携帯電話が普及してきた関係で、はがきを使う機会はかなり減ったように思う。正月や懸賞に応募する時くらいしか使わないのではないだろうか。
データではなく形に残るもので、且つ手書きで何か届くと誰でも嬉しいものだ。しかしずっと手元に置いておくとどうしても古くなり置き場に困る。捨てられずにそのままの人も多いだろう。
ということで今回は古くなったはがきは交換してもらえるのか、出来るならどんなものと交換可能かどうか解説していく。絶対に知っておいて損はないので最後まで読んで欲しい。
記事の内容
- 古いはがきが交換できるかどうか
- 古いはがきは切手に交換出来る?
- 交換に手数料はかかる?
- 年賀状に交換できるか
- 未使用の場合は交換可能?
- レターパックにも交換できる
- 古いハガキを交換する時のポイント6つ
- ①書き損した古いはがきはどうすれば良いか
②交換に差額が発生した場合
③郵便局で交換する時に準備しておくと良いこと
④喪中で年賀状が出せなくなったとき - ⑤間違って別の種類の年賀はがきを買ってしまったら
普通紙の年賀はがき
インクジェット紙の年賀はがき
インクジェット写真用はがき
絵入りはがき - ⑥郵便局以外で古いハガキを切手に交換できる?
- 古いはがきは切手やレターパックと交換出来る
- 総括
古いはがきが交換できるかどうか
古いはがきは交換出来る、なんとなくそれは知っているけど具体的なことは知らない…そんな人のためにどんな物に交換出来るかを詳しくまとめていく。無駄のないように覚えておこう。
古いはがきは切手に交換出来る?
2021年10月記事執筆時点では、はがきは一枚63円である。それを引き取ってもらえると言われたら現金だと思う人も多いだろう。実ははがきは、どれだけ状態が良くても現金との交換は出来ない。その代わりに切手などとは取り替えてくれる。
ただし料額印面が汚れていたりして見えない場合は断られてしまう。料金を不正に書き換えて本来のはがきの値段以上の切手を受け取る可能性があるからだ。もし自分で汚れているかどうか分からなければ、とりあえず郵便局に持ちこんで事情を話した方が良いかもしれない。
交換に手数料はかかる?
古いはがきの交換には一枚につき5円手数料がかかる。往復はがきや特定封筒だとまた値段が変わってくるので確認しておこう。手数料の支払いは現金だけでなく切手でも行える。中途半端に余っている10円切手などがあればこの機会に使ってしまった方が良いかもしれない。
ちなみにこの交換手数料は受け取る分から差し引いて相殺することが出来る。例えば、63円の古いはがき5枚分を切手に交換したいとする。63円×5枚で料金は315円になるが、手数料を25円支払わなければならない。手続きを言葉にすると315円プラスになり25円マイナスになる。これは古いはがきの料金315円から交換手数料25円を引いた290円分受け取るのと全く同じなのだ。
相殺してくださいと伝えれば手続きしてもらえるのでぜひ活用してみよう。余っている切手があればそのままの支払いでも良い。
年賀状に交換できるか
郵便局・昨年の余った年賀はがきは、今年の年賀はがきへ交換できますか?
古いはがきを翌年の年賀はがきに交換出来ればかなり便利だろう。わざわざ用意しなくても良いし効率良く使い切ることが出来る。しかしそれは受付不可と郵便局が明言している。年賀状ではない通常のはがきや切手には交換出来るのでルールに則って手続きしよう。
交換出来なくても古いはがきを年賀状にしようとする人もいるが、それは相手に対して失礼なので辞めた方が良い。年賀はがきにはその年の記載が必ずあるので昔だとすぐに分かる。前の年の年賀はがきが来るとあまり良い気分にならない。めでたい雰囲気が台無しになるので絶対に避けよう。
もし余った年賀状があり交換に行くのも面倒くさい場合は、懸賞はがきなどに使用してしまおう。年号は書いてあるが普通のはがきと同じなので、年賀状として使わなかったからと言ってお粗末に扱わなくても良い。
日々幸運・2021年最新:年賀はがきとして懸賞に応募するには?
もし年賀はがきを普通のはがきとして使用したい際、12月15日から年末までに投函するなら年賀の文字を二重線で消す必要がある。なぜならそのままポストに入れてしまうと年賀状扱いになり、翌年の1月1日に到着する可能性があるのだ。
もし懸賞の締め切りがそれ以前だと受付終了してから発送されるなんてことになりかねない。必ず投函予定の日にちなどを事前に確認しておこう。また12月15日から年末までという期間も現在(2021年10月記事執筆時点)の話なので、最新の情報を押さえておくようにしよう。
また送料の改定があれば料金不足で返ってきてしまう可能性がある。その辺りも現在どうなっているか郵便局のホームページなどであらかじめチェックすることをオススメする。
未使用の場合は交換可能?
古いはがきが未使用でも切手などに交換出来る。逆にあまりにも汚れがある方が受け取ってもらえないかもしれない。
もちろん使用済みのはがきもNGだ。よく勘違いする人がいるのだが使用済みというのは相手に届いたかどうかではない。
消印が押されているかで決まるのだ。
郵便物を引き受けた場合において、総務省令で定める場合を除き、郵便物の表面の見やすい所に、総務省令で定める基準に適合する通信日付印を押印することが定められていること。
※e-Gov法令検索・郵便法より引用
郵便物の消印は、窓口で受付した日にすぐ押されるものである。これは郵便法第70条第3項第5号に記載があり、法律で決まっていることなのだ。その日の発送受付が終わっていても当日の日付で押されるので郵便局の営業時間内に行けば良い。
土日祝日も基本的に同じだが、もし不安な場合は消印が今日の日付になるか聞いてみよう。
窓口ではなくポスト投函なら、回収時間によって消印が押される日付が異なる。例えば平日の17時にポストに入れると次の日に回収されるので当日消印にはならない。地域ごとに異なるのでポストに書いてある回収時間をメモしておこう。急ぎならば郵便局窓口で手続きした方が良いだろう。
以上のことから窓口では受付した当日、ポスト投函は当日または翌日に消印が押されると分かる。つまり、相手の住所に届こうが届かまいが関係ないのだ。料金不足や住所の不備で戻ってきたので未使用という訳ではない。消印がある時点で使用済みと判断されはがきの交換は出来ないので注意しよう。
レターパックにも交換できる
実は古いはがきは切手だけではなくレターパックにも交換出来る。手数料は同じように5円で受付可能だ。書き損したレターパックを切手などに交換する場合は42円かかるので覚えておくと便利だ。
レターパックって何?という人のために簡単に説明しておこう。レターパックはA4サイズで4kgまで全国一律料金で郵送出来る封筒である。これさえあればわざわざ郵便局に行って重さを測ってもらう必要もなく、ポスト投函も可能なのでかなり便利だ。さらに追跡サービスも付いているため、今どの地点を配送しているかネットですぐに分かるのも特徴だろう。
レターパックプラスとレターパックライトの二種類あり、対面で荷物をもらうかどうかが異なる。レターパックライトは一律370円で相手のポストに投函される。それに対してレターパックプラスは520円と値段は150円上がるが、手渡しで受領印をもらわないと受け取り出来ない。
つまり確実に相手の手に渡り郵送トラブルの確率が減る。レターパックを使ってどんな物を送るかによって使い分けてみよう。
古いハガキを交換する時のポイント6つ
ここまで古いはがきはどんなものに交換出来るかについて解説してきた。しかしいざ手続きをしようにもまだ疑問点が多くて不安かもしれない。そこではがきを交換する時に知っていると役に立つポイントを6点紹介していこう。
①書き損した古いはがきはどうすれば良いか
はがきを送るのに必要な住所や氏名は、専用ソフトを購入すれば自宅のプリンタでも印刷することが出来る。親戚や送る人が多いと利用している人も多いのではないだろうか。
また毎年必ず年賀はがきを送る人は、あらかじめ住所録に登録しておくと入力する手間が省けてとても便利だ。
ただその反面、プリンタの操作に慣れるまで時間がかかったりインクを用意したりと少し面倒な部分がある。
試し刷りは上手くいったのに実際にはがきに印字するとズレてしまったというトラブルも多々起こると予想される。そんな書き損したはがきも切手やレターパックなどと交換してもらえる。
先ほども説明したように料額印面が確認不能だと断られるのでそこだけ確認しておこう。
年賀はがきの枚数がそこまで多くない人は手書きで済ませてしまう人も多いのではないだろうか。手書きの味が出て嬉しさが増すかもしれない。その代わりに、印刷よりも手書きの方が書き損する確率は少し上がってしまう。
しかしそこは安心して欲しい、プリンタのミス以外でもはがきの交換は可能だ。とは言っても郵便局に行って手続きしなければならないという手間はかかる。出来るだけ書き損は減らしたいものだ。
②交換に差額が発生した場合
はがきの料金は増税などの関係で少しづつ改正されている。はがきを投函する時の値段じゃないともちろん配送されることはない。もし古いはがきが送料に満たなければ送料と差額が発生してしまうのだ。
例えば62円のはがきを63円のはがきに交換したいとする。そこには1円の差額があるので交換手数料の5円とあわせて6円分支払わなければならない。これははがき以外でも言えることだ。
ここで一つポイントがある。不足分は郵便局の窓口で支払いが出来るという点だ。つまり新しいはがきにわざわざ交換しなくても郵送出来る。
使用用途がもう決まっているなら新しくしなくても古いはがきを使った方が交換手数料分お得になる。古いはがきだと都合が悪いなら仕方ないが交換してしまって良いか一度立ち止まって考えてみよう。
③郵便局で交換する時に準備しておくと良いこと
古いはがきと交換出来るものはいくつかある。そのためはがきをどれを何枚変えるかを明確にしておいた方が良いだろう。はがきだけでなくレターパックを交換に出す客もいるため混乱が起こりやすい。また枚数が多いと手続きに時間がかかりお互い大変だ。
ややこしい場合はこのようにリストアップすれば分かりやすい。金銭のやりとりなので間違いがないか1回は計算し直してみよう。手数料がどれだけかかるかも出しておけばもし郵便局で交換する時にミスをしていればすぐに気付くことが出来る。
自分だけが分かるようにメモしても良いし、郵便局員に見せる用に書いても良い。数が少なければ特に必要ないが準備して行けば喜ばれるはずだ。
④喪中で年賀状が出せなくなったとき
年賀はがきを用意していたが近親者が亡くなり出せなくなった、そんな突然の事態であれば手数料不要で切手などに交換が出来る。
もし既に印刷をしてしまったとしても消印がなければ引き取ってもらえるので安心して欲しい。基本的にどこの郵便局でも受付可能だが簡易郵便局だけは出来ないので注意しよう。
窓口で喪中なので年賀状を交換したいと伝えれば請求書を渡される。そこに住所、氏名、亡くなられた方の続柄を記入すれば良い。ただ喪中でも特殊な切手や来年の年賀はがきには交換することは出来ない。
また無料交換期間は、持っている郵便はがきなどの販売開始から終了までである。それを過ぎると通常の手数料が発生するかもしれないので気を付けよう。
ちなみに、2021年度用の年賀はがきは2020年10月29日(木)から2021年1月8日(金)までだった。この期間も年によって変わるので気を付けた方が良い。
⑤間違って別の種類の年賀はがきを買ってしまったら
喪中や書き損してしまったはがきと同様に、間違って違う年賀はがきを買ってしまっても切手などに交換出来る。というのも、実は年賀はがきもいくつか種類があるのだ。大きく分けて4つあるのでまずはそれについて簡単にまとめていこう。
普通紙の年賀はがき
絵柄は何も入っていない無地のはがき。料額印面には正月にちなんだ絵柄が入っている。値段は通常と同じで63円で購入出来る。
インクジェット紙の年賀はがき
普通紙と同じで無地のはがきだが、インクジェットプリンタでの印刷に適している。染料インクではなく顔料インクやその他の種類のプリンタだと綺麗に印刷されない可能性があるので事前に確認しておく。手書きイラストを用意している人におすすめなはがきだ。
インクジェット写真用はがき
インクジェット紙の年賀はがきとは違い、インクジェットプリンタで写真を印刷するのにおすすめな年賀はがきである。家族で旅行に行ったり結婚、出産時の写真を年賀状に組み込みたいならおすすめだ。しかし一枚73円と通常の年賀はがきよりも10円高くなるので注意しよう。
絵入りはがき
名前の通りイラストが元々入っているタイプの年賀はがきである。1枚68円で購入可能で、内訳は通常のはがきの値段63円に加えて寄付金5円がプラスされている。イラストの種類はとても豊富でデザインを考える必要もないので、ひとことだけ書くだけでも相手からは喜ばれるはずだ。
このように実は年賀状はがきには4つも種類がある。特にインクジェット紙用とインクジェット写真用は間違えやすい。自身のイラストを使ったりする場合はインクジェット紙、実際の写真を年賀はがきにしたいならインクジェット写真用と覚えておこう。
⑥郵便局以外で古いハガキを切手に交換できる?
郵便局以外でも古いはがきを買い取ってもらえる店舗は存在する。いわゆる金券ショップというところだ。郵便局じゃないとダメな訳ではないが、お店によって独自のルールがある。交換した後にあっちの方が良かったとなりかねないので郵便局に行くのが無難かもしれない。
総括:古いはがきは切手やレターパックと交換出来る
記事のポイントをまとめておこう。
古いはがきが交換出来るかについて
- 古いはがきは切手に交換出来る
- はがきを交換する際に5円の手数料が発生する
- 年賀状には交換してもらえない
- 未使用でもOKだが消印が押されていたら受付不可である
- 切手だけでなくレターパックと取り替えも可能
古いはがきを交換する時のポイント
- 書き損した古いはがきももちろん交換してもらえる
- 差額が発生した場合は受け取る料金と相殺するのがおすすめ
- 郵便局に行く前にどんな手続きをするかまとめておくとスムーズに手続きが進む
- 喪中で年賀はがきを出さない時は期間内であれば無料で交換出来る
- 違う種類のはがきを購入してしまっても交換可能
- 金券ショップなど古いはがきを買い取る店舗も存在する
古いはがきを交換する時には、状態と期限を必ず確認しよう。料額印面ははっきり確認出来るか、古いはがきは交換期限内のものかの2点だ。物によっては差額が発生したり手数料が変わったりするので値段にも注意した方が良いだろう。
現金ではないとはいえ、使わない古いはがきを切手などに交換出来るのはかなりメリットがある。もし眠っているはがきがあればぜひまとめて郵便局に立ち寄ってみよう。
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