笑いの神様がいるとすれば、エンペラー吉田はまさに神に愛されていた人間だろう。予期せぬハプニングやとっさのアクションなど、笑い過ぎて苦しくなった経験がある人も少なくないはずだ。
そんなエンペラー吉田はどのような人物だったのだろうか。また、現在はどのような暮らしているのか。
詳しく解説していこう。
記事の内容
- エンペラー吉田とは
- トレードマークのジャージ
- エンペラー吉田の名言
- 入れ歯ハプニング
- エンペラー吉田のユーチューブ
- 天才調理人・高田純二
- 肝試し企画
- エンペラー吉田とジェット浪越
- 和田アキコとカップル成立
- 井森美幸とキス
- エンペラー吉田はどこに住んでいたか
- エンペラー吉田の現在
- 総括
エンペラー吉田とは
エンペラー吉田とは、1985年4月から1996年10月まで、日本テレビ系列で放送されていた伝説的な番組「天才たけしの元気が出るテレビ」で瞬く間に人気者になり、お茶の間に愛されたお爺ちゃんのことである。
トレードマークはジャージ
エンペラー吉田のトレードマークとも言えるのが、青いジャージ姿である。
「天才たけしの元気が出るTV」内ではほぼこの青色ジャージ姿で登場していたように思う。
よくお笑い番組のコントなどでエンペラー吉田が着ているようなジャージ姿が映っているため衣装なのではと思う方もいるかもしれないが、自前のものらしいが定かではない。
エンペラー吉田の名言
エンペラー吉田を知る者であれば、下記名言を覚えているだろう。
えらぐ(偉く)なくとも正しく生きるそれが私の信念でございます
このフレーズを、昭和初期産まれの日本男子の独特な溌剌とした口調で喋るのでる。
エンペラー吉田の名前を覚えていなくても、このフレーズが頭の中に焼きついている方はいるのではないだろうか。私も強烈に記憶しているし、当時の小学校ではこのフレーズが大ブレークし、おふざけが好きな男子は皆このフレーズを口にしていた。
エンペラー吉田の言葉は、子供達にとっても心に響く名言だったのである。
エンペラー吉田の名言、実は深い
上記、名言を聞いたときは只々面白く聞こえていたものだが、今振り返ると深いことを言っていると関心する。
世の中の社会は大体が縦の関係であり、社長・課長・部長・係り長というように役職が割り当てられている。そうなると、人間は役職だったり立場を勘違いして偉そうにしてしまったり、相手を見下してしまうことがある。エンペラー吉田の名言は、こうした振る舞いに喝を入れるような名言だと感じるからだ。
「己自身を見失うな」「立場や役職に惑わされて盲目になってはいけない」「正しい生き方を選ぶ努力が必要」などと、訴えかけられているように感じる。
入れ歯ハプニング
エンペラー吉田の元に笑いの神が舞い降りるとき、そこには入れ歯があった。
私の祖母は気さくな性格で、わざと会話中に入れ歯を外して笑いをとっていたこともあり、エンペラー吉田とシンクロして凄く面白かったのだ。
しかし、エンペラー吉田の入れ歯芸は祖母とはレベルが違う面白さなのである。
そもそも、エンペラー吉田は入れ歯芸を狙ってやっているわけではない。そのため、計算されていないからこそ虚を突かれ、みんな吹き出してしまうのだ。
エンペラー吉田の正直で真っ直ぐな人柄とアクシデントがシナジー効果を発揮し、実に強力な笑いを引き起こしていたのだ。
エンペラー吉田のYouTube
ここで、エンペラー吉田の名言や入れ歯ハプニングが観れる動画はないか調査してみた。
決して多くは無いが、調べてみるとYouTube上に「天才たけしの元気が出るテレビ」に出演している動画がアップされていた。
溌剌な言葉の中に、お爺ちゃんの愛らしさと正直で真っ直ぐな人柄がにじみでている。
エンペラー吉田の天才調理人、高田純二
エンペラー吉田の人気を支えていた立役者が高田純二である。
この2人の関係があったからこそエンペラー吉田が活躍できたのかもしれない。とにかく、高田純二がエンペラー吉田からキャラクターの良さを引き出すのが天才的に上手いのである。素材がどんなに良かろうとも、調理人に実力がなければ素材を活かしきれず残念な結果に終わることがある。
この点、高田純二はエンペラー吉田という良質な天然素材を見事に調理するのである。高田純二がエンペラー吉田にコメントを求めるタイミング・間・テンポなどがなんとも絶妙なのだ。
この動画の「2:03秒」ほどから、エンペラー吉田と高田純二の絡みが始まるのでご覧いただきたい。
肝試し企画が面白い
エンペラー吉田の放送企画で肝試しがある。
エンペラー吉田が背の高さ程の仏壇に立って目を閉じ手を合わせている。ここで、足下から2本の手が伸び、エンペラー吉田の脚を掴み引きずり込もうとする。
これに対するエンペラー吉田の反応がナチュラル、かつ本気で驚いている様子が伝わり非常に面白かった。肝試しドッキリを仕掛けられた後のコメントも絶妙だった。
その動画がこれだ。
エンペラー吉田とジェット浪越
「天才たけしの元気が出るテレビ」でよくエンペラー吉田とセットで登場していたのが、ジェット浪越こと浪越徳次郎だ。
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」などでコーナーゲストとして出たこともあり、見覚えのある人もいるのではないだろうか。本業は指圧師で嘘かもしれないが、マリリンモンローを指圧したこともあるらしい。
エンペラー吉田と浪越徳次郎は全く息が合っていないものの、なぜかそれぞれの個性を引き出しあう結果に繋がってしまうのだ。
まさに、意味不明なゴールデンコンビなのである。
エンペラー吉田と和田アキコ・カップル成立
エンペラー吉田は、大御所の和田アキコとも共演している。
カップル誕生企画で男女の間に幕を置き、お互い初めは誰かわからない状態で男性側にエンペラー吉田、女性側に和田アキコが座っている。
ビートたけしの演出で、幕のぎりぎりまで椅子を寄せた状態でいざご対面させるわけだ。当然、ここでも大きな笑いが巻き起こる。
感激で目が潤む中、自分の思いを伝えようとするエンペラー吉田。
感極まるとやはり”アレ”がとび出しそうになる。「アレ」については、下記動画を確認してみてほしい。
きっと面白いからだ。
井森美幸とキス
エンペラー吉田は、なんとあの歳で女性タレントとキスまでしていた。お相手はタレントの井森美幸である。
高田純二と井森美幸の仕切りの中、お化け屋敷ロケがあった。
井森美幸が「元気を出すために頬にチュー」という下りがあり、エンペラー吉田が頬にキスをうける。
すると、今度はエンペラー吉田から井森の手にキスを・・・
エンペラー吉田は何処に住んでいたか?
エンペラー吉田は、福島県常葉町に住んでいたらしい。
ただ、現在では新設合併し、田村市になっている。
確かに、「天才たけしの元気が出るTV」でも、エンペラー吉田出演の際には地元福島県の常葉町であろう場所で撮影されていたことが分かった。
常葉町は、のどかな風景でエンペラー吉田から垣間見られる、綺麗な心と重なる景色に見えた。
エンペラー吉田の現在【死去】いつ亡くなったのか
エンペラー吉田は、残念ながらすでに死去している。
- エンペラー吉田【本名、吉田十三(とうぞう)さん】
- 享年102歳(没日、2014年9月11日)
享年102歳の大往生であった。
平均寿命が伸び続けている令和の日本であっても、男性の平均寿命は81歳である。
そう考えれば、2014年時点で102歳まで生きたエンペラー吉田は、やはり神に愛されていたのだろう。
お葬式にはビートたけしを含め、多くの大御所タレントたちが訪れ花を手向けたそうである。
筆者は、第二のエンペラー吉田が現れることを切に願っている。
最後に:エンペラー吉田の画像ギャラリー
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