明光義塾は、明光ネットワークジャパンが運営している学習塾だ。全国に1,800以上の教室があり、授業は個別指導で行われている。
1960年創業と実績もあるため、子どもの教育にかかわりたい大学生のアルバイトや就職先、子育てが一段落した主婦のアルバイト、定年後の働き口として人気がある。
明光義塾の講師になるためには、採用試験と面接、教室によっては適性検査を受ける必要があるので、どのような試験なのか?準備は必要か?など不安になる人も多いだろう。
そこで今回は、明光義塾の採用試験について、試験内容や面接で聞かれることなど、詳しく解説する。
明光義塾の採用試験を受けようと思っている人は、ぜひこの記事を参考にしてがんばって欲しい。
記事の内容
- 明光義塾の採用試験の内容を徹底解説
- まずは知恵袋での質問を調査
- 採用試験の問題は教室によって異なることがある
- 明光義塾の採用試験は難しい?
- 難易度はあまり関係ない
- 英語はどんなレベルか
- 採用率は高い
- 採用試験の適性検査とは
明光義塾!塾講師になろう! - 応募に履歴書はいらない?
- 明光義塾の採用試験は面接もある
- 面接で聞かれること5つ
①志望動機
②自分の長所
③週にどれくらい働けるか
④担当できる教科
⑤どんな講師になりたいか - どんな服装で行けば良いか
- 採用試験に落ちた人の特徴5つ
①学力不足
②コミュニケーション力が不足している
③説明力不足
④雰囲気が悪い
⑤求められていた条件に合わなかった - 明光義塾の採用試験はそれほど難しくない
- 総括
明光義塾の採用試験の内容を徹底解説
明光義塾の採用試験には、学力診断テストと面接、適性検査がある。まずは、学食診断テストと適性検査について見てみよう。
まずは知恵袋での質問を調査
明光義塾の採用試験を受ける人は、何について一番聞きたいと思っているのだろうか?ヤフー知恵袋を見てみると、明光義塾の採用試験を受ける人の問いには、次のものがあった。
- 採用試験は難しいか
- 採用試験はどんな試験なのか
- 採用試験の教科は?
- 適性検査はどんなことをするの?
- 採用試験の面接ではどんなことを聞かれるの?
知恵袋を見ると、明光義塾の採用試験を受ける人は、採用試験の内容や難易度、面接や適性検査について不安を持っているのがわかる。これらの不安について、1つひとつ見ていこう。
採用試験の問題は教室によって異なることがある
マイベストジョブが明光義塾の運営会社の人事部・井関さんへ行った取材※によると、明光義塾の採用試験は英語か数学のどちらかを選択する、とある。
しかし、口コミや知恵袋に寄せられた記事を見ると、英語と数学の2教科だった、文系の人は英語と国語に変更できた、理系だったので理科と数学で受けた、学力テストはなく面接だけだった、など、さまざまな声が見られた。
明光義塾の採用試験を受ける場合は、採用試験を受ける教室で科目をしっかり確認する必要がある。教科を変更できた教室もあるので、試験の教科が苦手だった場合は、得意教科や教える自信がある教科に変更できるよう、頼んでみることをおすすめする。
明光義塾の採用試験は難しい?
塾の採用試験と聞くと、もしかしてすごく難しいのではないか・・・?と不安になる人も多くいる。
明光義塾の採用試験は、上記の井関さんの話によると中学3年生レベルで行われる。
ただ、これも口コミなどを見ると、「中学生が中心の教室は中学校レベルの問題が出るが、高校生が多く通う教室ではもう少しレベルが高く、教室によってはセンター試験レベルの問題が出た」という声もある。
「受験者のレベルによって採用試験のレベルも違う」という情報もあった。
だが、「それほど難しくなかった」「大学受験を経験していればそう構えるものではなかった」という声が多かったので、あまり不安になる必要はないようだ。試験教科に不安がある人は、簡単な復習をしておくと安心だ。
難易度はあまり関係ない
明光義塾の採用試験はそう難しくない、と書いたが、口コミやブログなどを詳しく見ていくと、たまにセンター試験レベルだった、トップレベルの高校入試問題が出た、などの声もあった。
ただし、トップレベルの高校入試が出た教室では、担当の本部の人が「できなくても大丈夫。自分のできなさを実感して生徒の気持ちを感じて欲しい」と述べ、合格している。
「受けたら大体合格する」「回答欄を埋めれば合格できる」「0点では採用されないがほぼ採用される」「高卒でも大丈夫だった」という声がほとんどなので、もし採用試験がとてつもなく難しかったとしても、あまり落胆せずに結果を待ってみよう。
英語はどんなレベルか
明光義塾の採用試験の英語は、中学生の定期考査レベル~高校入試レベルが一般的だ。ちょっと不安・・・と思う人は、中学の教科書を復習するか、高校入試向けの英語の参考書や問題集で内容を確認しておくと安心だ。
採用率は高い
塾講師STATION情報局の調査では、塾講師の筆記試験の合格率は3人に2人とある。※ということは3人試験を受けると1人は不採用になっている、ということだ。
明光義塾の講師の採用率は教室によって異なり、6割という教室もあるが、ほとんどはもっと高い。出身高校や大学によっては、採用試験直後の採点前に合格を告げられたケースもある。
はっきりと何パーセント、という数値は発表されていないが、まじめに中学・高校・大学と通った人なら問題なく採用されているようだ。
ただし、学力が高くても、面接や適性検査で子どもに対する指導力がない、子どもが好きではない、などの適性を問われた場合は、不合格になることもあるので気を付けて欲しい。
参照:塾講師STATION情報局
採用試験の適性検査とは
(株)エイコーネットワークジャパンが運営しているサイト「明光義塾!塾講師になろう!」の「塾講師になるまで」のページでは、明光義塾の採用試験には適性検査がある、と書かれている。
明光義塾!塾講師になろう!
実際に口コミを見ても、「採用試験の際に適性検査がある」と言われた人は多いのだが、どんな内容だったのかについての記載はない。
教室によっては適性検査がないところはあるのだが、「適性検査がある」と言われたところでも、一般的な紙やwebで、「はい」「いいえ」「当てはまる」「当てはまらない」などの適性検査の試験が行われた、という情報は少なくともなかった。
適性検査は、塾によっては面接のときの対応で一緒にすますところもある。不安な場合は、試験を受ける教室に、どのような形の検査が行われるのか問い合わせてみることをおすすめする。
応募に履歴書はいらない?
インターネットで明光義塾、履歴書と入力すると、下記のように「明光義塾 履歴書 いらない」と出るため、履歴書はいらないの?と思う人がいる。
「明光義塾!塾講師になろう!」によると、面接時は写真付きの履歴書と筆記用具を持参とある。ただし、教室によっては募集要項に「履歴書不要」と書いてあるところもあるので、応募した教室の指示に従おう。
明光義塾の面接が来週に決まった。履歴書持っていかないと・・・
— シブい名前のHiro@Fenrir (@andante23) February 19, 2013
明光義塾の採用試験は面接もある
明光義塾の採用試験には面接がある。一般的に塾の採用試験では、試験結果よりも面接を重視するところが多い。
塾の講師は人と接する仕事なので、コミュニケーションを取ることができること、明るいこと、大きな声でハキハキと笑顔で話せること、などが求められる。
面接時には、明るくハキハキとした態度で臨むことが大切だ。では、明光義塾の面接では、どのようなことが聞かれるのかを見ていこう。
面接で聞かれること5つ
明光義塾の面接では、主に次のことを聞かれる。一緒に回答の仕方も紹介しよう。
①志望動機
志望動機は、面接官が最も知りたいことの1つだ。「人に勉強を教えるのが好き」「将来は教師になりたい」「今まで勉強してきたことを生かしたい」「子どもの教育にかかわる仕事がしたい」など、塾の講師にぜひなりたい、という意欲を示そう。
②自分の長所
自分の長所を素直に答ればよいが、その中に「人の面倒を見ることが好き」「人によく勉強を教えて欲しいと頼まれる」「根気がある」「はじめたことはやりとげる」など、塾の講師としてプラスになりそうな点があれば、アピールしよう。
③週にどれくらい働けるか
明光義塾では週1コマからでも働けるが、多く働けたりシフトに柔軟に対応できたりする場合は、アピールするとプラスになる。
④担当できる教科
素直に担当できる教科を示すとよいが、多くの教科を教えることができる方が有利に働く。「中学2年生までは全教科教えることができる」「数学以外はすべて」など、答えることが可能なら、有利だ。
⑤どんな講師になりたいか
講師としてどのような目標を持って働こうとしているのかを問われている。「勉強だけでなく、何でも相談してもらえるような講師になりたい」「子育ての経験を生かして、生徒や保護者の立場になって指導できる講師になりたい」など、自分が目標としている講師とはどんなものかを伝えよう。
主な質問は以上だが、その他には、将来の夢や人と接することが好きか、などを聞かれることもあるようだ。
どんな服装で行けば良いか
明光義塾では、面接時は「スーツ、もしくはスーツに準ずる服装」で来ることが求められている。ただし、教室によって異なる場合があるので、面接の前に確認しよう。髪の色もできれば黒にしておくことをおすすめする。
また、明光義塾の講師は子どもと接する仕事なので、清潔感が求められる。派手な印象にならないよう、気を付けることも大切だ。
採用試験に落ちた人の特徴5つ
これまで、明光義塾の採用試験はあまり難しくなく、採用されることが多い、と述べてきた。だが、応募した人全員が受かるわけではなく、不採用になった人もいる。
なぜ、不採用になったかを考えると、次に試験を受けるときには採用されやすくなる。つらいかもしれないが、今後のためにも不採用の理由をつきとめておくことをおすすめする。
不採用の理由には、次のことが考えられる。思い当たる原因がある場合は、次の試験時までに改善しておけば、合格する可能性が高くなる。
①学力不足
塾の講師になるためには、ある程度の学力が求められる。学力診断テストの結果があまりにも悪い場合は、子どもに勉強を教えるために必要な学力が足りない、と判断され不合格となる。
②コミュニケーション力が不足している
塾の講師は、ただ勉強を教えればよい、というものではない。生徒には、人見知りをする子どもや勉強になかなか集中できない子どもなど、いろいろなタイプの子どもがいるため、子どもとコミュニケーションを取るのが苦手な人は不採用となる。
③説明力不足
どんなに学力が高くても、人に勉強の方法をわかりやすく教えることができなければ、講師には不向きだ。ものごとをわかりやすくかみ砕いて、誰にでもわかるよう説明できる力がない場合は、不採用の理由となる。
④雰囲気が悪い
明光義塾は個別指導なので、講師1人に付き生徒2~3人を担当する。暗い雰囲気で親しみにくかったり、上から目線で子どもに威圧感を与えたりする雰囲気があると、不向きと判断される。
⑤求められていた条件に合わなかった
塾によっては「理系に強い講師が不足している」「中学生よりも高校生を教えることができる講師を求める」「週に4日以上働ける人がよい」などの条件がある場合がある。
2人のうちどちらかを採用する、となった場合には、求めていた条件に合った人が優先される。この場合は、条件に合わなかっただけなので、次回に期待しよう。
総括:明光義塾の採用試験はそれほど難しくない
記事のポイントをまとめておこう。
明光義塾の採用試験の内容
- 採用試験の問題は教室によって異なる
- 明光義塾の採用試験はさほど難しくない
- 難易度が高い試験でわからなくても合格することがある
- 英語は高校入試レベル
- 採用率はかなり高い
- 適性検査はあるところとないところがある
- 適性検査の内容は不明
- ほとんどの教室で面接時に履歴書が必要
面接の内容や服装
- 面接では、「志望動機」「長所」「週に働ける回数」「担当可能な教科」「なりたい講師像」などが主に問われる
- 面接時の服装はスーツもしくはスーツに準ずる服装をすること
採用試験に落ちた
- 場合は理由を知って次に生かすことが大切。理由には以下のものがある
- 学力が不足している
- コミュニケーションを取るのが苦手
- 説明力が不足している
- 雰囲気が悪い
- 塾が求めていた条件に合っていなかった