※本ページはプロモーションが含まれています

ファンファン大佐とは岡田真澄が演じるジョッカー大幹部のことである

ファンファン大佐をご存知だろうか?

ファンファン大佐は1988年から1990年にかけて放送された、バラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』の中で人気を博したキャラクターであり、岡田真澄が演じるジョッカー大幹部のことである。

懐かしい人もそうでない人もいるだろうが、ファンファン大佐についていろいろ調べてみたので紹介しよう。

ファンファン大佐

記事の内容

  • ファンファン大佐とは
  • ファンファン大佐を演じたのは岡田真澄
  • 岡田真澄のプロフィール
  • 仮面ノリダーとは
  • ストーリー
  • 批判もあった仮面ノリダー
  • 主な登場人物
    仮面ノリダー(木梨憲武)
    おやっさん(小林昭二)
    マリナ(渡辺満里奈)
    チビノリダー(伊藤淳史)
    ジョッカー怪人(石橋貴明)
  • ファンファン大佐は仮面ノリダーの中でも屈指の人気
  • ファンファン大佐の名前の由来
  • ファンファン大佐には兄がいる?
  • ファンファン大佐とスターリンがそっくり!
  • ファンファン大佐は仮面ライダーにも出演している?!
  • 岡田真澄がファンファン大佐を演じたことに意味がある
  • 総括

ファンファン大佐とは

ファンファン大佐とは『仮面ノリダー』に登場するジョッカー大幹部のことだ。『仮面ノリダー』は1988年から1990年まで放送されたフジテレビ系列のバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』の中のパロディドラマだった。

ゴルフが趣味で、愛用の5番アイアンを背負っている。その5番アイアンはジョッカーや怪人へのお仕置きとして使っていた。

ファンファン大佐がはじめて登場したスペシャル版では「ジョッカー将軍」だったが、作戦が失敗したことにより「大佐」に降格された。ジョッカーに洗脳されていたことが分かり、最終回で洗脳が解けると普通の市民に戻ってどこかへ消えた。

ファンファン大佐とは

ファンファン大佐を演じたのは岡田真澄

ファンファン大佐を演じたのは俳優の岡田真澄さんだ。クールでダンディでバラエティへの出演などほとんどなかった岡田真澄さんだが、常にハイテンション名ファンファン大佐を真面目に演じたことで幅広い世代から人気を博した。

あまりにも人気が高かったことから、岡田真澄さんといえばファンファン大佐とイメージする人も少なくないのではないだろうか。また逆に、ファンファン大佐で岡田真澄さんを知ったという人も多かったのではないか。

ファンファン大佐を演じたのは岡田真澄

岡田真澄のプロフィール

岡田真澄さんをなくしてはファンファン大佐は語れないだろう。そこで、岡田真澄さんのプロフィールを簡単に紹介する。

  • 名前:岡田真澄(おかだますみ)
  • 本名:鑓田眞澄(やりた ますみ)
  • 生年月日:1935年9月22日から2006年5月29日(享年70歳)
  • 出身地:フランス
  • 身長:184cm
  • 主な出演作品:大河ドラマ花の生涯、雑居時代、五稜郭、太陽の季節、狂った果実、嵐を呼ぶ男、海と毒薬、シベリア超特急5、欽ちゃんの仮装大賞、午後は○○おもいッきりテレビなど

岡田真澄のプロフィール

日本人の画家とデンマーク女性との間に生まれた。母親のインゲボルグ・シーヴァルセンは、デンマーク・コペンハーゲンにある有名な人魚姫の像のモデルになったエリーネ・エリクセンである。岡田真澄さんがイケメンなのは、母親側の血なのかもしれない。

第二次世界大戦の影響を受けて、幼少期はフランス、台湾、日本と移り住む。母親の教育の方針で、日本語、英語、フランス語を話すことができる。ルキノ・ヴィスコンティ監督に『山猫』への出演をオファーされるも断り、後に決まったのがアラン・ドロンであったとテレビで語った。

結婚は3度しており、3度目の結婚の際に婿養子となり「鑓田」に改姓している。

舞台や映画、ミュージカルなどで活躍したが、『とんねるずのみなさんのおかげです』でファンファン大佐を演じると大人気となり、バラエティへの進出も果たした。

仮面ノリダーとは

20代や30代の若者たちにとっては、そもそも『仮面ノリダー』が分からない人もいるだろう。

『仮面ノリダー』について少し説明しようと思う。

仮面ノリダーとは

ストーリー

世界征服を企むジョッカーによって改造人間にされた木梨猛(きなしたけし)が、正義のヒーロー仮面ノリダーとなって悪と戦う。毎回、石橋貴明が扮する、○○男・○○女というジョッカー怪人と戦うのが見所だった。

名前からも分かるだろうが、『仮面ライダー』のパロディである。随所に仮面ライダーへのリスペクトや小ネタが散りばめられており、子供から仮面ライダー世代の大人にまで人気が高かった。ファンファン大佐はジョッカーの大幹部として登場した。

批判もあった

『仮面ノリダー』は東映と石ノ森プロに無断ではじまったパロディだった。当時は大人気だった『仮面ノリダー』だが東映側からすると複雑だったようで、仮面ライダーシリーズを担当していたプロデューサーは、『仮面ノリダー』に対して「パロディ化はヒーローの否定につながる」「くだらないパロディばかり作るから真面目に製作するのが馬鹿らしくなる」といった批判的なコメントを述べている。

『仮面ライダーBLACK』で主演を勤めた倉田てつをはフジテレビ側からオフォーを受け、本人は出演したかったが東映側から許可が下りず断念したことを後に語っている。東映サイドはフジテレビ側と「出たい」といった倉田てつをに激怒した。

信念を持って真面目に「ヒーローとはなんたるか」を求めて製作している側からしたら、たしかに複雑だろう。しかも『仮面ライダー』製作サイド側に無断ではじまったというのも、コンプライアンスがゆるかった80年代だからこそ許されたことだろう。

主な登場人物

次は『仮面ノリダー』に登場する主な登場人物を見てみよう。

仮面ノリダー(木梨憲武)

ジョッカーによって改造人間にされた木梨猛が変身した姿で、正義のヒーローだが血の色は緑色。

見た目は初代仮面ライダーを模している。

ジョッカーのみなさん相手には「ノリダーカーニバル&フェスティバル」という全体攻撃を使うが、怪人相手にはライダーらしくキックなどの必殺技で戦う。

仮面ノリダー(木梨憲武)

おやっさん(小林昭二)

仮面ノリダーを支援してくれるおやっさん。

初代仮面ライダーでもおやっさんを演じていた俳優、小林昭二さんが演じている。

おやっさん(小林昭二)

マリナ(渡辺満里奈)

仮面ノリダーである木梨猛の恋人で、喫茶アミーゴでバイトをしている女子大生。

ジョッカーの作戦に巻き込まれ、すぐに攫われる。

マリナ(渡辺満里奈)

チビノリダー(伊藤淳史)

仮面ノリダーをサポートする、小さい仮面ライダー。

当時まだ5歳だった伊藤淳史さんが演じていたが、チビノリダーを演じていた記憶はほとんどないという。

完結編のときは13歳になっており、当時のスーツのサイズがまったく合っていなかった。石橋貴明や木梨憲武にも、「デカすぎないか」と突っ込みを入れられていた。

チビノリダー(伊藤淳史)

ジョッカー怪人(石橋貴明)

毎回、○○男や○○女という名前で登場したが、演じていたのはすべて石橋貴明である有名なところでは記念すべき第一回目に登場したラッコ男や、コアラ男、ハブ男、バレーボール女などがある。

多種多様な怪人がおり動物や植物の名前のみならず、こいのぼり男などイベントに至るまでさまざまな怪人が登場し話題を呼んだ。

ジョッカー怪人(石橋貴明)

ファンファン大佐は仮面ノリダーの中でも屈指の人気

ファンファン大佐は『仮面ノリダー』の中でも屈指の人気を誇るキャラクターである。毎回テンション高く登場し、石橋貴明扮する「恐怖の○○男」との掛け合いも、抜群に面白かった。

現在40代から50代の大人たちにとっては、お茶の間にかじりついた思い出があるのではないだろうか。33年前経った今でもファンファン大佐といえば岡田真澄と結びつくのだからある意味、当たり役といえるのかもしれない。

ファンファン大佐の名前の由来

ファンファン大佐の名前は、岡田真澄さんのニックネームから付けられた。

ファンファンとは当時の人気俳優だったジェラール・フィリップの愛称でもあり、彼にあやかって名付けられたという。

ジェラール・フィリップはフランスの俳優で、フランスのジェームズ・ディーンとも呼ばれている。

岡田真澄さんとは、出生地がフランスという共通点がある。

ファンファン大佐の名前の由来

ファンファン大佐には兄がいる?

ファンファン大佐には兄どころか、家族がいるような描写はない。したがって、『仮面ノリダー』のキャラクターとしてのファンファン大佐には兄はいないものと見られる。

もはやファンファン大佐という名称が、岡田真澄さんの愛称となっているところがある。したがって、ネットの情報でファンファン大佐の兄と出てくるのは、岡田真澄さんの兄のことだろうと推測できる。

実際、岡田真澄さんには、E・H・エリックという実兄がいる。E・H・エリックさんは本名を岡田秦美(おかだたいび)といい、コメディアンから俳優までマルチにこなすマルチタレントの草分け的存在であった。ハーフタレントとしても成功し、CMや映画、バラエティなどで活躍した。

岡田真澄さんと同じく、日本語、英語、フランス語が堪能で、ビートルズの来日公演の司会やインタビューを務めたことでも有名だ。

他にも海外タレントが来日した際にはインタビューなどを務めたことから、広い交友関係があるようだ。

ファンファン大佐には兄がいる?

ファンファン大佐とスターリンがそっくり!

ファンファン大佐とスターリン

ファンファン大佐こと岡田真澄さんと、ロシアの軍人スターリンは同一人物かと思うほどそっくりである。写真を見て、どちらが岡田真澄さんか?と聞かれても即答できないくらいにはそっくりなのだ。

スターリンは旧ソビエト連邦の最高指導者で、第二次世界大戦で日本が敗戦を受け入れた後に、ロシア軍が北方領土に侵攻した際の指導者だ。ロシアでは英雄とされ、いまだに絶大にな人気を誇るが、日本にとっては北方領土問題の元凶ともいえる。

岡田真澄さんとスターリンは、瓜二つといってもいいほど似ているため、二人の年齢が近かったら拉致されて影武者にされていたのではないか?という噂がささやかれている。だがそんな噂も信じてしまいたくなるくらい、本当に二人はそっくりなのだ。

ファンファン大佐は仮面ライダーにも出演している?!

『仮面ライダー』よりも『仮面ノリダー』を先に知ってしまった人にとっては、ファンファン大佐が仮面ライダーにも出ている!と思ったかもしれない。だが、そもそも『仮面ノリダー』が『仮面ライダー』のパロディなのである。

ファンファン大佐は『仮面ライダー』に登場するゾル大佐を元ネタとしている。ゾル大佐はショッカーの初代大幹部で狼の能力を移植された改造人間であり、狼男に変身することができる。

ファンファン大佐とゾル大佐は見た目も似ていることから、勘違いする人もいるのだろう。しかし、ファンファン大佐はあくまでもパロディで、ゾル大佐に寄せて作られたキャラクターなのだ。

ゾル大佐は「その名を聞き、姿を見た者は必ず死ぬ」と恐れられた大幹部なのである。決して5番アイアンを振り回したりはしないのだ。

ゾル大佐は大ショッカーの残党、スーパーショッカーの大幹部として『仮面ライダーディケイド』でも登場している。

ファンファン大佐は仮面ライダーにも出演

岡田真澄がファンファン大佐を演じたことに意味がある

1988年当時は俳優がバラエティに出演するということが、今ほど当たり前ではなかった。しかも岡田真澄さんは少々強面でダンディの俳優だった。その岡田真澄さんがバラエティに出演し、さらにはパロディに挑戦したことはかなり話題になった。

当の岡田真澄さんも『仮面ノリダー』に出演が決まった際には、当時CMに出演していた「マドラス」に特注でブーツを製作してもらうという熱の入りよう。いやいやバラエティに出演した、というわけではないのだろう。実際に岡田真澄さんも、ノリノリで楽しそうにファンファン大佐を演じている。

『仮面ノリダー』は『とんねるずのみなさんのおかげです』の中でも、一躍人気コンテンツとなった。

それこそ『仮面ライダー』を知らない世代も、知っている世代も巻き込んで虜にしたのだ。それはひとえに俳優としてそれなりの地位を気付いている岡田真澄さんが、バラエティでファンファン大佐を演じたからといっても過言ではないだろう。

総括:ファンファン大佐について

『仮面ノリダー』は大掛かりな予算をかけた演出もあり、パロディでありながら社会現象を引き起こすほどの人気となった。その『仮面ノリダー』の主要キャラクターの一人であるファンファン大佐を演じていたのが岡田真澄さんだ。

ハイテンションなファンファン大佐のキャラは大人気となり、岡田真澄さんが亡くなった際にも、「ファンファン大佐が亡くなられた」というコメントがSNSにあふれた。もはや、岡田真澄さん=ファンファン大佐なのである。

版権の問題でソフト販売はされておらず、これからも難しいといわれている。あの頃のファンファン大佐を見られる機会があれば嬉しい限りだ。

 

スポンサーリンク