【動画あり】縮地とは?古武術式縮地法のやり方を学べば実践できる?

『るろうに剣心』で登場する敵役の中でも、縮地という高度な体捌きで圧倒的な強さを見せた瀬田宗次郎は、そのキュートなルックスと相まって作中屈指の人気を誇るキャラクターだ。

主人公である緋村剣心をも凌駕したその強さとともに、縮地という言葉が強烈に心に刻まれたという読者も多いだろう。

そこで、その強さに憧れ縮地を密かに練習したであろう読者の方々のために、本記事では縮地の理論を徹底究明し、実現可能性を検証したい。

結論として、定義を正しく理解すれば縮地に近い現象を起すことは可能である。

作中で瀬田宗次郎が使う縮地は、魔法のような高速移動という単純な超能力設定ではなく、速いと認識させる論理的骨組みに裏打ちされた現実的な戦闘技術であるからだ。

本記事ではこの概要や実写を含む作中での描写、さらには実際の速度検証を通して縮地の全容を追究していく。これを読めば、縮地習得の道筋が見えてくるだろう。

縮地

記事の内容

  • 縮地とは?
    るろうに剣心の瀬田宗次郎が使っていた技
  • 縮地法は古武術として実在する技術
  • 超神速!宗次郎の縮地はまさに神ワザ
  • 縮地が漫画の世界を飛び出した!実写版でも大暴れ
  • 縮地のやり方を練習していた!作品愛が生んだ奇跡
  • 実写版動画での演出は?
  • 縮地は実践可能?その速さと方法を検証
  • 目にも‟写らぬ”速さは時速何キロ?
    参考動画:古武術式「縮地」
  • 縮地の真髄は速度ではなく‟加速”!

縮地とは?るろうに剣心の瀬田宗次郎が使っていた技

瀬田宗次郎が『るろうに剣心』の作中で用いる縮地とは、一言で言うと超高速の移動技術のことを指す。

砕けた言い方をすればとてつもなく速く動くということだが、この概念が宗次郎の代名詞として定着し、その強さの中核として世に認められた背景としては、様々な要素が調和したうえでの説得力を備えている点が挙げられる。

瀬田宗次郎は作中でも指折りの強さを誇るキャラクターだが、他のキャラクターと比べると小柄で若い。

そんな彼の、主人公とも肩を並べるほどの活躍を支えた縮地を詳しく考察していこう。

瀬田宗次郎が使う縮地

縮地法は古武術として実在する技術

前提として、縮地法という技術は古武術の技法の1つとして実在する。作中では超人的な描写が目立った縮地だが、これは漫画内での単なるオリジナル超能力ではなく、実はルーツや実技が存在し、あるていど現実味を備えた技術であるということをご存知だろうか。

ただし、作中で描かれた宗次郎の縮地は、少なからずアレンジと脚色を加えられたものであること、また、実在する古武術のそれとは理論を異にするものであることを理解しておこう。

古武術における縮地法とは、体重移動を前進エネルギーとして活かす歩法を指す。

これは、体軸の重心を移すことで自身の体重が重力の影響をより強く受けることを移動ベクトルとして活用するという理屈である。進行方向に向かって倒れ込むように体を前傾させ、地に伏す寸前で足を整え、倒れ込む勢いを初速に利用して進むという体の動きを武術レベルに高めた手技といったところだ。

一方、作中で宗次郎が用いる縮地は、驚異的な脚力をもってして足場を強く蹴ることにより爆発的な‟加速”を瞬時に叶え、圧倒的な移動速度を実現させるというものである。この点において、古武術とは技術面での理屈が全く異なるということは誤解のないように認識しておきたい。

しかしながら、移動に特化した高度な技であるという本質は両者の共通事項として備えられており、巧みな移動がまさしく大地を縮めるかのような効果をもたらすという点に注目すれば、作中の現実離れした描写にもぐっと奥行きがますだろう。

ここで、宗次郎の縮地の理論の基盤は‟加速”であると定義したことは、後述の実践編の要となるのでぜひとも覚えておいてほしい。

超神速!宗次郎の縮地はまさに神ワザ

超神速!宗次郎の縮地はまさに神ワザ

縮地にはさらに別のルーツもある。現実味は薄れるものの、神話に登場する仙術としての伝承もあるのだ。余談ではあるが、これはまさしく地面そのものを縮めることによる瞬間移動として語られており、直感的にはより宗次郎の技のイメージに近いだろう。これにちなんで、宗次郎の縮地を神ワザと呼ぶにふさわしい要素を様々な角度から見てみよう。

作中で宗次郎の縮地は、主人公である緋村剣心の技『神速』を破る速さを見せた。また、宗次郎自身には感情の欠落という特性があり、これによって殺気を勘づかれないという特殊な要素が備わっている。さらに剣術において天賦の才があるという点も、彼の強さを底上げする要素だ。

つまり縮地は、『感情欠落』『天賦の才』という二つの要素が加わって調和することにより、まさに三位一体の完璧な強さを実現し、無敵の牙城を築いていたのだ。

ちなみにこの『感情欠落』については、幼少期に育ての親から虐げられたという生い立ちによるものだ。重い米俵を担がされるといった凄惨な仕打ちを受け、笑ってさえいればそれ以上は責められないという悟りを開き、喜怒哀楽の『楽』以外を捨て去ったが故の特異な精神状態が宗次郎の土台である。虐げられた結果ある種の悟りを開き、その悲しい来歴が強さを支えるとは皮肉なものだ。

このように悲劇的な生い立ちの彼が笑顔で容赦なく敵を打ちのめす姿は、どこか人間離れした神仏のような様相を呈している。ここまでに述べてきたとおり、神というキーワードを連想させる要素が随所にちりばめられている点はなんとも心憎いギミックだ。

愛くるしい笑顔で凶行に走り、一瞬で距離を詰め刃を突きつけるというおどろおどろしいギャップが、宗次郎の神がかりな強さを一段と秀逸に描写し、その中核を担う縮地を名実ともに神ワザとして確立したのである。

まさに神ワザである縮地だが、これが破られ陥落したきっかけは宗次郎が人間らしい感情の起伏を取り戻したことだ。人間離れした完璧さが失われことで敗北につながったという帰結に至るまでもが縮地の神性をより強く印象付ける要因となっており、こうしたキャラクター像の作り込みはまさに圧巻の一言だろう。

縮地が漫画の世界を飛び出した!実写版でも大暴れ

実写版のリリースに際しては、漫画の世界で描かれていた縮地がどのように表現されるのかという点に多くのファンの注目が集まった。実写版映画で瀬田宗次郎役を勤めた神木隆之介がどのような芝居で宗次郎の強さ描き出したのか、劇中での縮地の描写と合わせて紹介しよう。

縮地のやり方を練習していた!作品愛が生んだ奇跡

原作ファンからも大好評を博した実写版キャスト神木隆之介は、かねてより瀬田宗次郎のファンであったことを公言、オファーが来る前から密かに鍛錬を積んでいたと言うから驚きだ。

さらには縮地を自主的に練習し、壁を蹴って彼独自の縮地を作りこんでいたという熱いファン魂も見せ、ついに本役のオファーを得たという経緯はまさに奇跡であると同時に必然とも言えるだろう。

『京都大火編』、『伝説の最期編』、さらには『最終章』にもサプライズ登場し、見事なはまり役の瀬田宗次郎として鮮烈に劇中で生きた神木隆之介は、どのように縮地を見せたのか。

結論として、映画版では縮地という概念は伏せられた。しかしながら、疾走感あふれるアクションシーンをふんだんに魅せることで、きわめて現実的な描写で『速さが武器の宗次郎』の強さが描かれており、ファン必見の出来栄えとなっている。

実写版動画での演出は?

『京都大火編』では、序盤から縮地の魅力を匂わせる戦闘シーンが見られる。至近距離で立て続けに放たれた銃弾を独自の足捌きで華麗にかわすシーンは、暗がりでの戦闘というミステリアスな雰囲気と相まって、宗次郎の底知れない強さが垣間見えるシーンとして秀逸だ。

中盤では、走行中の馬車に追いつき政府の要人を相手に凶刃を振るうシーン、さらには剣心との前哨戦として脚力を生かした殺陣が用意されており、いずれも磨き抜かれた所作とキャラクター性を克明に描き出す表情づくりが大きな見どころだ。

『伝説の最期編』では剣心との本戦が描かれ、走りの要素を多く含む圧巻の立ち回りが秀逸だ。縮地という神ワザの概念が描かれていないものの、スピード感と人物像を見事に落とし込んだ神木の演技が作品の迫力を底上げしている。

縮地を練習していたという神木が見せた圧巻の演技が、まさに神ワザとして映画に花を添えていると言えよう。神木のこの気概にならい、縮地の本格的な実践に向けて検証を進めていきたい。

縮地の実写版動画での演出

縮地は実践可能?その速さと方法を検証

実写版では、上記のように現実味のある範囲内での描写にとどまった縮地だが、原作で『消える』という次元の速さで描写されていた縮地は実際のところ時速何キロなのか。果たして実現できるのだろうか。誰もが一度は想いを馳せたことだろう。

結論として、消えたように見えるほど速い縮地という技術の実践は不可能ではない。さらに言うと、実践のために必要な時速は、常識の範囲内のスピードで充分だ。これは、実際の速度と実践する環境を理論的に検証すれば、縮地と同等の現象を起こすことが可能という意味である。

ここから先は、理論的な実現可能性を検証するため、改めて縮地の定義、さらには速さの定義をふまえてその実践を究明していこう。

目にも‟写らぬ”速さは時速何キロ?

縮地は時速何キロなんだろう、と疑問に思う方は多いはずだ。

そして、この疑問に対する明確な答えがどこを探しても見つからない、と頭を抱えた方は同じくらい多いだろう。

なぜ明確な時速を結論付けることができないのか?ここではその点も含め検証していこう。

縮地は作中で、『目にも‟とまらぬ”』ではなく『目にも‟写らぬ”』と評されている。つまり、目で追えないのではなくそもそも見えないということだ。

このことから、オリンピック選手の走りはおろか、新幹線でさえも超える速さ、音速やマッハという次元を想像するかもしれないが、それは早計だ。

目にも‟写らぬ”速さは時速何キロ

もちろん漫画の世界の話であるため、宗次郎がマッハで移動している可能性も否定はできないが、実はもっと現実味のある速度でも縮地は可能なのである。

飛行機を想像してみよう。空をゆく飛行機を見上げると、なんともゆっくりと動いているように見えるだろう。しかし実際のところ、飛行機の空中での速度は時速850キロ程度ととんでもないスピードだ。これが目と鼻の先を通過したなら、まさしく目にも‟写らぬ”速さだということは想像に難くない。ここに縮地のカラクリがある。

逆の例を考えてみよう。ボクシングのパンチは、動体視力を鍛え抜いたプロボクサーでもそう簡単には回避できない高速を誇る。スロー再生しなければ、一般人にとってはこれもまさしく目にも‟写らぬ”速さだが、なんと時速で言えば30~40キロ程度であり、速度そのものは原付や一般人のダッシュと同じレベルの速さなのだ。

もうお分かりいただけただろう。目に‟写る”かどうかは、単なる速度の問題ではなく、速度と距離感によって相対的に決まるのだ。
ここで、宗次郎が縮地を用いる場面を検討してみよう。日本刀での戦闘場面なら、対戦相手とは離れていたとしても10メートル前後だ。極論として、双方の刀の間合いに絞れば2メートルほどの距離感となる。

飛行機とボクシングの例から分かるとおり、近くにあるものほど速く感じるのであるから、戦闘シーンにおいては冒頭で述べたような音速の次元に至る必要はない。

ここからは概算にならざるを得ないが、この近距離で相手の視認を超越するという意味で言えば、ボクシングのパンチの例にならって時速40キロていど、あるいはこれを少し超えるレベルであれば、相手の目に‟写らぬ”ということは可能なのだ。

しかしながら、実現にはやはりいくつかの難関がある。たとえば、速度が上がれば上がるほど、縮地を行う側の視野が狭まることも想定される。実現できたところで、使いこなすには相応の技量が求められるということだ。

 

内閣府共生社会政策

自動車の走行速度の低下による交通事故の低減効果等|内閣府共生社会政策

さらに、実際に相手の視認を逃れて消える境地に至るには、なんといっても肉体の鍛錬が必要だ。最後に、この点について検証してみよう。

▼参考動画:古武術式「縮地」

縮地の真髄は速度ではなく‟加速”!

ここまでの結論として、縮地とはヒトの視認の限界を越えることであると定義できる。目に‟写らぬ”というのは、さまざまな条件を満たした上で生じる相対的な状態や現象を指すのであって、絶対的な速度のことではない。速度をそのものは常識的なものだ。

この条件を満たす速度を、相手との近距離内で助走をせず一気に弾き出す‟加速”こそが縮地の真髄であり、最大の難関なのだ。

陸上競技の資料を見てみよう。一流アスリートのトップスピードは時速40キロていどであり、ここまでに検証してきた縮地に要する速度は人体で実現できることがわかる。しかしながら、このトップスピードが出るのは走りの中盤以降だ。

 

日本陸上競技連盟公式サイト

記録と数字からみた「9秒98」や「9秒台」についての“超マニアックなお話”|日本陸上競技連盟公式サイト

 

繰り返しになるが、速度そのものよりも、走り出すと同時にトップスピードに乗る‟加速”こそが縮地の正体であり、これこそが神ワザたる所以だ。

では、具体的にどのように実践するのかについて検討しよう。瞬時に加速できる爆発的な筋力を得るためには、ウエイトリフティングの選手のような『大きな筋肉』を作る必要がある。これは、長時間にわたって弱~中程度の筋力を発揮し続けるマラソン選手の細身の体形と比較すればイメージしやすいだろう。

縮地を実現させる短期爆発型の筋力を備えた体を作るには、マラソンのような低負荷長時間のトレーニングではなく、高重量のウエイトトレーニングのような高負荷短時間のトレーニングが現実的だ。

「宗次郎がそんなトレーニングをしていたのか?」と疑問を持たれるかもしれない。作中では宗次郎が修行に励むシーンは具体的には描かれていなかったものの、実はそれらしき要素がある。

人格形成の要因となった幼少期の出来事、米俵を担ぐという苦行だ。幼い子供であった彼が50キロ程度の重さのある米俵を運ばされていたという描写があり、当時の宗次郎の肉体年齢を鑑みれば、間違いなく高負荷のトレーニングで驚異的な脚力づくりの基盤ができていたと言える。

一部のファンの間では、「宗次郎が強いのは米俵を担がされていたからだ」と冗談めかして語られているが、実はこれは理にかなった現実的な考察なのである。とはいったものの、無茶な筋トレや幼い子供に重労働を強いることはご法度だ。この点はお忘れなく理解していただきたい。

総じて、縮地は距離と速度という条件を揃えれば、目にも‟写らぬ”速さを実現できる現実的な技だ。そして、作中での宗次郎の超人的な縮地の描写は、先に述べてきたとおりさまざまなキャラクター要素の作り込みが見事に調和した結果の産物である。

過度な超能力描写に頼らず、理論的な技の組み立てで趣深い戦闘シーンを作り出す『るろうに剣心』という作品の魅力を象徴するかのような神ワザとして、縮地は存在する。

こうして考察を深めるごとに、キャラクターの作り込みやバックグラウンド、理論や現実味が魅力の相乗効果を生む『るろうに剣心』の味わい深さが見えてくるだろう。

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