投資は、実は非常に重要です。

その理由は、ノミやダニによる皮膚病や感染症を防ぐことができるからです。

例えば、ノミによるアレルギー反応やダニによるライム病といった感染症は、犬の健康に大きな影響を及ぼします。

また、これらの病気の治療は予防よりもはるかにコストがかかる可能性があります。

例えば、ノミアレルギー性皮膚炎は、ノミの唾液に対するアレルギー反応により起こる皮膚病です。

症状は、皮膚の赤み、かゆみ、毛が抜けるなどで、犬のストレスや不快感を増大させるだけでなく、さらなる皮膚病への道を開く可能性があります。

また、ダニによって感染するライム病は、早期治療が不可能な場合、関節炎や神経症状を引き起こすことがあります。

これらの病気は、犬の日常生活を大きく制限し、治療には時間とコストがかかることが一般的です。

このように、ノミダニ予防薬の投資は、犬の健康と快適な生活を守るための必要経費と言えるのです。

最強のノミダニ＆フィラリア予防薬

ネクスガードスペクトラは、ノミダニとフィラリア予防の両方を兼ね備えた薬で、その効果と便利さから多くの飼い主から支持されているのは確かです。

この薬は、一つの薬で二つの予防が可能という点で、投薬の手間を大幅に減らすことができるだけでなく、それぞれの病気の予防を確実に行うことができるのです。

ネクスガードスペクトラの一つの大きな特徴は、その広範囲な効果範囲です。

これ一つで、ノミダニの予防だけでなく、フィラリア予防も同時に可能となります。

具体的には、ネクスガードスペクトラはフィラリアの幼虫に対する予防効果があり、ノミダニに対しても、その寄生を防ぐだけでなく、既に寄生しているノミダニを駆除する効果もあります。

また、ネクスガードスペクトラのもう一つの特徴は、その投与の容易さです。

オーラル（口から）投与型の薬で、食事と一緒に与えることが可能です。

そのため、注射や外部から塗布するタイプの薬に比べて、ストレスを与えずに投与することができます。

特に、薬を飲ませるのが苦手な犬や、スキンケア製品に対して敏感な犬にとっては、大変有効な方法と言えるでしょう。

厚生労働省より引用

参考

ネクスガードスペクトラはAmazonで買えない！安全な購入先は？

適用方法：スポットオン型と市販薬の利用

ノミダニ薬は、スポットオン型と錠剤型の二つが主に市販されており、どちらを選ぶべきかは犬の性格や生活環境によるところが大きいです。

スポットオン型のノミダニ薬は、皮膚に直接塗布する形で使用されます。

このタイプの薬は一定期間（多くの場合は1ヶ月）効果が持続しますが、その期間中に犬が水に濡れると効果が薄れることがあります。

したがって、水遊びが好きな犬や、頻繁にシャンプーをする犬には、スポットオン型のノミダニ薬はあまり適していないかもしれません。

一方、錠剤型のノミダニ薬は口から直接投与します。

これは犬が食べ物と一緒に飲むことで、体内からノミやダニを駆除・予防します。

このタイプの薬は水に濡れても効果が減ることはないため、水遊びが好きな犬や頻繁にシャンプーをする犬に向いています。

しかし、犬によっては錠剤を飲むのが苦手な場合があります。

また、一部の錠剤型ノミダニ薬は体重による投与量の制限があり、小型犬や子犬には使用できないものもあります。

そのため、犬の体重や年齢、健康状態も薬の選択に影響します。

ノミダニ予防をしない選択：リスクと対処法

ノミダニ予防を全く行わないという選択もありますが、これは犬自身の健康を脅かすだけでなく、飼い主やその家族の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

ノミやダニは、犬の皮膚を刺し、血液を吸うだけでなく、皮膚病や感染症の原因となる病原体を運ぶことがあります。

例えば、ノミはノミアレルギー性皮膚炎やノミが媒介する感染症（ノミ媒介性紅斑熱など）、ダニはダニ媒介性犬病（リマ病、バベシア病など）を引き起こす可能性があります。

これらの病気は、犬の健康を大きく害するだけでなく、人間にも感染する可能性があるものもあります。

そのため、ノミダニ予防を全く行わない選択をする場合でも、定期的な健康チェックが重要となります。

犬の皮膚を丹念に観察し、ノミやダニの存在、噛み跡、皮膚の異常などをチェックすることが求められます。

また、犬の体調に異変を感じた場合や、ノミやダニの存在を確認した場合は、迅速に獣医師に相談し、適切な対策を講じることが必要です。

予防薬を使用しない場合でも、定期的なブラッシングやシャンプーなど、基本的な皮膚ケアを怠らないことが重要です。

これにより、ノミやダニの存在を早期に発見し、感染症の発生を防ぐことができます。

ただし、ノミダニ予防を全くしないという選択は、上述のリスクを十分に理解し、対応可能である場合に限定されます。

犬の健康と安全を守るためには、予防が最も効果的な対策であることを忘れないようにしましょう。

おすすめ予防薬：ネクスガードスペクトラのメリット

ネクスガードスペクトラは、その多機能性と使いやすさで、多くの飼い主から支持されているノミダニ予防薬です。

前述の通り、最大の利点は、一つの薬でノミ、ダニ、そしてフィラリアの予防が一度にできるという点です。

一つの薬でこれらの寄生虫の予防が可能なため、飼い主の手間を大幅に減らすことができます。

また、それぞれの対策を別々に行う必要がないため、薬の投与スケジュールを管理することも簡単になります。

これは、多忙な日常を送る飼い主にとって大きなメリットとなります。

また、ネクスガードスペクトラは口から投与する錠剤型で、これは水遊びをする犬にも適しています。

スポットオン型の予防薬は水に弱いため、水遊びをする犬には不向きであるとされています。

しかし、錠剤型のネクスガードスペクトラであれば、そのような問題はありません。

さらに、ネクスガードスペクトラは副作用の少なさも特徴の一つです。

犬が薬を服用する際には、その安全性が大切です。

ネクスガードスペクトラは、その点でも飼い主からの信頼を得ています。

また、ネクスガードスペクトラは肉味が付いているため、犬が好んで飲むことができます。

これは、薬を嫌がる犬でもスムーズに投与することが可能となり、飼い主のストレスを軽減する助けとなります。

これらの特徴から、ネクスガードスペクトラはノミダニ予防薬としてのおすすめの選択肢と言えるでしょう。

商品名	ネクスガードスペクトラ
犬のサイズ	・超小型犬用・小型犬用・中型犬用・大型犬用・超大型犬用
特徴	CMでおなじみのネクスガード（ノミ・マダニの駆除）の効能に加えて、フィラリアや体内寄生虫（回虫・小回虫・鉤虫・鞭虫）をまとめて駆除できるオールインワン薬品
形状	チュアブル
数量	3錠
メーカー	Merial
対象	犬
症状	フィラリア・ノミ・マダニ・回虫・小回虫・鉤虫・鞭虫
成分	アフォキソラネル•ミルベマイシンオキシム
新/GE薬	新薬