神谷浩史 事故の真相：バイク事故の原因や傷、後遺症・代役について

神谷浩史さんは好きな男性声優は？と聞けば常に上位にランクインするほどの人気声優だ。

そんな神谷浩史さんが過去にバイク事故を起していたことをご存知だろうか。

どんなバイク事故だったのか、後遺症などはなかったのか、神谷浩史さんのプロフィールを交えながら紹介する。

神谷浩史さんのバイク事故を紹介する前に、神谷浩史さんとはどんな声優なのかプロフィールを見てみよう。

神谷浩史さんがバイク事故を起したのは、2006年8月7日である。下積み時代をえて、ようやく声優としてメインキャラクターの声を担当できるようになってきた時期だった。

本人もバイクで事故を起したら無事ではすまないことを理解していたので、バイク事故には気をつけていたようだが事故は起こってしまったのである。

2020年度の東京都内のバイク事故死者数は、交通事故死者数全体の25.8%。全国のバイク事故死者数は交通事故死者数全体の18.5%なので、全国平均よりも7.3%も高いことになる。

一概には言えないが、やはり交通量が関係しているのだろうか。

神谷浩史さんは命に別状はなかたが、バイクを運転する人は日々注意してもらいたい。

神谷浩史さんのバイク事故は、バイクで転んだというようなものではなく、相当重篤な状態だったことが分かった。

1ヶ月も意識が戻らずこん睡状態で、心拍停止状態にまで陥ったのだそう。神谷浩史さんの両親は医師から「救命はできない」「覚悟をしておくように」といったことを告げられたのだ。

誰もが最悪の結果を考えただろう・・・だが神谷浩史さんは、奇跡的に意識を回復し約2ヶ月で退院した。

意識が回復したことも、約2ヶ月で退院できたことも、医師からは信じられない奇跡といわれた。本当なら、軽く半年は入院生活を送るほどの怪我だったのだから当然だ。

1ヶ月のこん睡状態、心配停止状態から奇跡的な回復を遂げた神谷浩史さん。これほどのスピードで退院できたのは、神谷浩史さん自身の努力と血の滲むようなリハビリがあったことは伝えておこう。

1ヶ月ものこん睡状態に再建手術をするほどの大怪我と考えると、後遺症はなかったのだろうかと心配になるだろう。脳の後遺症により言葉の障害などを負ってしまったら、声が商売道具の声優を続けるのは難しくなる。

神谷浩史さんはバイク事故後も声優として活躍しているので、声に関しての後遺症はなかったと考えていい。

また、イベントなどで動いている姿を見ても、特に違和感は感じないので、身体的な後遺症もなかったのだろうと思われる。

神谷浩史さん自身も、後遺症もなく回復できたことに自分でも不思議と語っている。

後遺症もなく声優の活動ができているのは、仲間やファンの強い想いのおかげとも語っており、仲間やファンに相当感謝をしているようだ。

神谷浩史さんのバイク事故は声優業界にも激震を走らせた。ちょっと転んで骨折というような軽い事故でなかったこともあったのだろう。

当時ブログを開設していた声優仲間は、ブログで神谷浩史さんの事故について安否を心配したり、回復を祈る言葉をつづっていた。

声優仲間の杉田智和さんは、バイクに乗ることをやめると宣言までした。それほど神谷浩史さんの事故は声優仲間にとって大きかったのだろう。神谷浩史さんも、病室には飾りきれないほどの千羽鶴が届けられ、看護師に驚かれたというエピソードを語っている。

特に『ハチミツとクローバー2』のアフレコ収録後に食事の約束をしていた、野島健児さん、安元洋貴さん、小野大輔さんは心配で気が気でなかったそうだ。

神谷浩史さんはバイク事故の後、「生きることと死ぬことはすぐそばにあること」と感じるようになった。こん睡状態の上に心配停止状態になり、回復は絶望的といわれるほどの大事故を経験すると、死生観も変わるのだろう。

心配してくれた仲間やファン、病室に駆けつけてくれた声優仲間などに深く感謝し、後遺症がなかったのは「仲間やファンの強く優しい想いのおかげ」と語っている。

また、友人から回復を願ったお守りとしてクロスネックレスが贈られ、退院後は肌身離さず身に付けていたそうだ。現在も痛まないように、大切なお守りとして鞄に入れて持ち歩いているのだそう。

退院後に100件以上のメールが届いていたが、神谷浩史さんはそのすべてに感謝の気持ちを込めて返信した。このことからも、神谷浩史さんが周囲の人たちへ感謝の気持ちを強く持っていることが分かるだろう。

野島健児さんは当時、神谷浩史さんと同じ事務所だったこともあり、『ハチミツとクローバー2』『爆球Hit! クラッシュビーダマン』『Kanon』の3作品で代役を務めた。

神谷浩史さんも急な代役であったにもかかわらず、受けいれてくれた野島健児さんに感謝の言葉を贈っている。

『ハチミツとクローバー2』はDVD販売の際には、神谷浩史さんが再録を行っており、名実共に代役だったようだ。

宮野真守さんが代役を務めたのは『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』で、ファントムペイン特殊戦MS小隊に所属するシャムス・コーザ役。第3話以降から、宮野真守さんが代役を勤めている。

宮野真守さんといえば、大人気声優の一人だが代役を務めた当時はブレイク前であった。

神谷浩史さんはガンダムに乗るのが夢と語っていて、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』のシャムス・コーザ役が初のガンダムパイロット役であったが、バイク事故により途中降板という形になってしまった。

だが翌年の2007年に『機動戦士ガンダム00』で、宮野真守さんは刹那・F・セイエイ役、神谷浩史さんはティエリア・アーデ役として同じガンダムパイロットとして共演することになる。

菊池正美さんは代役で『ツバサ・クロニクル』のキーファ役を演じた。

『ツバサ・クロニクル』はすでに1期が放送され、第2期が放送予定でした。

当然第2期も神谷浩史さんがキーファを演じる予定でしたが、バイク事故が起こってしまったために第2期は菊池正美さんがキーファ役を演じています。

櫻井孝宏さんはテレビアニメ版『BLACK BLOOD BROTHERS』の望月ジローの代役を務めた。

『BLACK BLOOD BROTHERS』はラジオドラマ版で神谷浩史さんが望月ジロー役を演じており、テレビドラマ版でも引き続き演じる予定だった。

しかしバイク事故が起きたために、テレビドラマ版では櫻井孝宏さんが望月ジローを演じている。

神谷浩史さんはバイク事故後にゲストして出演したインターネットラジオ番組で、事故について語っている。そこで初めてファンはいかに重篤な事故だったのか知ることとなった。

神谷浩史さんが出演したラジオ番組は『高橋美佳子と植田佳奈のこちらオーダー・コフィン・カンパニ』。最終回のゲストと言う形での出演だった。

そこで神谷浩史さんは、医師から「助けられない」と家族が宣告を受けたことや、入院中に多くの声優仲間がお見舞いに来てくれたことなどを語ったのだ。

意識を取り戻したときは「申し訳ない」「死んだほうがマシだったかもしれないと思った」と当時の心境も語っている。仕事のこともあり、目を覚ましてすぐに生きてて良かった！とはならなかったようだ。

事故によって降板扱いや代役を立てざるを得なかったことは、やはり辛かったのだろう。