20年以上の歴史を誇る大人気シリーズ『ポケットモンスター』
世界的に有名なピカチュウをはじめ、様々な種類や見た目のポケモンが数多く登場する。
『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下剣盾)の追加コンテンツ第2弾「冠の雪原」で、全シリーズ通して登場したポケモンの総数は898匹となった。
その中でも今回は「美しさ」に焦点を当て、ランキングやおすすめパーティなど、よりすぐりの美しいポケモン達を紹介する。
記事の内容
- シリーズにおける「美しいポケモン」の定義
- 【画像付き】最も美しいポケモンは!?
- ランキングトップ10
10位 フェローチェ
9位 ネオラント
8位 サーナイト
7位 キュウコン
6位 ホウオウ
5位 ハクリュー
4位 フラージェス
3位 アシレーヌ
2位 ディアンシー
1位 ミロカロス - 剣盾の美しいポケモンは?おすすめパーティを考察
ブリムオン
モスノウ
サニゴーン - 幻想的!美しいポケモンのイラスト一覧
- 総括
シリーズにおける「美しいポケモン」の定義
ポケモンシリーズに「美しさ」の概念が初めて登場したのは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』(以下RS)である。
育成やバトルのみであったそれ以前のシリーズに対し、ルビーサファイアで初実装となった「ポケモンコンテスト」は、バトル以外でのポケモンの美しさやかっこよさをパフォーマンスで魅せるという画期的なものであった。
ファッションアイテムを使ってポケモンを飾り付けたり、技を使ってそのポケモンの魅力を最大限に引き出すのがこのショーの目的である。
アニメシリーズでもハルカやヒカリといった女性主人公たちが各コンテストのチャンピオンを目指す様子が描かれており、その白熱した戦いはジム戦に並ぶ人気だ。
【画像付き】最も美しいポケモンは!?ランキングトップ10
ポケモンにおける美しさとは、ただ見た目が綺麗なだけではない。
コンテストの審査基準を見ても、そのポケモンのタイプや特性、そして技がぴったり合ってこその美しさなのである。
そうした様々な視点から判断した「美しいポケモン」のランキングトップ10を発表しよう。
10位 フェローチェ
『ポケットモンスター サン・ムーン』(以下SM)で初登場したウルトラビーストの一種。
「えんびポケモン」であること、ウルトラビーストのコードネームが「UB02 BEAUTY」であることから、公式からして妖艶で美しいポケモンなのが分かる。
女王を思わせる佇まいで華麗な蹴りをお見舞いするが、特にアニメでの動きとその見た目からどことなく"あの虫"を連想してしまう人も多い。しかし、むしタイプの中ではテッカニンに次ぐスピードで、見た目の美しさとバトル面での強さを兼ね備えたポケモンである。
9位 ネオラント
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(以下DP)で初登場したみずタイプのポケモン。
胸びれが特徴的でネオンテトラやエンゼルフィッシュなどの熱帯魚を思わせる見た目だが、ポケモンとしての生態は深海魚である。そのため体を発光させることができ、熱帯魚のような見た目の優雅さと深海魚の光の特性を併せ持っている。
ゲーム本編やアニメではなかなか脚光を浴びることはなかったが、野生のポケモン達の姿を撮影して楽しむ『New ポケモンスナップ』では見事に海中エリアで登場を果たし、その美しさを発揮した。
8位 サーナイト
RSで初登場し、いまだに高い人気を維持しているエスパータイプのポケモン。『ポケットモンスター X・Y』(以下XY)でフェアリータイプも追加された。
歴代シリーズでは四天王やチャンピオンなど強キャラの手持ちであったり、アニメでの登場回数も多い。特にXYのチャンピオンであるカルネのサーナイトは、大女優である彼女のパートナーらしい気品と美しさがあり、メガサーナイトにメガ進化するなど圧倒的な強さを見せつけた。
人間のような立ち姿と白いドレスのように見える容姿から、女性的なイメージも強い(実際はオスもいる)。
7位 キュウコン
初代『ポケットモンスター 赤・緑』(以下赤緑)から登場している、ほのおタイプのきつねポケモン。
妖怪「九尾の狐」がモデルとなっており、9つの尻尾と金色の体毛が特徴である。見た目の美しさもさることながら、稲荷信仰のある日本においてはどこか神々しさも感じられる。
また、SMではアローラキュウコンが追加され、純白の姿でこおり/フェアリータイプとなった。ゲームやアニメでの登場回数はそこまで多くないが、進化前のロコンと共に根強い人気がある。
6位 ホウオウ
『ポケットモンスター 金・銀』(以下金銀)で初登場した伝説のポケモン。
見た目の豪華絢爛ぶりは群を抜いて1位であり、にじいろポケモンというだけあってその羽を光に当てると虹色に輝き、ホウオウが飛んだ後には金色の煌めきが残る。
アニメでは記念すべき第1話で主人公サトシが飛んでいる姿を目撃しているが、ホウオウ自身がしっかりと登場する回はなく、逆にそれが他の伝説に比べて神秘性を高めている。
5位 ハクリュー
初代から登場しているドラゴンポケモン。
蛇のような細長い体が特徴でありながら、頭には天使の羽を思わせる翼が生えており、それによって空を飛ぶこともできる。ジムリーダーのポケモンであったり、アニメにも度々登場している。
首や尻尾の水晶も美しく、ハクリューをモチーフにしたアクセサリーやグッズは女性からの人気も高い。
4位 フラージェス
XYで初登場した、フェアリータイプのガーデンポケモン。
きれいな花畑や庭園を守り続けるポケモンとされ、フラージェスがいる所には必ず色とりどりの花が咲いているという環境面でも美しいポケモンである。
『New ポケモンスナップ』では、はなつみポケモンのキュワワーと花畑で楽しそうにしている姿を見せ、技「はなふぶき」で花びらを舞わせたり、プレイヤーに対してニッコリ笑顔で手を振ってくれるなど可憐なポケモンとしての魅力を発揮した。
3位 アシレーヌ
SMで初登場した、みず/フェアリータイプのソリストポケモン。アローラ御三家であるアシマリの進化系。
ソリストとは独唱者のことで、その名の通りアシレーヌの得意技「うたかたのアリア」は歌とバルーンを使う音波攻撃である。人魚を思わせる見た目と美しい歌声はまさにポケモン界の歌姫だ。
「アクアリング」や「ムーンフォース」などは視覚的にもアシレーヌにピッタリで、イラスト等でもよく描かれている。御三家の中では唯一のフェアリータイプというのもあり、バトル大会などでの使用率もそこそこ高い。
2位 ディアンシー
XYで初登場し、映画『ポケットモンスター 破壊の繭とディアンシー』では主役となった幻のポケモン。
「世界一美しいポケモン」と称され、ピンク色のダイヤモンドを自在に作り出せる能力を持っている。映画ではその力を狙った盗賊たちに追われていた。
ディアンシーの美しさが最も発揮されるのはメガ進化の姿である。
ウェディングドレスを彷彿とさせるダイヤモンドで煌めき、頭部は2000カラットを越える。メガディアンシーの輝きの右に出る者はいない。
1位 ミロカロス
RSで初登場した、みずタイプのいつくしみポケモン。美しいポケモンといえば必ず名前が挙がる。
進化前のヒンバスは最もみすぼらしいポケモンと称されており、ポケモンコンテストが初実装されたRSでは「うつくしさ」の数値を上げなければミロカロスにならないという特殊進化だった(第5世代以降は「きれいなウロコ」を持たせて通信交換すればOK)。
アニメではコンテストマスターとして登場するミクリのパートナーポケモンでもあり、全シリーズどの作品でも最も美しいと言われている。
「世界一美しいポケモン」は上記のディアンシーもそう呼ばれているが、ミロカロスは美しさそのものが生態の一つであり、進化の神秘も含めて1位である。
剣盾の美しいポケモンは?おすすめパーティを考察
さて、ここまでのランキングでは第7世代までのポケモンしか登場していない。最新シリーズである剣盾には美しいポケモンが追加されているのか?
そこで、ここからは剣盾の美しいポケモンと、そのポケモンに合ったおすすめのパーティを考察していく。
ブリムオン
剣盾で初登場となるエスパー/フェアリータイプのポケモン。魔女のような帽子とその先端が箒のようになっているのが特徴。
エスパー/フェアリータイプといえばバトル大会でも常連のサーナイトと同タイプで強力だが、他のポケモンに比べてスピードが劣るのが難点。
しかし、専用技である「まほうのこな」は相手をエスパータイプに変えることができ、キョダイマックスでの専用技「キョダイテンバツ」は相手全体を混乱状態にするため、うまく使えば戦況をひっくり返す可能性が十分にある。
モスノウ
剣盾で初登場となるこおり/むしタイプのポケモン。純白の体と氷の鱗粉が幻想的な美しさを醸し出す。
何といっても隠れ特性の「こおりのりんぷん」が優秀。「特殊技のダメージを半減する」ため、弱点技やかなり強力な技でも耐えられる可能性が高い。
物理に対しては不安が残るが、とくこう対決ではかなり強気でいけるポケモンである。
サニゴーン
剣盾で追加されたサニーゴ(ガラルのすがた)の進化系、ゴーストタイプ。霊体としての姿は一見恐ろしく感じさせるが、満月の夜に集まって枝を飛ばすなど幻想的な行動も見られる。
上記2匹の弱点潰しで地面技の「だいちのちから」やゴースト技の「シャドーボール」を覚えさせたい。
ゴーストらしい特性「くだけるよろい」(物理技を受けると防御が下がってスピードが上がる)や隠れ特性の「ほろびのボディ」(接触攻撃を受けると、3ターン後に相手を道連れにして瀕死状態となる)もうまく使えばバトルを有利に進められる。
幻想的!美しいポケモンのイラスト一覧
Twitter上では専用のタグがあるほど人気のポケモンイラストだが、本記事でランキングに挙げたポケモン達はイラストにおいても特に美しさが際立っている。
麗しのミロカロスのイラスト
共有いたしましょう😇めちゃキレイ…それ以外の言葉が出ない…😌 pic.twitter.com/0n4gjwhrSg
— ルギたん🐉 (@pokepoke0523) February 5, 2020
水中絵さいっこうに楽しい!!!#ポケモン剣盾 #ポケットモンスターソードシールド #ルリナ #ミロカロス #イラスト pic.twitter.com/adzFJ1ioht
— 鮫尾鮫王🦈Sameo Sameo (@sameo2828) December 9, 2020
わだつみのシンフォニア#ポケモンイラスト pic.twitter.com/FiUx8z3Hjy
— エニシ工場長@低浮上 (@enishi_shumi) January 6, 2021
ポケモンの映画はまだ観ていないのですが、ホウオウのイラストは数年前のこのイラストが一番頑張っていた気がする。リメイクしようにも勝てない気がする…! pic.twitter.com/wE9KWqAjs4
— 碧🌸お仕事:9月~募集 (@aoi_0529) July 18, 2017
総括:美しいポケモンの良さとは
「美しさ」にのみ焦点を置いたポケモンランキング、いかがだっただろうか。
もちろん本記事で紹介したポケモン以外にも、見た目の美しさ、技の美しさ、色が良いとかフォルムが好きとか、ポケモンファンの数だけ美しいと感じるところは違うだろう。
今回のランキングではどうしてもみずタイプやフェアリータイプに偏ってしまったので、各タイプの一番美しいポケモンを考えてみるのも面白いかもしれない。
何よりそうやってポケモンを観察すると、今まで気付かなかった色合いや形に気付いたり、新たな発見があってもっともっとポケモンが好きになるのだ。是非皆さんも自分流の美しいポケモンランキングを作ってみてほしい。