ジガルデの色違い入手方法・シリアルコードも【ポケモン剣盾】

新作やリメイク作の発売も近い『ポケットモンスター』シリーズ。

『ポケットモンスター ソード・シールド』（以下剣盾）では、2020年10月22日にリリースされた追加ダウンロードコンテンツ第2弾「冠の雪原」で実装されたダイマックスアドベンチャーにおいて、過去作の伝説や幻のポケモンがゲットできると大いに盛り上がった。

今回は、その中でも特にゲットするのが難しく、更にポケモン史上最も不思議な生態ともいえる「ジガルデ」とその色違いについて紹介する。

ジガルデとは：色違いの前に理解しよう

セルとコア

ジガルデ・セルは、ジガルデの細胞の元になる自我を持たない存在である。

特定の形はなく、どろりと溶けたような見た目をしている。各地に散らばったセルが集まることによってジガルデのフォルムは変化する。

しかしセル自体に考える能力はないので、それらを統率してテレパシーで情報交換を行ったり集合をかけるのがジガルデ・コアだ。

ジガルデはあらゆる形態にフォルムチェンジするが、常に管轄しているのがこのコアであり、特定のエリアで生態系に変化が生じると調査のために単独行動を取ることもある。

10％フォルム

ジガルデ・コアにセルが10％結合したフォルム。

犬のドーベルマンに似た姿をしており、時速100キロを超えるスピードで走ることができる。

しかし長時間この姿を維持することはできず、緊急時に本体から離脱してコア1つで別行動を取るためのものである。

50％フォルム

ジガルデ・コアにセルが50％結合したフォルム。

通常時のジガルデの姿はこの50％フォルムであり、普段は地中深くで世界を監視している。

XYでの初登場時がこの姿で、横から見るとアルファベットの「Z」に見えることから、「X」のゼルネアス・「Y」のイベルタルに続く3匹目の伝説ではないかと噂が立った。

過去のマイナーチェンジ作の要となった伝説ポケモンに比べるとステータスが低く疑問と不満の声が上がったが、後にジガルデ・コアや10％フォルム、そして後述のパーフェクトフォルムが登場した。

パーフェクトフォルム

ジガルデ・コアにセルが100％結合した最終形態。

ロボットのような姿で、両肩にはXYの伝説ポケモンであるゼルネアスとイベルタルを思わせる翼のようなものがある。図鑑には「両者を圧倒する力」と書かれている。

2015年夏のポケモン映画『光輪の超魔神 フーパ』の公開中、エンドロール後の次年度予告で登場したのが初お披露目であった。

その後に始まったアニメ『ポケットモンスター XY&Z』では上述の「プニちゃん」としてジガルデ・コアが登場し、2016年夏の映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』ではパーフェクトフォルムとなって大活躍した。

ゲームでパーフェクトフォルムが登場したは『ポケットモンスター サン・ムーン』（以下サンムーン）が初である。

ジガルデの色違いの入手方法

小さなセルから最終形態のパーフェクトフォルムまで様々な姿かたちを持つジガルデ。

ジガルデの色違いはそれぞれどんな色合いになるのか？また、各シリーズにおけるその入手方法を紹介する。

【ポケモン剣盾】色違い厳選でゲット！

剣盾におけるジガルデは、追加ダウンロードコンテンツ第2弾「冠の雪原」で実装されたダイマックスアドベンチャーで入手できる。

ダイマックスアドベンチャーはソロか最大4人のマルチプレイが可能な協力バトルコンテンツで、レンタルしたポケモンを使ってダイマックスした野生のポケモン達に勝ち進んでいくモードである。

ジガルデを含む伝説のポケモンも多数出現し、色違いをゲットすることも可能だ。

最強！？色違いジガルデの出し方

色違いジガルデの出し方は、ダイマックスアドベンチャーを周回するだけである。

ダイマックスアドベンチャーでジガルデを倒した後に捕獲し、手持ちに加えるかどうかの確認画面で色違いでなければ選択せずに終了。色違いが出るまでそれを繰り返すのみ。

伝説のポケモンは手持ちに加えさえしなければ何度でも再戦・捕獲が可能なので、このシステムを利用して色違い厳選を行うのである。

ただし、剣盾のジガルデはダイマックスアドベンチャーの仕様上かなり強くなっており、通常よりもステータスが上がっている上にHPを削るとパーフェクトフォルムにチェンジするなど、こちらがレンタルポケモンなのもあって勝率が最も低いとされている。

しかし白を基調とした色違いジガルデは通常よりも神々しさを感じさせ、難しいからこそゲットできた時の達成感や喜びも大きいのではないだろうか。

パーフェクトフォルムの色違い

ダイマックスアドベンチャーでジガルデを入手して手持ちかボックスに入れていると、ラテラルタウンの掘り出し物市で「ジガルデキューブ」が販売されるようになる。

このジガルデキューブを使うとジガルデのフォルムや特性を変えることができ、特性「スワームチェンジ」にしているとHPが半分以下になった時にパーフェクトフォルムにチェンジする。

10％フォルム、パーフェクトフォルムともに、50％フォルムと同じで白を基調とした色合いになっている。

ちなみにジガルデのセルとコアは剣盾には存在しないので、その状態での色違いがどうなるのかは不明だ。

細胞の段階で何らかの色の変化があるのか？ゲームではなかなか難しいかもしれないが、アニメや映画でそういう「プニちゃん」が出てきたら面白い。

【ポケモンXY&サンムーン】※色違い入手不可

ジガルデの色違いはXYとサンムーンシリーズでは入手不可である。

この両ソフトにおけるジガルデには「ブロックルーチン」がかけられている。

ブロックルーチンとは、特定のポケモンが色違いにならないよう意図的に組まれたシステムのことであり、これによって100％色違いが出現しなくなる。

XYとサンムーンのジガルデにはこのシステムが組まれているので、剣盾が発売されるまでは改造以外で色違いジガルデを入手できたのは海外イベントでの配布のみであった。

改造方法をネット上で見つけることは可能だが、もちろん公式は承認していないし、改造なく剣盾で色違いジガルデを入手できるようになった今となってはデメリットしかない。

XYの通常ジガルデ入手方法

XYでは、殿堂入り後に「終の洞窟」の最奥にジガルデが出現する。

バトルしてゲットすることはできるが、XY内でフォルムチェンジさせる方法はないので同ゲームでは50％フォルムの姿しか見ることができない。

上述の通り、色違いリセットなどの方法を取ってもブロックルーチンによって色違いジガルデの入手は不可である。

剣盾で量産も…？サンムーンのジガルデ入手方法

サンムーンでのジガルデの入手方法は特殊で、アローラ地方に散らばったジガルデのセルやコアを集めるというミニゲーム要素も含まれている。

アーカラ島のカンタイシティでホテルしおさい前のデクシオとジーナにバトルで勝利すると、セルとコアを集めるのに必要な「ジガルデキューブ」をもらえる。

このアイテムを持っていると緑色に光るセルやコアが見えるようになるので、合計100個集めてパーフェクトフォルムのジガルデを目指そう。

ウラウラ島の16番道路にあるエーテルベースのリボーンマシーンで、10個集めると10％フォルム、50個集めると50％フォルムといったように合成していく。

セルだけでも合成は可能だが、コアにはそれぞれ対応した特殊技があるので、自分の求める強いジガルデを作りたいならこだわるのも面白い。

剣盾のジガルデキューブはセルやコアといった概念がなく自由にフォルムチェンジできるので、サンムーンのセル・コア100個を10個ずつに分けて10％フォルムのジガルデ10体を作り、剣盾に持ってくれば50％フォルムのジガルデ10体を作ることも可能となった。

その他の入手方法：シリアルコード

2015年11月12日～2016年1月12日の限定配布として、アニメ『ポケットモンスター XY&Z』で「プニちゃん」が登場したことを記念してシリアルコードがデータ放送で公開された。

このシリアルコードを入力するとジガルデの他に色違いのゼルネアスとイベルタルがプレゼントされる。対応ソフトはXYの他に『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』。

ジガルデのみ色違いではなかったが、入手方法が限られていた当時は貴重な配布であった。シリアルコードは「MEGAMEGA」。

ポケカのジガルデ

ポケモンカードシリーズにおいてもジガルデの特殊な生態を活かした戦い方が面白い。

10％フォルムのジガルデの特性「セルカンパニー」は、このカードがベンチにあると他のジガルデカードの技の威力が上がる。

また、アニメでの関係性からユリーカのカードにはジガルデをサポートする効果があり、「プニちゃん」のファンならそうしたロールプレイも楽しいかもしれない。

パーフェクトフォルムの「ジガルデGX」も文句なしにかっこいい。

総括：不思議な伝説ジガルデと色違いについて

伝説ポケモンの中でも特に不思議な生態を持つジガルデ。

本記事では、ジガルデが細胞となるセルやコアの集合体であり、その数によって見た目も能力も変わる特殊なポケモンだと紹介した。

剣盾で色違いもゲットできるようになり、今後もその特殊性から他のポケモンとは違った戦い方やフォルムチェンジが期待される。

今年発売となる『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のリメイク作や、来年発売の完全新作でジガルデは登場するのか？続報が待たれる。