家の中や外でヤモリの赤ちゃんを発見した時にどんな行動を取っていますか?実はヤモリの赤ちゃんは、捕まえて自分で飼育できます。
ヤモリを飼うのは難しそう・・・と思う人も多いかもしれませんが、いくつかの注意点を押さえておけば、誰にでも飼育可能です。
昔から家の中にいると縁起が良いと言われている生き物で、人に害を与えることもありません。ヤモリに興味がある方やヤモリの赤ちゃんを捕まえた場合は、飼育してみてはどうでしょうか?
この記事では、ヤモリが縁起が良いと言われる理由や、赤ちゃんヤモリの飼育方法を紹介します。
記事の内容
- ヤモリの赤ちゃんについて
- 縁起が良いってほんと?
- ヤモリの赤ちゃんのかわいい画像
- 飼育方法:飼い方・育て方
- 赤ちゃん用ケージを用意する
プラケース
ガラスの水槽
爬虫類用ケージ - ケージの中に用意するもの
- ヤモリの赤ちゃんに与える餌や食べもの
生き餌
カルシウムなどのサプリメント - 虫以外の餌もある
- ヤモリの赤ちゃんが餌を食べないとき
ストレス
低温
餌が怖い - ヤモリの赤ちゃんが動かないとき
- 総括
ヤモリの赤ちゃんは縁起が良いってほんと?
ヤモリは漢字で「家守」「家宮」と書きます。家に害を与えるゴキブリやアリ、クモなどを食べてくれるので、昔から家を守ってくれる生き物と考えられていました。
また、家を守ってくれる=富に繋がる、と考えられ、金運や幸運、開運アップの御利益がある、とも言われています。
そのため、ヤモリが家にいると、富、家の繁栄、結婚、妊娠、願い事が叶うなどの幸運をもたらす、とされています。
ヤモリの赤ちゃんのかわいい画像をご紹介
くるっとした目と吸盤がユーモラス、思わず和むヤモリの写真をご覧ください。
いつも仲良し指ヤモリ夫婦 pic.twitter.com/Z6JEtilTu8
— 沼昌徳 (@numamasanori1) June 10, 2021
ヤモリの赤ちゃんが家の中にいたらどうする!?
ヤモリの赤ちゃんが家の中にいたら、捕まえて飼ってみるのも良いでしょう。ただ、ヤモリは自分の頭程度のサイズの生きた虫を食べるため、家の中では十分な餌を捕まえることができないことがあります。これを理由に、外に逃がすという手もありますが、野良猫に食べられてしまう可能性があるので、十分な餌を与えつつお世話をしてあげてください。
ちなみに、家の中や近辺で捕まえたヤモリは、ほとんどが「ニホンヤモリ」です。
グレーっぽい色で、体長は10~14㎝程度にまで成長します。寿命は平均10年ほどですが、長生きする個体はもっと生きます。飼育する時は、長く世話をする必要があることを理解し、覚悟してから飼ってください。
ヤモリの赤ちゃんの飼育方法:飼い方・育て方を詳しく解説
では、ヤモリの赤ちゃんの飼い方を詳しく解説します。どんな生き物を飼う時でも言えることですが、適した環境や餌を与えないと、死んでしまいます。
正しい飼育方法を学んで、ヤモリが長生きできるように環境や餌を整えてあげましょう。
ヤモリの赤ちゃん用ケージを用意する
まずは、飼育するためのケージを用意します。購入する時の注意点は、必ず蓋が付いていてカッチリと閉まるケースを求めること。
ヤモリは足に吸盤が付いているため、壁や天井もラクラク移動します。そのため、蓋がなかったりしっかり閉まってなかったりすると、簡単に逃げてしまいます。
おすすめのケースは、次の3つ。それぞれに特徴があるので、自分に合ったものを選んでください。
プラケース
昆虫の飼育用に販売されているプラケースは安価で手に入れやすいので、まずは様子見をしたい場合におすすめです。
ガラスの水槽
ガラスの水槽でも大丈夫ですが、プラケースよりは値段が張ります。家に金魚を飼っていた時の水槽がある場合や中古の安い水槽を購入できる場合は、ガラスのケースの方が温度を保ちやすいのでおすすめ。
プラケースよりは頑丈なので、長く使うことも可能です。
爬虫類用ケージ
一番のおすすめは、ガラス製のは虫類用のケージです。値段は張りますが扉が大きくて管理しやすく、保温器具を置く場所がある、通気性が良い、など、は虫類を飼育しやすいように作られたケースなので、使い勝手が良いです。
ケージの中に用意するもの
ケージの中には、水飲み場、隠れ家、パネルヒーターを設置しましょう。水飲み場を設置しない場合は、霧吹きでケージの壁を濡らしておいても構いません。ヤモリは、壁に付いた水を舐めることで水分を摂ることができます。
ヤモリは、日中は暗いところに隠れて生活しています。臆病な性格でもあるので、狭くて身を隠せる場所を用意してあげないと、ストレスで弱ってしまう可能性があります。隠れ家となる木や岩、専用の家などを用意してあげましょう。
また、ヤモリは気温が低いと冬眠はしませんが、物陰に隠れてじっと動かなくなります。その最中にお腹の糞が腐って死んでしまうこともあるため、ペット用のパネルヒーターを用意してあげて、ケージ内の温度が下がるのを防いでください。
ヤモリの赤ちゃんに与える餌や食べもの
無事ケージに保護したら、次に考えなければならないのが餌の用意です。ヤモリは上記で触れたように、自分の頭程度のサイズの生きた動く虫を食べます。
ヤモリを飼育できるかどうかの大きなポイントは、生き餌を扱うことができるか、です。人によってはどうしてもコオロギやワームなどを触ることができずに、ヤモリの飼育を断念する場合もあります。
ヤモリの赤ちゃんに与える餌は次のようなものがあります。
生き餌
餌は、S・Mサイズのコオロギ、ハニーワーム、ミルワーム、Sサイズのデュビアなどが手に入れやすいのでおすすめです。
どれも、ペットショップやインターネットの通信販売で購入できます。大きすぎると食べることができないので、ヤモリの頭の半分程度のサイズにカットして与えましょう。
生き餌はきちんと保存しないと、すぐに死んでしまって与えることができなくなります。コオロギは、昆虫マットを入れて水や昆虫ゼリーを与えておくと勝手に増えます。ただし、温度が高い場所に置いておくと、死んでしまうので注意してください。
ミルワームも暑い場所に置いておくと、死んでしまいます。ミルワームは、ふすま(小麦粉を作る過程で生まれるもの)を入れた昆虫用のプラケースで保存できます。
冷蔵庫に入れておくと成長も止まるので、ミルワームが大きくなりすぎないよう冷蔵庫で保存してもいいでしょう。
カルシウムなどのサプリメント
ヤモリの赤ちゃんには、虫以外にもカルシウムをあげてください。カルシウムが不足するとクル病になったり、強い骨を作ることができずに餌を食べてあごの骨を折ったりすることがあります。
カルシウムの粉末を餌にまぶすか、リキットタイプを飲み水に混ぜたり霧吹きをして与えたりしてください。
ビタミンも不足しがちになるため、カルシウムやビタミンが含まれているは虫類用のカルシウムを与えることをおすすめします。
虫以外の餌もある
どうしても生きた餌が苦手な場合は、人工餌で飼育することも可能です。ただし、人工餌は人間がピンセットで与える必要があります。
ヤモリは人間に慣れることが可能ですが、すぐには慣れません。人工餌は、ヤモリが人間に慣れてから、まずはピンセットで生きた餌を食べる練習をして、その後人工餌に変更するようにしましょう。
ですが、すべての個体が食べることができる、と言うわけではありません。「人工餌を食べる個体もいる」と言う程度なので、人工餌での飼育ができない個体もいます。
また、一旦は食べてもその後食べなくなる場合もあり、その場合は生き餌に戻さなければいけません。
ヤモリの赤ちゃんがこんな時はどうする?
飼育中に餌を食べなかったり動かなくなったりしたら以下の対処をして見てください。
ヤモリの赤ちゃんが餌を食べない
餌を食べない原因には、ストレス、低温、餌が怖いなどが考えられます。
ストレス
野生のヤモリを捕まえた場合、環境に慣れるまでは餌をあまり食べないことはよくあります。慣れるしか方法がないので、慣れるまではそっとしておきましょう。また、夜行性なので昼間にかまうと余計ストレスを感じます。ケアは夜に行ってください。
低温
ヤモリは低温に弱く、室内の温度が低いと食べたものを消化できなくなります。ケージ内に温度計を設置して温度をチェックし、温度が低い場合はヒーターなどを使って25~28度に保って様子をみてください。
餌が怖い
コオロギなどの生き餌を与えようとケージに入れておくと、反対に噛み付かれてしまうことがあります。
ヤモリは臆病なので、餌となるコオロギに噛み付かれて怖くなり、食べなくなる場合があります。この場合は、餌を変えると食べるようになるので試してみてください。
ヤモリの赤ちゃんが動かない
赤ちゃんが動かない時は、ケージ内の低温または衰弱が考えられます。ヤモリは上記で解説したように、低温に弱い生き物です。ケージ内が低温だったら、ヒーターなどで温めてください。
保護した赤ちゃんは、餌を食べることができずに衰弱している場合もあります。SSサイズのコオロギを用意し、ピンセットで挟んで目の前をちらちらさせてみてください。無理なようなら夜寝る前にケージに放して様子を見てください。
いよいよの場合の最終手段としては、昆虫のはらわたなどの食べやすい部分を口の周りに塗り、舐めさせてみましょう。
鼻を塞ぐと呼吸ができなくなるので、鼻に付かないように細心の注意を払ってください。
総括:ヤモリの赤ちゃんについて
ヤモリは「家守」と書くように、家を繁栄させる、幸運をもたらす、などと言われ縁起の良い生き物だとされています。
ヤモリを飼育することは難しいように思っている方も多いかもしれませんが、人間に害を与えることもないため、ポイントをしっかり押さえれば可能です。
とくに赤ちゃんヤモリは、見ているだけで癒やされます。適切な環境で飼育すれば10年以上も生きるので、長くペットとしてかわいがることができます。
家の中に赤ちゃんヤモリが迷いこんできたら、保護して飼育してみてはどうでしょうか。
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