友達などと一緒に撮った写真を見たときに、自分の顔が大きくてがっかりした経験はないだろうか。
鏡を見るたび「もっと顔が小さければ」と思っている人も多いかもしれない。
顔の大きさは、生まれた持ったものとは限らない。
普段からの生活習慣や、加齢といった原因で、顔が大きくなってしまっているケースもある。
そこでここでは、顔が大きく見えてしまう原因を解説し、顔を小さくする方法について詳しく解説していく。
本気で顔を小さくしたい:顔が大きく見える原因5つ
人によって、顔が大きく見えてしまう原因はさまざまだが、ここではその主な理由について紹介していく。
知らず知らずのうちに自分が当てはまってしまっていないか、確認してみてほしい。
むくみ:水分量のバランスが崩れている
人間の身体は、約7割が水分である。
さらにそのうち3分の1が細胞外にあり、水分が細胞と細胞の間を行ったり来たりすることで、バランスが一定に保たれている。
しかし、塩分の摂りすぎやアルコールの摂取などにより、水分量のバランスが崩れてしまうと、余分な水分が細胞間に残ってしまい、むくんでしまうのだ。
むくんでいる間は、肌が膨らんでいるように見えるため、顔が普段よりも大きく見えてしまう。
骨格:顔の骨格が大きい
これはある程度仕方がないのだが、顔の大きさは骨格によって決まってしまう。
そのため、顔の骨格が大きければ、どうしても顔が多き見えてしまう。
また、骨格自体は平均的な大きさであっても、頬骨やエラが張っていると、錯覚により、顔が大きい印象を与えてしまう。
顔の中に突起があると、面積が広がって見えるため、どうしても顔が大きく見えてしまうのだ。
筋肉:使い過ぎて筋肉が肥大
顔には表情筋という筋肉が全体についている。
表情筋は目や口といった顔のパーツを動かし、顔の表情を豊かにしたり、普段の日常的な動作を支えている。
表情筋は1mm以下の筋繊維が束になって、細かい動きをしている。しかし、とても小さい筋肉のため、使いすぎると筋肉が肥大して、大きくなってしまう。
フェイスラインやエラが大きくなっている人は、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをして、筋肉に力が入ってしまっている恐れがある。
そうすると、どんどん筋肉が肥大してしまい、フェイスラインが重くなってしまう。
加齢:リガメント靱帯が衰える
どんどん年齢を重ねていくと、肌の老化により、顔がたるんでくる。
肌のハリや弾力をキープするコラーゲンやエラスチンといった成分が足りなくなってくると、肌全体が下がってしまい、頬の下あたりがたるんできてしまう。
また、脂肪を抑えているリガメントという靱帯が衰えることで、頬がブルドッグのように下がってきて、顔が大きく見えるようになる。
ほおづえ:骨が歪んでいる
無意識のうちに、ほおづえをついてしまうことはないだろうか。
何かに集中したり、逆にリラックスしたりしていると、意識せずにほおづえをついてしまうことがある。これがクセになっていると、顔が大きく見えてしまう恐れがある。
ほおづえをついていると、アゴや頬骨に強い力が加わる。その状態が続くと、徐々に骨が歪んでいき、顔の肉付きのバランスも悪くなってしまう。
その結果、特に太ったわけでもないのに、顔が大きく見えてしまう可能性がでてくる。
本気で顔を小さくしたい人におすすめの食生活
顔が大きく見えてしまう原因の1つは「むくみ」である。
そのため、普段からむくみを解消するような食べ物を摂っていきたい。
むくみの原因は、塩分の摂り過ぎにある。塩分を大量に摂ると、体内の水分バランスが崩れてしまい、その結果、むくんでしまう。
そこでおすすめなのがカリウムを多く含む食べ物だ。
カリウムには、体内にある余分な塩分を排出してくれる働きがある。
カリウムを多く含む食べものには以下のようなものがある。
- キュウリ
- すいか
- バナナ
- キャベツ
- アボカド
- ほうれん草
- 大豆
- ひじき
こういった食品を普段から意識して摂ることで、むくみの原因となる塩分を排出してくれる効果が期待できる。
また、むくみは余分な水分が体内にたまることで起こるため、水分を排出する利尿作用がある食べ物も有効だ。
大豆食品やすいか、トウモロコシ、コーヒーや烏龍茶、緑茶などを摂ることで、利尿作用が促される。
顔を引き締める食べ物
普段から顔の筋肉を使うことで、顔を引き締めることができる。人間は年齢とともにだんだん顔がたるんできてしまうため、意識して顔の筋肉を使うことが重要だ。
そのためには、噛み応えがある食べ物を食べるようにしよう。
私たちは普段からどうしても柔らかいものばかり食べがちなので、どんどん顔の筋肉が衰えてしまう。
そこで、するめやビーフジャーキー、煮干しといった固いものをたべることで、アゴを発達させることができる。
中でもするめは、噛めば噛むほど味が出てくるのでおすすめの食材だ。しかも、するめに含まれているタンパク質はコラーゲンを作るもとにもなるため、美肌効果も期待できる。
わざわざ固いものを食べなくても、普段の食事から意識して噛むようにすれば顔の筋肉を鍛えることができる。子供のころに言われたように、一口につき30回も噛むようにすれば、しっかり顔の筋肉を鍛えられる。
小顔を目指すための食生活
小顔になれるような食品を選ぶことは重要だが、それ以上に重要なのが食生活の見直しだ。知らず知らずのうちに、顔が大きく見えるような食生活を繰り返しているかもしれない。
中でも意識したいのが塩分だ。
塩分を摂りすぎると、どうしてもむくみやすくなってしまう。そのため、普段から外食やコンビニ弁当、カップ麺ばかりを食べている人は、食生活の改善が必要だ。また、インスタント食品やスナック菓子をよく食べている人は、塩分の過剰摂取をしている可能性が高い。
毎日自炊するのは難しいかもしれないが、自分で薄味の料理を作るようにしたり、外食の時も野菜中心のメニューにするなどして、できるだけ塩分が減らせるような食生活を心がけよう。
また、塩分の他に意識したいのが脂肪である。
顔に余計な脂肪がつけば、どうしても大きく見えるようになる。そのため、脂っこいものを食べる回数を減らして、意識的に糖分や脂肪分を減らしていくと、小顔効果が現れてくるはずだ。
塩分や糖分、脂肪分の摂りすぎは顔が大きく見えるだけでなく、健康を害してしまう可能性もある。普段の食生活を改善することで、小顔を目指しながら健康な身体も手に入れたいものだ。
整形しない:本気で顔を小さくしたい人におすすめのトレーニング
顔全体にある表情筋は使わないままいると、どんどん下に落ちてしまい、顔がたるんでしまう。
普段の生活だと表情筋は3割程度しか使われておらず、意識して鍛えることで小顔を目指すことができる。
フェイスラインをスッキリさせるトレーニング
- 腕を胸の前で交差させて、それぞれの肩の上に手を置く
- そのままゆっくり上を見上げて、舌をできるだけ突き出す
- 舌をゆっくり戻して、顔も正面に戻す
頬やアゴについたお肉が気になっている人におすすめのトレーニング。
腕をクロスさせることで、デコルテのお肉まで刺激を与える。しっかり背筋を伸ばして行うのがポイント。
テレビを見ながら、お風呂に入りながら、といった隙間時間にコツコツ実践することで、しっかり効果が現れてくる。
早い人だと1週間も続けていると、フェイスラインに変化を感じるようになる。
口周りの表情筋を鍛えるトレーニング
- 口を「お」の形にする
- そのまま鼻の下をできるだけ伸ばす
- 目線を上にして10秒間キープ
このトレーニングをするときは、ゆっくり呼吸することを意識しよう。口周りの表情筋を鍛えることで、ほうれい線予防にもつながるため、エイジングケアとしてもおすすめのトレーニングだ。
おすすめの時間帯は、朝起きてすぐとお風呂に入った後。
朝は寝ている間に凝り固まった筋肉をほぐすため、お風呂上がりは柔らかくなっている筋肉をより伸ばすために行う。
1日2セットを習慣にしよう。
リンパを流してむくみを撃退する方法
- 顔のリンパ液を耳の下に集める。
- 耳の下から鎖骨に向かってリンパ液を流す
皮膚のすぐ下にあるリンパ液が停滞すると、顔全体がむくんでしまい、顔が大きく見える原因になってしまう。耳下と鎖骨にあるリンパ節をさすって流してやることで、小顔につなげることができる。
顔の周りの皮膚は薄くてデリケートなため、手でさすったり、なでたりする場合は、マッサージオイルやクリームなどで摩擦を抑えるのがおすすめだ。
骨格が原因で本気で顔を小さくしたい人は
骨格が原因で顔が大きく見える人は、やはり美容整形に頼るのが確実だ。最近の美容整形は種類も豊富で、エステの延長で気軽に受ける人も増えてきている。
美容整形で小顔にする場合、方法は大きく分けて以下の2種類ある。
- 骨を削って輪郭を整える方法
- 顔の筋肉や脂肪に働きかけて引き締める方法
エラやアゴの骨を削って顔の印象をガラッと変えてしまうのは、なかなか勇気がいる。そのため、骨を削らずにできるボトックス注射が人気になっている。
ボトックス注射をすることで、咬筋の緊張を緩めることで、エラのハリを小さくできる。咬筋に直接注射をするため、施術時間が短く、効果もすぐに現れる。
痛みや腫れが引くまでの時間が短いというのも人気の理由だ。
ボトックス注射は、眉間のしわやほうれい線などを目立たなくさせるときにも使われる。エイジングケアの際によく使われている薬剤なので、安心度も高い。
アゴのラインをシャープに見せたい人には、ヒアルロン酸の注入も人気だ。
アゴにヒアルロン酸を入れることで、横から見たときの鼻の頭から唇、アゴの先端までを結ぶラインが直線に近づくため、シャープに見えるようになる。
ヒアルロン酸は、もともと体内にある成分のため、アレルギー反応がでにくいのもポイントだ。ただし、身体に吸収されやすいという一面もあるため、少しずつもとのラインに戻ってしまうという欠点もある。
ボトックス注射やヒアルロン酸の注入といったプチ整形は、1回の費用は安いものの、維持するためにはそれなりのコストがかかってくる。ただ、骨を削るよりは遙かにリスクが低いため、どうしても顔の大きさが気になるという人は、1度試してみる価値はあるだろう。
総括:本気で顔を小さくしたい人
記事のポイントをまとめておこう。
顔が大きく見える原因5つ
- むくみ:水分量のバランスが崩れている
- 骨格:顔の骨格が大きい
- 筋肉:使い過ぎて筋肉が肥大
- 加齢:リガメント靱帯が衰える
- ほおづえ:骨が歪んでいる
本気で顔を小さくしたい人におすすめの食生活
- カリウムを多く含む食べ物=体内にある余分な塩分を排出してくれる
顔を引き締める食べ物
- するめやビーフジャーキー、煮干しといった固いもの
塩分を摂りすぎるとむくみやすくなってしまうので注意
顔に余計な脂肪がつけば大きく見えるようになるので注意
フェイスラインをスッキリさせるトレーニング
- 腕を胸の前で交差させて、それぞれの肩の上に手を置く
- そのままゆっくり上を見上げて、舌をできるだけ突き出す
- 舌をゆっくり戻して、顔も正面に戻す
口周りの表情筋を鍛えるトレーニング
- 口を「お」の形にする
- そのまま鼻の下をできるだけ伸ばす
- 目線を上にして10秒間キープ
リンパを流してむくみを撃退する方法
- 顔のリンパ液を耳の下に集める
- 耳の下から鎖骨に向かってリンパ液を流す
本気で顔を小さくしたいと考えたならば、まずは食生活の改善やマッサージといった手軽にできる方法から試してみることがおすすめだ。普段の何気ない習慣が、顔を大きく見せる原因となっていることもあるため、今回紹介した内容をぜひじっくりと読んでみて欲しい。
自分でエクササイズやマッサージを続ける自信がない場合は、フェイシャルマッサージなどを利用するのも良いだろう。