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里中満智子の代表作:ギリシャ神話と歴史漫画あすなろ坂ほか人気作品

里中満智子(さとなかまちこ)は大阪府出身の漫画家で、大阪芸術大学の教授でもある。1964年に「ピアノ肖像」で講談社の新人漫画賞を受賞し、華々しいデビューを飾っているのだ。

それからは古事記のような日本の古典からギリシア神話まで、さまざまな歴史物マンガを手がけており、2006年には日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞した。

まさに、日本を代表する漫画家のひとりと言えるだろう。

そこで、漫画家 里中満智子の代表作である「ギリシャ神話」と歴史漫画の「あすなろ坂」を紹介しつつ、その他多くの人気作品の詳細や、無料で試し読みする方法を解説しよう。

里中満智子

記事の内容

  • 里中満智子の代表作とは【漫画家】
  • 歴史漫画の代表作「あすなろ坂」
  • 代表作「ギリシャ神話」
  • 輪廻転生をテーマにした「海のオーロラ」
  • おすすめ作品「女帝の手記」
  • テレビドラマ化された「アリエスの乙女たち」
  • 日本のはじまりの物語「古事記」
  • 代表作の長編書籍「天上の虹」
  • 映画化された「あした輝く」
  • 古代エジプトを舞台にした「クレオパトラ」
  • 生きる意義を考えさせられる「6月4日月曜日」
  • まんが王国で試し読みできる
  • 里中満智子の代表作とその他多くの作品
  • 新刊情報
  • 里中満智子の代表作について総括

里中満智子の代表作とは【漫画家】

里中満智子は1948年1月24日に大阪府大阪市で生まれた。

小学校時代に親から買ってもらった月刊なかよしをきっかけに手塚治虫のことを知り、マンガに対して興味を持つようになる。

中学校時代から漫画家を志していたが、学校の教師や母親からは強く反対されていた。「テストで1問間違えたら、漫画を1冊捨てる」という条件を母に出し、漫画との関わりを続けた。

16歳で第1回講談社新人漫画賞で1位を受賞し、そのまま漫画家としてデビューする。それにより一躍脚光を浴びることになり、親や教師も賛成するようになる。

現在も現役で漫画を描き続けているが、「コミック表現の自由を守る会」世話人、「漫画原稿を守る会」賛同者など、漫画家の権利と地位向上に関する向上にも力を入れている。

歴史漫画の代表作「あすなろ坂」

「あるなろ坂」は1990年に書かれた歴史漫画である。

明治・大正・昭和を舞台に有馬家の波瀾万丈な人間模様を描いている。

会津藩士の有馬武史の元へ嫁いだ有馬芙美は、幼馴染みである帯刀新吾への思いを断ち切れずにいた。そして帯刀もまた芙美のことを想っていた。

芙美は武家の娘のため身分違いの2人であったが、一度だけ一晩を共にする。そのときにできた子供が新之介だった。

芙美の夫である武史は、新之介が不義の息子であると知りつつもかわいがって育てる。

しかし武史もまた、女中の妙と一晩の過ちを犯し、史織が生まれてしまう。

「あすなろ坂」では芙美と武史の関係から、その子供の新之介と史織、さらには新之介の子供である武雄・詩絵・忍と激動な時代を生き抜いた有馬家の一族が描かれている。

里中満智子の代表作:あすなろ坂

代表作「ギリシャ神話」

漫画「ギリシア神話」は里中満智子の代表作のひとつである。オリュンポスの神々からオデュッセウスの航海までがわかりやすく描かれている。

文庫本は全8巻となっている。

  1. オリュンポスの神々
  2. アポロンの哀しみ
  3. 冥界のオルフェウス
  4. 悲劇の王オイディプス
  5. 英雄ヘラクレス
  6. 激情の王女メディア
  7. トロイの木馬
  8. オデュッセウスの航海

現在伝わっているギリシャ神話は、さまざまな作家達が伝説や神話を元にして自由に創作したものもある。そのため、全体を通してみるとつじつまがあわないことも多い。

里中満智子のギリシャ神話は、現在伝わっている有名な説を採用しながら、ひとつの物語としてとても完成度が高く仕上がっている。

里中満智子の代表作:ギリシャ神話

輪廻転生をテーマにした「海のオーロラ」

「海のオーロラ」は「週刊少女フレンド」(講談社)に1978年から1980年まで連載された。

輪廻転生がテーマになっており、ルツとレイという男女が、ムー大陸→古代エジプト→邪馬台国→ナチス・ドイツ→未来の地球に転生しながら、愛を貫こうとする。

物語は4部構成に分かれている。

里中満智子の代表作:海のオーロラ

第1部・エジプト編

神官セムトの娘ライラに仕える平民の少女ルツは、エルトリアの人質としてエジプトに来ている青年レイと恋に落ちる。

しかしルツは次期王であるトトメスに愛され、ルツとレイは運命に翻弄されていく。

第2部・ヤマタイ国編

ヤマタイ国の猟師の娘ルツは、漂流してきた少年レイを助ける。成長したルツとレイはお互いに愛し合うようになるが、ルツはヒミコの巫女になり、2人は引き離されてしまう。

レイは何とかルツを奪還するが、それから追っ手に殺されてしまう。そしてルツも失明してしまう。

第3部・ドイツ編

生物学者の娘ルツは、ユダヤ人であったためナチスから迫害される。そこで父の友人である高見沢ヨウコ博士に匿われる。

やがてルツは高見沢博士の息子レイと愛し合うようになる。しかし、ルツはドイツ軍に見つかり強制収容所に送られてしまう。

第4部・未来編

未来の世界では、人間はテストの結果で結婚相手や職業が決められるようになっていた。ルツは自分とは異なるグループにいるレイと恋に落ちるが、周囲からは理解されなかった。

さらにレイは辺境の星に留学させられることになる。ルツはレイを追いかけて辺境の星に向かう。

おすすめ作品「女帝の手記」

「女帝の手記」は孝謙天皇・称徳天皇として知られる実在の人物・阿倍(あべ)を主人公にした歴史ドラマだ。

阿倍は太政大臣である藤原不比等の血を引く首(おびと)と安宿(あすかべ)の娘である。

生まれたときから藤原一族の広大な館で育ち、一族の娘として大事に育てられていた。しかい、同腹の弟で皇太子だった基を呪い殺したとして左大臣の長屋王(ながやおう)が逮捕される。

その後、長屋王が自殺すると妻である長娥子(ながこ)が藤原氏を非難したため、一族に疑惑の目が向けられるようになる。

やがて阿倍は宮廷での苛烈な権力闘争に巻き込まれながらも、一族を守るために女性として初めての皇太子となるのであった。

里中満智子の代表作:女帝の手記

 

テレビドラマ化された「アリエスの乙女たち」

里中満智子は歴史物や神話ものの漫画が多いが、青春ドラマも書いている。その中でも「アリエスの乙女たち」は1987年に南野陽子、佐倉しおりのダブル主演でテレビドラマ化されている。

水穂路実(みずほろみ)は名門の仰星学園に転校してくる。そこで演劇部に所属する久保笑美子(くぼえみこ)と出会う。

対照的な性格の2人はやがて路実は問題児の結城司、笑美子は優等生の磯崎高志と恋に落ちていく。

同性でありながらも路実と笑美子は惹かれ合っていくのだが、実はふたりの出生には因果な運命があった。

こうしてふたりは真実の愛を求めて、過酷な運命に翻弄されていく。

里中満智子の代表作:アリエスの乙女たち

日本のはじまりの物語「古事記」

古事記のような神話にはきわどいシーンや残酷なシーンがよくでてくるが、この作品では里中らしい美しい絵柄で上品に描かれているため、抵抗なく読める。

古事記は不思議な物語で、はじまりは神々のことを描いた神話なのだが、だんだんと天皇の治世の話になり、歴史書になっていく。

これは古事記が朝廷によって編纂された歴史書であり、政治的な一面を持つからといわれている。

古事記の編纂を命じたのが天武天皇だ。

里中満智子の作品には、この天武天皇を描いた「天上の虹」という作品もある。合わせて読めば時代背景もよくわかり、両作品がさらに楽しめるはずだ。

里中満智子の代表作:古事記

代表作の長編書籍「天上の虹」

「天上の虹」は里中満智子が30年以上の年月をかけて完成させた代表作だ。

中大兄皇子の娘として生まれた鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ)、通称「讃良(さらら)」が主人公である。讃良は後の持統天皇だ。

讃良の夫である大海人皇子は壬申の乱で勝利して天武天皇となる。そのとき敗れた大友皇子は讃良の兄弟である。

天武天皇は律令国家を築いた名君だが、その傍らには讃良の姿があった。

讃良はどうして兄弟を討ち、叔父と結ばれ、やがては女帝として即位するのか。権力闘争の中にありながら、強く賢く生きた1人の生涯が描かれている。

またこの時代は万葉集の歌人たちが活躍した時代でもある。そのため、百人一首に出てくる額田王、柿本人麻呂、有間皇子なども登場する。

里中満智子の代表作:天上の虹

映画化された「あした輝く」

戦争末期の満州から、戦後の混乱期の日本を舞台に、清らかに強くひとつの愛を貫いた夏樹今日子の半生を描いた物語だ。

終戦直前の満州で、現地人からも慕われていた夏樹病院の娘、今日子は日本軍の衛生兵。速水香と出会い、恋に落ちる。

やがて終戦を向けると、ソ連軍の侵入と現地人たちの襲撃を逃れて今日子たちは日本を目指すことになる。

頼りにしていた父はなくなり、今日子は香と結婚する。

さらに恩師である緑川先生の死を乗り越え、ようやく今日子たちは日本にたどり着く。緑川先生の忘れ形見である明日香を引き取った今日子は、満州で生き別れた香の帰りを待ち続けるのだった。

今日子と明日香、時代も生き方も異なるが、女としてあふれる愛情を捧げた二人の女性の年代記だ。涙なしでは読めない感動の物語となっている。

古代エジプトを舞台にした「クレオパトラ」

弟のプトレマイオス13世と共にエジプトを治めていたクレオパトラ7世だが、義母であるエウロペの策略により、王位を追われる身となってしまう。

そこでクレオパトラ7世は、ローマを味方につけるため、ジュリアス=シーザーに助力を求める。

最終的にシーザーの手でエジプトの混乱は収まったものの、クレオパトラ7世はシーザーに心を奪われてしまうのだった。

里中満智子の歴史シリーズのひとつで、当時の古代エジプトのことがわかりやすく描かれている。

生きる意義を考えさせられる「6月4日月曜日」

6月4日月曜日、早朝に目を覚ました美幸は両親の会話を立ち聞きしてしまう。

そうして自分の余命が1年しかないことを知ってしまう。

小学6年生の美幸は、突然未来を断たれ、死の恐怖を突きつけられてしまうのだった。

健康な友だちの顔を見るのが辛くなった美幸は学校を飛び出してしまう。

公園で風船売りをしている老人と話した美幸は、今生きていることのありがたさに気がつく。

そうして与えられた生に感謝して、自分を育ててくれた両親や出会った人たちに何を残せるのかを考え始める。

低年齢向けの作品ながら、哲学的ともいえる人生訓がつづられている。さすが巨匠と唸らされるような作品だ。

まんが王国で試し読みできる

まんが王国

これまでに紹介した里中満智子の作品は「まんが王国」で試し読みができる。中には1冊丸ごと無料で公開されているものあるため、ぜひチェックしてほしい。

「まんが王国」はスマホやタブレットから電子コミックが楽しめる配信サイトだ。

漫画配信サイトの中でも知名度が高く、現在会員数は600万人を突破している。運営歴が16年以上もあり、配信されている漫画の数も多い。

「まんが王国」の魅力の1つはレビュー数の多さだ。

サービス提供の期間が長いこともあり、たくさんのレビューが存在している。レビューが多ければ作品が面白いのかどうかの判断もしやすい。

また無料作品の多さも大きな魅力だ。

「まんが王国」の試し読みは冒頭の数ページだけでなく、数巻分用意されていることもめずらしくない。たっぷり読むことができるため、自分に合うかどうかが判断しやすい。

漫画を購入するには有料ポイントが必要なのだが、「まんが王国」では無料でポイントが獲得できる手段が用意されている。

たとえばサイト内のバナーをクリックしてもらえる来店ポイントや、お昼と夜に引けるおみフリなどをチェックすれば、無料でポイントを貯めることができる。

上手く活用すれば有料コンテンツも無料で楽しむことが可能だ。

さらに有料コンテンツを買う場合も最大50%のポイント還元がある。ポイントを購入すると最大30%、ポイントを使うと最大20%の還元があるため、使えば使うほどお得さが実感できるはずだ。

まんが王国公式サイトはこちら

 

里中満智子の代表作とその他多くの作品

里中満智子はとても多くの作品を書いており、その数は500を越える。

そのため、その中から上記で勧めたもの以外のおすすめ作品を紹介しよう。

  • 愛の激情ドラマシリーズ
  • 愛の時代
  • 長屋王残照記
  • スポットライト
  • 愛生子
  • ラファエロ-その愛
  • 愛人たち
  • 狩人の星座
  • 悪女志願
  • 夜のメルヘン
  • 風のゆくえ
  • まちこの千夜一夜
  • レディー・アン
  • 季節風
  • 浅葱色の風 沖田総司
  • 恋人はあなただけ
  • ミスターレディ
  • 名作オペラ
  • あかね雲

新刊情報

里中満智子は2022年3月に発売された「コミックいわて11」で作品を書いている。

コミックいわて」は岩手県の公式WEB漫画サイト「コミックいわてWEB」で配信された漫画をまとめたものだ。

岩手の世界遺産、伝統工芸、スポーツなどさまざまな情報について描かれている。

里中満智子の代表作について総括

記事のポイントをまとめよう。

里中満智子の代表作について

里中満智子は大阪出身の漫画家

  • 歴史物を多く手がける
  • 作品数は500以上

特におすすめの作品10つ

  1. あすなろ坂
  2. ギリシア神話
  3. 海のオーロラ
  4. 女帝の手記
  5. アリエスの乙女たち
  6. 古事記
  7. 天上の虹
  8. あした輝く
  9. クレオパトラ
  10. 6月4日月曜日

他のおすすめ作品一覧

2022年3月に発売された「コミックいわて11」にも掲載

まんが王国で試し読みするのがおすすめ

里中満智子は日本を代表する漫画家の1人だ。作品数は500を越え、中でも歴史をテーマにした作品は人気が高い。学生時代、歴史の勉強が苦手だった人も楽しみながら読めるはずだ。

中でも持統天皇を描いた「天上の虹」は1983年に連載が始まり、2015年に完結と30年以上も続いた超大作である。

里中満智子の代表作を読みたい場合は「まんが王国」を使うのがおすすめだ。「まんが王国」は漫画配信サービスなのだが、無料で公開している作品が数多くある。

里中満智子の作品も無料試し読みの対象になっているため、興味がある人はぜひチェックしてみてほしい。

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