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お前ら人間じゃねぇとは?元ネタや耐久、グルメレース【ポケモン】 

今や日本を代表するコンテンツのひとつになった「ポケットモンスター」。

そのアニメも世界中で人気を集めているが、主人公サトシの旅の仲間だった少年・タケシを憶えている方は多いのではないだろうか。

サトシより少し年上で、頼りになる仲間として長年活躍したタケシだが、彼の名言のひとつに「お前ら人間じゃねぇ!」というセリフがある。

インパクトのある語気が妙に話題を集め、面白ネタ動画の素材としても人気を博してきたこの名言。

セリフがくり出されたストーリー背景や、この場面が素材として使用された動画についてまとめてみた。

お前ら人間じゃねぇ 

記事の内容

  • お前ら人間じゃねぇの元ネタは?
    アニメポケモンが元ネタ
  • タケシらしからぬセリフとして話題に
  • 「お前ら人間じゃねぇ」が言われた状況も話題に
  • タケシ自身も「人間じゃねぇ」?
  • ネット動画の素材として人気に
  • 「お前ら人間じゃねぇ」はYouTubeに無数に存在する
  • お前ら人間じゃねぇ耐久動画
    「お前ら人間じゃねぇ」サザエさん
    「お前ら人間じゃねぇ」男女
    「お前ら人間じゃねぇ」グルメレース
    「お前ら人間じゃねぇ」を言う度に増えるタケシ
  • お前ら人間じゃねぇ、は今でも有名なアニメの名言

「お前ら人間じゃねぇ」の元ネタは?

「お前ら人間じゃねぇ」の元ネタは、アニメ「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」。

ポケットモンスターの「ルビー/サファイア」シリーズをアニメ化した本作のとあるエピソードの中で、タケシが放ったセリフだ。

どのような場面でこのセリフがくり出され、なぜ話題になったのか、まずは見ていこう。

「お前ら人間じゃねぇ」の元ネタ

アニメポケモンが元ネタ


タケシの口から「お前ら人間じゃねぇ」というセリフがくり出されたのは、「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」の第176話「ロケット団解散!?それぞれの道!」。

サブタイトル通り、敵役としてお馴染みのロケット団ムサシ、コジロウ、ニャースがメインとなる回だ。

この回では、ムサシ、コジロウ、ニャースではない一般ロケット団員たちが、嘘のポケモンバトル大会を開いてトレーナーを集め、そのモンスターボールを奪おうとする作戦を実行。

それを止めようと戦いを挑む際に、「ポケモンとの思い出が詰まったモンスターボールを奪うなんて……」というサトシとハルカの言葉に続けて、タケシは「お前ら人間じゃねぇ!」という怒りの言葉を放った。

一般ロケット団員たちの容赦なく卑劣な行為が、「ムサシとコジロウ、ニャースがいかに愛される悪役だったか」を際立たせる回となったこのエピソードだが、本筋のストーリーよりもタケシの一言の方が話題になる展開に。

おそらく制作陣にとってもまさかの出来事だっただろう。

タケシらしからぬセリフとして話題に

タケシといえば、普段は温厚で落ち着いた雰囲気の少年。さらに年上の女性好きとしても知られ、毎回ゲスト女性キャラクターに言い寄ってはカスミやマサトの制裁を食らったりと、コミカルな一面も見せてきた。

そんなタケシが目指していたのは、ポケモンと心を通わせ、ポケモンのコンディションを引き立てる育て方を極める「ポケモンブリーダー」。その夢もあってか、料理上手で面倒見のいい一面があったりと、旅の仲間の中でも随一の「優しいお兄さん」ポジションだった。彼が怒っている場面はほとんど描かれていない。

そんなタケシから「お前ら人間じゃねぇ」という強烈なひと言が放たれ、しかもそれが怒気をはらんだかなり強い口調だったことは、当時、視聴者に衝撃を与えた。

「お前ら人間じゃねぇ」が言われた状況も話題に

言葉の強さはもちろん、この「お前ら人間じゃねぇ」が言われたときの状況も話題を呼んだ。

まずは、タケシの表情。作画を見るとタケシは顔まで強烈に怒っているというわけではなく、むしろいつもののっぺりとした表情のまま、語気だけが強く「お前ら人間じゃねぇ!」と叫んでいる。

おそらく、元々はこんな強烈な場面になる予定ではなかったところに、タケシの担当声優であるうえだゆうじさんが迫真の演技を見せたため、タケシがいつもの表情で口調だけは荒っぽく「お前ら人間じゃねぇ!」と言い放つシュールな絵面が生まれたと考えられる。

さらに、タケシのこのセリフの後には、皆でポケモンを使ってロケット団員をボコボコにしており、悪いことをした者への制裁とはいえ「ポケモンで人間を攻撃する」という行為もなかなか非人道的なのではないかと話題を呼んだ。

タケシ自身も「人間じゃねぇ」?


ロケット団員たちの卑劣な行為を「人間じゃねぇ」と痛烈に非難したタケシだが、本人もある意味で「人間じゃねぇ」のではないかと話題になったこともある。

そのひとつが、「タケシこうそくいどう(高速移動)事件」だ。

あるエピソードで、フシギダネを乗せたまま発進してしまったトラックを走って追いかける際に、サトシから「タケシ、こうそくいどうだ!」と呼びかけられたタケシが「おう!」と応えて当たり前のようにこうそくいどうをくり出し、人間ではあり得ないスピードで車に追いついた。

ポケモンの技であるこうそくいどうを人間のタケシが平然と披露したこのシーンは、アニメポケモンの伝説のひとつになっている。

他にも、タケシの相棒ポケモンの一匹であるフォレトス(体重120kg)を片手で投げたり、ゴルバットの超音波(人間の可聴領域を超えた高音)を聴き取ったり、お姉さん好きの本能を駆使して完璧な女装をした人物の正体を見破ったりと、たびたび人間離れした活躍を見せている。

これらのエピソードから、果たしてタケシは他人に「お前ら人間じゃねぇ」と言える立場なのかと、物議を醸してきた。

ネット動画の素材として人気に

本来はアニメポケモンの一場面の中の、何気ないセリフだったはずの「お前ら人間じゃねぇ」。

しかし、上記の理由から謎の注目を集めてネット上で拡散され、アニメ史に残る名シーンのひとつになった。当時ニコニコ動画を中心に流行した面白動画ブームの中で、素材としても多用されている。

こうしてネットカルチャーの中で長年ネタとして愛されてきたことも、「お前ら人間じゃねぇ」が広く知られるきっかけとなった。

「お前ら人間じゃねぇ」はYouTubeに無数に存在する

当時ニコニコ動画を中心にブームを巻き起こした「お前ら人間じゃねぇ」は、今では多くのネタ動画がYouTube上にも投稿されている。

さまざまな見せ方で「お前ら人間じゃねぇ」をいじっている動画の数々を、実際に見ていこう。

YouTubeに存在する無数の「お前ら人間じゃねぇ」

お前ら人間じゃねぇ耐久動画

アニメの名場面・迷言を素材にした動画の中には、それらをひたすらループさせてくり返す「耐久動画」という文化がある。

「お前ら人間じゃねぇ」に関しても耐久動画が存在しており、8分にわたってタケシが「お前ら人間じゃねぇ!」と叫ぶシーンのみが途切れることなくくり返される。

そのタイトルは「お前ら人間じゃねぇ!作業用」。果たしてこれを作業BGMとして聴きながら仕事や勉強に集中できるかは大きな疑問だが、少なくとも「お前ら人間じゃねぇ」を大量に浴びる上ではこの動画は最適だと言えるだろう。

ただし、ずっと聴いていると意識を吸い込まれるような感覚を覚えるので注意が必要だ。

「お前ら人間じゃねぇ」サザエさん

動画サイト上の面白動画には、名場面・迷言の素材を切り貼りして有名アニメソングなどに重ねるというカルチャーもあり、さまざまなシーンと曲が組み合わされてきた。

合成元の楽曲として定番だったのが、国民的アニメソングとして誰もが知っている「サザエさん」のOPやED。「お前ら人間じゃねぇ」にも、サザエさんのEDと合体させたものが存在する。

タケシの絶叫と、朗らかで陽気なサザエさんのテーマのミスマッチが凄まじくシュールな世界観を生み出しており、ハマる人にはとことんハマる動画になっているので、視聴してみよう。

「お前ら人間じゃねぇ」男女

着うたや動画サイトで一世を風靡した楽曲「男女」。

「男女男男女男女」とリズムよく歌うメロディと歌詞は、学生時代に聞いたことがある方も多いのではないだろうか。

そんな「男女」は数々の同人ネタPVが作られたが、その中には「お前ら人間じゃねぇ」とのコラボ動画もある。タケシのこのセリフをはじめ、他の場面やナレーションの声などを繋ぎ合わせた「お前ら人間じゃねぇ!で男女」は、謎の勢いの良さで笑わせてくる作品だ。

映像面でも力技の強引なコラージュで笑わせてくるので、合わせて必見だ。

「お前ら人間じゃねぇ」グルメレース

ニコニコ動画でかつて流行った面白動画のジャンルに「グルメレース」シリーズがある。

任天堂「星のカービィ スーパーデラックス」内のゲーム「激突!グルメレース」のBGMをさまざまなセリフに当てはめてテンポのいいネタ動画を作る文化だが、「お前ら人間じゃねぇ」もこのグルメレースの素材になった。

アップテンポなメロディに合わせて「お前ら人間じゃねぇ」の「ねぇ」の部分がキーを変えながらリズミカルにくり出される様は爆笑必至だ。

こちらに関してはYouTube上には存在せず、ニコニコ動画でも元祖の動画は既に削除されてしまったようだが、アレンジ版がアップされている。ぜひチェックしてみてほしい。

「お前ら人間じゃねぇ」グルメレース

「お前ら人間じゃねぇ」を言う度に増えるタケシ

こちらは最近になって作られた「お前ら人間じゃねぇ」のネタ動画

タケシの「お前ら人間じゃねぇ」とその前後のシーンをループさせるものだが、「お前ら人間じゃねぇ」と言う度にタケシが2人、7人、23人……と増殖していくのが特徴だ。

また、それに伴ってタケシの声も増える。何と言っているかも聞き取れなくなり、23人あたりからは、もはやマシンガンの掃射音か何かにしか聞こえない。

画面を所狭しと埋め尽くすタケシと、大きな音の塊と化した「お前ら人間じゃねぇ」が融合したインパクトは抜群なので、一度見てみてほしい。

総括:お前ら人間じゃねぇ、は今でも有名なアニメの名言

アニメポケモンの強烈な名シーン・名言としても、笑えるネタ動画の素材としても人気を集めてきたタケシの「お前ら人間じゃねぇ」。

これほどまでに長い間、名言やネタ台詞として愛されているのは、タケシのキャラクターや、台詞が飛び出した際のシチュエーション、何より「お前ら人間じゃねぇ」という容赦ない言い方のシンプルな言葉選びがあってのことだろう。

一度聞いたら忘れられない、タケシらしからぬインパクトのある「お前ら人間じゃねぇ」の人気がどこまで長く続くのか注目だ。

お前ら人間じゃねぇ、は今でも有名なアニメの名言

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