うましかと言えば…うましかて?様々な角度から多くの謎を解明!

「うましか」という四文字の言葉を聞いて、何を思い浮かべただろう?

グーグル検索だと「うましか 意味」はもちろんだが、「うましかて」や「うましか 歌詞」などなんとなく聞き覚えがあるようなものから「うましか 福井」や「うましか 中辛」、「うましか バーガー」などグルメ情報?と思われるものまで出てくる。中々奥深い「うましか」についての謎を少し調べてみた。

記事の内容

  • うましかと言えば「バカ」、実は意味はない
  • 「馬鹿」に理由があるのだろうか?
  • 鹿を指して馬と為す?中国の故事にも出てくる「馬鹿」な話
  • あのハウルも言っていた「うましかて」=美味し糧=いただきます
  • うましかて=美味し糧
  • うましかて=いただきます
  • 2019年発売の米津玄師の曲「馬と鹿」歌詞に込められた想い
  • 2019年といえばラグビー
  • 「うましか」で出てくるグルメ情報
    にく家うましか福井片町店
    うましか中辛・辛口・パッキンには注意を
    「うましか」バーガー
  • 総括

うましかと言えば「バカ」、実は意味はない

一番に思い浮かんだ「うましか」、それはやはり「バカ」なのではないだろうか?

意味はない、という言い方は少し違う、意味はあるのだ。おそらく誰もが知っているであろう「知能が劣り愚かなこと」。

しかし使い慣れた言葉のはずが、なぜ?と聞かれると由来は全く知らない事も多い。

うましか

「馬鹿」に理由があるのだろうか?

なぜ馬と鹿でバカになるのか?どうやら理由はなさそうだ。「馬」や「鹿」は本来神の使いであったり、神聖な生き物として有名なぐらいなのだ。

例えば「馬」は神の使いとして信じられていて、神社などに奉納されていたりして、その名残というか、高価な馬の代用品として「絵馬」に願い事を書いて納めるのはかなり身近で一般的だ。「鹿」も同様に、神の使いとして信じられており、特に奈良県では鹿を大切にしているのは有名だろう。

奈良県では家の前で鹿が死んでいたりするとその家の人間は重罪人として処罰されていたという事もあって、奈良県民は日本で一番早起きなんだとか。早起きして家の前で鹿が死んでいないか確認するそうだ。

そんな二つの生き物を合わせる事で「愚か」とはなんとも罰当たりな気がしないでもない。

しかし理由を知ればなるほどと言わざるを得ない。実はそもそも馬鹿→バカなのではなく、バカ→馬鹿、つまり音に合う漢字を当てただけという説が濃厚。元はサンスクリット語で、「無知」や「迷妄」を指す「baka」「moha」という言葉で、この音に合う漢字を当てたということだ。

鹿を指して馬と為す?中国の故事にも出てくる「馬鹿」な話

音に漢字を当てた、と言ってもたくさんある漢字の中からわざわざ「馬」と「鹿」を選んだのはおそらく、鹿(しか)を指して馬となすの解説からだろう。

「史記」秦始皇本紀にある、秦の趙高 (ちょうこう) が、自分の権勢を試そうとして、鹿を馬であるといつわって皇帝に献上した故事から》人を威圧して、まちがいを押し通すことのたとえ。また、人をだましておとしいれることのたとえ。

ここからきているのではないかという事だ。「馬鹿」以外に使われたのは「破家」、や「馬家」、「馬嫁」などであったが「馬鹿」が残ったようだ。確かに「馬鹿」のがどれよりもしっくりくる気がするし平和な気がする、これが「馬嫁」だったりするともはや字面だけで特定の人物を指す悪口になってしまい家庭内不和をもたらしそうだ。

ただやはり馬と鹿には少し気の毒なものだ。

あのハウルも言っていた「うましかて」=美味し糧=いただきます

「うましか」を調べていくと「うましかて」という言葉にもたどり着く。

日本の誇るスタジオジブリ・宮崎駿監督の名作「ハウルと動く城」の食事シーンにも「うましかて」という言葉は出てきていた。

しかしこれは「馬・鹿・手」という事ではないようだ。

ハウルも言っていた「うましかて」

「うましかて」=美味し糧

「うましかて」とは「馬・鹿・手」ではなく「美味し糧」つまり美味しい食料という事のようだ。日本にも「いただきます」という言葉があるがキリスト教などでは特に食料は神からの贈り物、与えて下さって感謝します。という気持ちを込めて行う食前のお祈りがあったりする。

つまり「うましかて」とは、それだけで完成しているのではなく、「美味し糧に感謝いたします。」や「美味し糧をお与え下さってありがとうございます。」といった美味しい食事に感謝する祈りの言葉のようなものではないだろうか。

うましかて=いただきます

みんな大好きジブリ飯。最近ロードショーでも放送された「ハウルの動く城」でもなんとも美味しそうなご飯が登場していた。初見の際は登場キャラクターであるマルクルが朝ご飯を食べる前に元気よく言った「うましかて!」に疑問を持った人も少なくないだろう。

前後の流れを見ると、ハウルの城でハウル、ソフィー、マルクルが食卓を囲み、城の主であるハウルのセリフ「諸君、いただこう。うましかてを。」に続いている事、その後皆で朝食を食べ始める事からやはりこれはこの世界流の「いただきます」である可能性が高い。

うましか:2019年発売の米津玄師の曲「馬と鹿」歌詞に込められた想い

「うましか 歌詞」という検索ワードが出てくるのは米津玄師の楽曲「馬と鹿」に関連すののだろう。

2019年といえばラグビー

2019年の日本といえば、ワールドカップが行われた」こともありラグビーが一世を風靡していた。「馬と鹿」はドラマ「ノーサイドゲーム」の主題歌としても広く知られている。

その際に米津玄師は公式Twitterでこうつぶやいている。

歌詞から感じられるのも、本人が言っている通り愚かだと言われても逆境に立ち向かっていく泥臭いけれど男らしい勇姿だ。

好きな事に向かって一直線に進んでいくような人を「〇〇馬鹿」と呼んだりするが、傷だらけになっても進み続ける姿を思い浮かべられるような歌詞のこの曲は、そういった人の想いをあらわしているように聴こえる。

作り出した米津玄師本人も「音楽馬鹿」といったところだろう。

米津玄師の曲「馬と鹿」

「うましか」で出てくるグルメ情報

ここまででも「うましか」には様々な文字と内容があるとわかるのだが、最後に「うましか」のグルメな情報をお届けしよう。

にく家うましか福井片町店

まずは「うましか 福井」で出てくるにく家「うましか」。お察しの通り焼き肉屋さんだ。

2021年の3月頃に移転し、今は「片町店」ではないようだ。現在の住所は〒910-0023福井県福井市順化1丁目8-17ダイナソービル。

メニューをざっと見たところ本当に美味しそうな焼き肉屋さん、残念ながら馬肉や鹿肉は提供されていないようだ。

にく家うましか福井片町店

うましか中辛・辛口・パッキンには注意を

続いては、「うましか 中辛」「うましか 辛口」、または「うましか パッキン」なんかでも出てくる情報。もちろんわかった上で検索している方もいるだろう。私が無知なだけ、もしくは空腹でグルメな情報を求めすぎているだけかもしれない。だがこの「うましか」は決してグルメな情報などではないのだ。

一瞬レトルトのパウチなんかに入ったジビエ料理などを想像してしまったりした方は…仲間だ、きっとお腹がすいているのだ。しかし騙されてはいけない、グルメ情報とは無関係だ!これはどうやら「チャンバーパッキン」というガスガンなどに使用する部品の事なのだ。

サバイバルゲームなんかで使われるものだったりするのだろう。そして「辛口 中辛」というのは辛さではなく硬さの表記らしい。個人的には、グルメ情報じゃなくて残念…

「うましか」バーガー

最後に、とっておきの「うましか」、「うましか バーガー」で出てくる情報だ。個人的には一番気になる「うましか」、その名も「うましかバーガー」。

これは長野県上田市の道と川の駅・おとぎの里で2017年4月29日(平成29年4月29日でにく年しか月にく日という事らしい)に発売されたその名の通り鹿肉を使ったジビエ料理で、ご当地バーガーとして有名らしい。

野山を荒らしてしまう鹿の駆除に困っていて、鹿肉の有効活用として誕生したこのバーガー、販売するスタッフは「バカバーガー」と呼んでいるんだとか。サイズ別で「大馬鹿バーガー」、「小馬鹿バーガー」があるそうだが「小馬鹿バーガー」の方が注文しづらい気がする。

ご当地〇〇と聞くと俄然興味がわいてしまう、一度食べてみたいものだ。

総括:うましかについて

さて、本当に様々な「うましか」が存在していて驚いたのだが、少しは「うましか」の謎が解けただろうか?

本来馬と鹿の二つの生き物は神聖なイメージがあるが、並べてしまうと「バカ」になったり、故事にも出てきていたり、「バカ」なんていう一見ただの悪口になってしまう言葉がアーティストの手によって美しく使われていたり、美味しい食材として使われていたり、はたまた小さな部品の名称として付けられていたり、なかなかに面白い言葉だと思った方も少なくないだろう。

「うましか」に限らず興味や疑問をもって、謎の言葉を調べてみるのは面白いものだ。

 

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