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夢日記とは:効果や危ない、危険な理由・明晰夢や精神崩壊について

とても面白い夢を見たのに、内容をよく覚えていない。

そういった経験は誰にでもあるだろう。

また、夢の中で「これは夢だ」と認識できれば、好きなことがやれるのにと考える人も少なくないだろう。

夢の内容をよく覚えておくための方法として「夢日記」がある。

夢日記をつけることで、夢の内容が頭の中に残りやすくなり、夢を夢と認識できる明晰夢が見られる確率が増えてくる。

しかし、夢日記と聞くと「怖い」「怪しい」といったイメージがある人も多いかもしれない。

そこで、ここでは夢日記のやり方やメリット、さらにはデメリットやどんな危険性があるのかについて詳しく解説していく。

夢日記に興味がある人は、ぜひ読んでみて欲しい。

夢日記とは

記事の内容

  • 夢日記について
  • 危ない?どんなメリットがある?
  • 夢日記をつける意味
  • 夢日記の書き方・やり方
  • 夢日記を書くと気が狂う?
  • 夢日記のメリット=明晰夢・記憶力の向上
    明晰夢が見られるようになる
    記憶力が向上する
  • 夢日記が危険である理由
    夢と現実の区別
    怖い夢
    眠りが浅くなる効果
    精神崩壊
    不安になる
  • 夢日記をテーマにした本・小説
  • 総括

夢日記はとは:危ない?どんなメリットがある?

まずは、夢日記をつける意味や、実際の書き方、夢日記をつけることで得られるメリットなどについて紹介していこう。

夢日記はとは:危ない?どんなメリットがある?

夢日記をつける意味

印象深い夢を見ると、思わず夢占いをしてしまう人は多いかもしれない。

自分が見た夢がどのような意味を持っているのかというのは、誰しもが知りたいのではないだろうか。

しかし、何となく面白い夢をみたなと思っていても、すぐにその内容は忘れてしまうのが普通だ。

そこで役立つのが夢日記だ。

夢で見た内容を、忘れないうちに日記として記録しておくのだ。こうすることで、夢占いもしやすい。

また、夢の中の一見すると突拍子もないような内容が、現実の問題を解決するようなヒントになっていることも多い。夢をヒントにして、創作を行っている人も多い。

このように夢は私たちにさまざまなものをもたらしてくれる。

夢日記の書き方・やり方

夢日記の書き方ややり方に正解はない。

とにかく夢の内容をしっかりと記録することが大切だ。見た夢を可能な範囲で詳細に思いだして記録しよう。

しかし、そうはいっても初めて夢日記をつける場合、どのようなことを書けばいいのか分からない人も多いだろう。

最低限、夢日記に書いておきたいのが以下のような項目である。

  • 誰が
  • どこで
  • 何をしたか
  • 情景が明るいか・暗いか
  • どんな気持ち・感情だったか

この辺りをおさえておけば、あとから読み返しやすい夢日記になる。

さらに余裕があれば色や数字といった具体性があるものを記録しておくと、思い出しやすい。

記録する方法は、アナログとデジタル、どちらを使っても構わない。自分が使いやすい方を選ぶといいだろう。

アナログだと絵などの記録を残しやすいが、走り書きだと自分の文字が読めないこともあるので注意が必要だ。また、目覚めてすぐに記録ができるように、近くに筆記具を置いておこう。

スマホやパソコンなどのデジタルだと、追記や修正がしやすい。終盤を書いてから、序盤の方に遡るなどの書き方も可能だ。

ただ、起動までに時間がかかると、その間に忘れてしまうことが多いため、動作が軽いアプリを選ぶようにしよう。

初めのうちは、すべてを記録するのはなかなか難しい。そのため、箇条書きやイラストでもいいし、単語だけ書いても構わない。あせらずに覚えている限りの情報を書き残そう。

ノート

夢日記を書くと気が狂う?

夢日記を書き続けていると、気が狂ってしまうという噂がある。

それを耳にして、実行に移せていないという人もいるかもしれない。

実際のところ、夢日記をつけている人は少なくない。もしかすると、あなたの身の回りでも夢日記をつけている人いるかもしれない。

そのすべてが気が狂ってしまうとしたら、禁止されていないとおかしいだろう。

夢日記を書くようになっておかしくなってしまうのは、ごくわずかなので、特に怖がる必要はない。

もし、夢日記を書くようになって調子がおかしくなったなと感じたならば、すぐにやめるようにしよう。

夢日記のメリット=明晰夢・記憶力の向上など

夢日記のメリット=明晰夢・記憶力の向上

夢日記をつけていると、いくつかのメリットがある。

明晰夢が見られるようになる

夢日記をつけることで得られるメリットの1つが明晰夢だ。

明晰夢とは、夢を見ているときに「これは夢だ」と気づくことができる夢のことだ。

自分が夢を見ていると認識できるため、欲望のおもむくままに行動することができる。空を自由に飛んだり、瞬間移動したりと現実ではありえないようなことでも、夢の中なら可能だ。

記憶力が向上する

夢日記を書き続けていると、記憶力が上がって夢の内容をいくつも覚えていられるようになる。

普通、起きたときに思い出せる夢の内容は1つか2つだが、夢日記を続けていると、4~6つもの夢を別々に記憶できるようになってくる。

習慣的に夢の内容を思い出そうとすることで、どんどん夢に対する意識が鋭敏になっていき、より鮮明に覚えられるようになってくるのだ。

また、夢日記の習慣で脳が発達していくと、観察力・判断力・集中力・直感力と、さまざまな能力が向上すると言われている。

クリエイティブな活動をしている人は、夢の内容が創作のヒントになることも多い。

夢日記が危険である理由:夢と現実の区別・怖い夢・精神崩壊

夢日記を書き続けていると、数週間で夢の内容を鮮明に思い出せるようになってくる。

要領が良い人だと、ある程度夢のコントロールが可能になってくる場合もある。

さらに続けていくと、多少の危険性がでてくるため、それについてはあらかじめ頭に入れておこう。

夢日記が危険である理由:夢と現実の区別・怖い夢・精神崩壊

夢と現実の区別がつかなくなる

夢日記を続けることで、どんどん夢にリアリティを感じるようになっていく。

そうすると、ごく稀に夢と現実の区別ができなくなってしまう人がいるのだ。

夢の中に自分の家族や友人、知り合いなどが当たり前のように出てくるようになり、実在する地名やお店なども出てくるようになる。

そうすると、どんどん夢の中に現実世界が混ざり込んでいってしまう。

人によっては匂いや味といった感覚もはっきりしてくることもある。

そのため、夢日記をつけるときは、あくまで夢のことだということをしっかり書かなければならない。ここが曖昧になってしまうと、夢の内容だったのか、現実の内容だったのかが分からなくなってしまう。

怖い夢が忘れられなくなってしまう

夢日記をつけていると、どんどん夢の内容が頭の中に残るようになる。

そのため、怖い夢や悪夢を見ても、その記憶がずっと残ってしまうのだ。

自分が誰かを殺してしまったり、殺されてしまったりという内容も、リアルに記憶されてしまう。人によっては、そのときの感触や血の匂いなどもしっかりと感じるそうだ。

ここまではっきりした感覚が残っていると、なかなか忘れることが難しくなってくる。

眠りが浅くなる効果も

中には夢日記をつけようと意気込むあまり、深い眠りにつけなくなってしまう人もいる。

そもそも睡眠は、脳が記憶を整理して、身体をしっかり休めるために行う。

それなのに夢日記のことを意識していると、なかなか脳が十分に休まらない。

こうしてだんだんと脳への負荷がたまっていくと、疲労やストレスにつながり、肉体も回復しづらくなってくる。

眠りが浅くなると、悪夢を見る回数が増えてしまうため、どんどん悪循環に陥ってしまう。

精神が崩壊してしまうことも

日常生活に支障が出始めてもなお、夢日記を続けていると、今度は現実の記憶が曖昧になってきたり、支離滅裂な言動が目立ってきたりする。

夢の内容をはっきり覚えていて、現実が曖昧になってくると、どちらが夢でどちらが現実なのかが分からなくなってくる。

自分が現実だと思っていた記憶が、実は夢の記憶だと判明するのは、なかなか恐ろしい体験だ。

こうなってくると、自分自身のことが信じられなくなってくる。

精神が不安になる心理学的な理由

松田英子教授(東洋大学社会心理学科)によると、イヤな夢のことばかり記録していると、精神が不安定になってしまうそうだ。

心理学では「悪いことが起こる」という予測に捕らわれてしまい、本来やりたい行動が取れなくなってしまうことを「ネガティブな自己成就的予言」と呼んでいる。

本来できたはずのことが、マイナスイメージに引きずられてできなくなってしまうのだ。

こうしたことをなくすためには、見た夢だけを書くのではなく、その日の主な出来事も一緒に記録しておくことが大切だ。

夢と現実の出来事を併せて記録しておくと、何が引き金になって、どんな夢を見たのかがだんだん分かってくる。そうすると、悪い夢ばかりが実現するわけではないということが実感できる。

夢日記をつけることで、自分が不安に感じていることを洗い出していくと、セルフモニタリングにもつながる。

もし、イヤな夢を何度も繰り返し見る場合、その元になった体験が昔あった可能性が高い。夢日記はそうしたことを思い出すきっかけにもなる。

また、夢の内容がいつもイヤな終わり方をする場合は、結末を書き換えてポジティブなイメージを足していくことも有効だ。これは「イメージ・リハーサル・セラピー」といって心理療法の1つでもある。

普段からイヤな夢ばかり見ている人は、夢日記をつけることで、ポジティブな内容に書き換えてしまうのも非常に有効である。

夢日記をテーマにした本・小説

夢日記をテーマにした小説として、『ゆめにっき あなたの夢に私はいない』がある。

伝説的なフリーゲーム『ゆめにっき』のノベライズで、作者は日日日(あきら)氏だ。「Project Yumenikki」として、さまざまなメディア展開をして、イメージ音楽CD化やWEB漫画の連載なども行われている。小説もその一環である。

小説『ゆめにっき』は三部構成になっている。

第一部は「あなた」で、ゲーム中の主人公である三つ編みの女の子「窓付き」のことを「あなた」と呼ぶ誰かの視点から物語が展開していく。

第二部は「わたし」で、第一部で「あなた」を見ていた「わたし」の一人称で物語が展開していく。

第三部は「夢日記」で、第二部で「あなた」に寄り添っていた「わたし」が1人になり、自身や現実と向き合い始める。

心理学や夢分析の話題が多数折り込まれており、夢日記に興味がある人ならば、一読の価値があるだろう。

総括:夢日記をつける場合はリスクを把握すること

記事のポイントをまとめよう。

夢日記について

メリット

  • 創作のヒントになる
  • 明晰夢が見られるようになる
  • 記憶力が向上する

デメリット・危険性

  • 夢と現実の区別がつかなくなる
  • 怖い夢が忘れられなくなってしまう
  • 睡眠が浅くなってしまう
  • 精神が不安定になってしまうことがある

夢日記は、見た夢を記録するだけなので、手軽に始めることができる。ただし、長期間にわたって夢日記を書き続けると、多少のリスクがあることも十分に承知しておきたい。

もし何かしらの問題が生じてしまった場合は、夢日記の頻度を減らしたり、一切辞めるなどとして対策を取ろう。そこまでのめりこまなければ、危険性はそれほど高くないはずだ。

 

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