「左利きの彼氏が欲しい!」と思っている女性が一定数いるらしい。右利きの女性からみるとカッコよく見えるのだろうか。
当たり前だが、世の中には右利きの人と左利きの人がいる。たまに両利きと言う人もいるが、それは左利きの人が学校で「右手を使うように」と指導された結果、左利きの人でも右手が使いやすくなり、右利きの人が全く使用しない左手よりも、利き手ではないほうの右手を器用に使える、といった結果である。
もしくは右利きの人が何らかの理由で「左利きになりたい!」と、左手を使うように訓練した結果、である。両利きと言っている人にも「どちらかと言えば」の利き手は存在する。
人は自分にないものを相手に求めるという。ハサミや包丁など、一般に右利き用のものしか出回っておらず、左利き用は右利き用に比べ若干金額が高い為、左利きの人は使いづらい右利き用のものを無理して使っていたりするのだが、右利きの人はその使いづらさをとても珍しそうに見に来たりする。
そして、左利きの男性に対して「自分にないものを持っている!」と感じる女性たちが、左利きの彼氏が欲しい、1度お付き合いしてみたい、と思うようである。
記事の内容
- 左利きの彼氏が欲しいと思う理由
博報堂生活総研の調査 - コミュニケーション能力が高い気がする
- かっこいい男性に見える
- 注目されやすくてずるいけどつい見てしまう
exiteニュース:これでも左利きに憧れる? - 左利きの男性にドキドキする
- 左利きの彼氏が欲しいと思ったら、行動あるのみ
- 左利きの彼を好きになる時がきたら、迷わずアタック
- 実はとてもモテる
- 左利き男子に萌える
- 彼氏との「立ち位置」は、問題になるかも知れない
- 左利きの彼氏が欲しい~運命の赤い糸は彼の左手に~
- 総括
執筆:TANO
出会いのススメ:行動すれば世界は変わる!
左利きの彼氏が欲しいと思う理由
博報堂生活総研の調査によると、「生まれつき左利きである」という男性の割合は2020年で男性6.9%である。
2000年の調査開始から性別、年代、地域別とも、ほぼ横ばいで、人口に占める左利きの割合はほぼ一定という事が分かる。
100人中約7人は男性の左利きなのだが「周りに男性の左利きの知り合いはいない」という女性も多いだろう。
左利きの男性を彼氏にしたい!と思うような「左利きの男性に特有の特徴」といったものはあるのだろうか。
コミュニケーション能力が高い気がする
コミュニケーション能力は後天的なものであり「左利きだからコミュニケーションが高い、低い」という関連性は低いと思われる。なぜ左利きの人と右利きの人がいるのか、左利きの人に固有の特徴はあるのか、は医学的にはまだはっきりと解明されておらず、推論の域を出ない。
現段階で一般的に言われているのは「左利きは右脳が発達し、右利きは左脳が発達する」という事である。脳と手先の神経はクロスしており、利き手と反対側の脳が発達している、という所までは確かである。
また、「右脳は音楽や芸術的な感覚、空間構成能力」を司り、「左脳は計算処理能力や言語処理能力」を司る、という所までは確かである。
左利きの左脳は右脳より発達が劣るので言語処理能力が右利きより劣る=コミュニケーション能力が低い、と言われる場合もあるが、これは当てはまらないだろう。
左利きのピアニストは右脳の方が発達しているのかも知れないがピアノは両手で弾く。しかも右手の方がメロディーラインである事が多く、どちらかと言えば右手を駆使している。
一般の人でも、パソコンのタイピングは両手でするだろう。現代は両方の手が鍛えられる機会が多いのだ。従って、左利き固有のコミュニケーション能力というのは考えにくい。
そもそも利き手は生まれつきだが、コミュニケーション能力は後天的なものである。しかも、言語処理能力を司るのは左脳だが、言葉を発することなく、穏やかにニコニコして黙っている人も、コミュニケーション能力は充分あると言えるだろう。
コミュニケーション能力というのは、周りの環境に揉まれて鍛えられていくものであり、利き手とは関係ないが、「左利き」という特殊な機能がある事で、右利きの人より会話のネタが多い事は間違いない。
「あ、左利きなんだね」とは言われても「あ、右利きなんだね」とは言われないだろう。そこから会話の糸口を掴めることは、左利きの強みではある。左利きの苦労話で盛り上がれば「コミュニケーション能力が高い」ように見えるかもしれない。
かっこいい男性に見える
昔から人口の中に一定数の左利きは存在していた。しかし、昔は左利きを右利きに矯正される事がとても多かった。学校の先生も、先生自身が右利きだと、左利きに置き換えて考える事が難しかったのだろう。
日本ではほとんどのものが右利き用に作られている。ハサミ、包丁はもちろんの事、自動改札も右でタッチするように作られている。
左利きには暮らしにくい事この上ない。右に矯正されて良かったと思っている中高年の「隠れ左利き」もいるかもしれない。
左利きが市民権を得て「かっこいい」と最初に思われだしたのは、あの「世界の王貞治」が左利きで左打ちだった事が最初ではないだろうか。
右利きが大多数であった日本球界で、大記録を打ち立てた左利きの王さん。左利きは矯正せず、左利きのままで良いのではないか、と思わされた人も多いだろう。
王さん自身は父親に「筆と算盤は右手で」と言われていたため、最初の頃は父親に気兼ねして右打ちであったがさっぱり結果が出ず、左打ちにしたとたんに目ざましい活躍をするようになったという。
そんなわけで今は左利きを無理に矯正せず、左利きのままでいる人が多い。字を書くのも、箸を持つのもスマホを持つのも左手。たまに握手をする時もつい左手を出してしまい、相手が右利きだとうまく握手が出来ない事もあるが。
これが、右利きの人には、新鮮に見えるようだ。特に字を書いている姿などは、一つの芸を見ているような気持ちになる。書き順が真逆なのにきちんと漢字が並んでいたりするのをずっと見ていると、頭がこんがらがってくる。
しかし、この特殊性がかっこよく見える事がある。特にスポーツの場においては、左利きはとても目立つ。サウスポー、左手でのシュート、左手でのアタック…野球やバスケットなど、女子からの人気が高いスポーツである事に加え、左利きというのはかっこよく見えるには、少しだけ有利かもしれない。
注目されやすくてずるいけどつい見てしまう
ニュースサイト「しらべぇ」が20代~60代の男女1372人に調査したところによると、左利きに憧れたことがあると答えた人は20代~40代それぞれで約3割いる。そして、ひそかに左利きになりたくて練習をした事がある人の割合は約2割であった。
左利きであるというだけで注目度が3割増だなんて、何だかとてもずるいような気もするが、左利きの人達はそれで注目してもらおう、などとは思っていないので、ご勘弁頂きたい。右利きの人より不便ながらも、毎日自動改札を通って健気に会社に通っているのだ。
手帳型のスマホケースは使いづらいし、ファミレスでスープバーの大鍋に行くと、スープをよそいやすいように先が細くなっている、雨の雫のような形のおたま(レードルというらしい)も右利き用の為、先が細い方を使えずに、反対側の普通のおたまのような形の方からスープをよそうようになり…
ただ、こうした不自然さに注目し始めると、きっと何だか面白くなってきてしまうのであろう。ついつい左利きの彼を目で追うようになってしまう女性もいるのではないか。
左利きの男性にドキドキする
こうして左利きの男性に注目するようになると、だんだんその男性に対する好意が生まれてくるのは自然な事だろう。
使いづらいハサミを一生懸命使っているさまが微笑ましかったり(ただし、その男性はおそらく子供のころからそうしたハサミには慣れているのだが)そうかと思うとスポーツの場面ではその左利きがひときわ輝いて見えてドキドキする。
こうなってくるともう、恋愛の前段階である。すぐそこまで恋愛は訪れている。
左利きの彼氏が欲しいと思ったら、行動あるのみ
こうして左利きの男性に注目しているうちに、恋心が芽生えてくる可能性は充分ある。
左利きだから好きなのではなく、注目しているうちにその男性の心根の良さが分かってきたのだろう。
左利きはその男性を表す一部分でしかない。その男性自身がきっと「良い人」なのだ。彼氏になってもらうべく、行動を始めよう。
左利きの彼を好きになる時がきたら、迷わずアタック
先に述べたが、左利きの男性の割合は6.9%なのだ。あまりお目にかかれるものでもない。もし左利きである事がきっかけで、その彼を好きになったのであれば、迷わずアタックしてみよう。
左利きの男性を注目していれば誰でも好きになれる、というものではない。もしかしたらその左利きぶりが不快に思えてしまう人もいるかもしれない。
好きになったのであれば、左利きの部分も含めて、その彼自身が好ましいのである。アタックしなかった事を後悔しないよう、ぶつかってみようではないか。
実はとてもモテる
あなたが注目したのと同じように、他にもその彼に注目している女性がいるかもしれない。何しろ6.9%しかいない貴重な左利き男子である。
使いづらいツールと必死に格闘しているように見えて(繰り返すが、子供のころから使いづらい事を当たり前に思い使っている、ハサミや包丁だったりするのだが)母性本能がくすぐられる女性もいるのではないだろうか。
素直に行動に移せる女性だと「私がやってあげるよ~」などと、距離を縮めるチャンスをごく自然に活かす事も出来る。また、その彼がただ左手で字を書いているだけでも、そのさまが珍しくて周りに人が群がるなどという事もあるかも知れない。
こうした見方をすると、左利き男性は確かにモテるようである。ひょっとするとライバルは多いのではないだろうか。
左利き男子に萌える
日本テレビの情報番組「ZIP」で、かつて「左利き萌え現象」というものを特集したことがある。
左利き男子のやることなすことがおぼつかなくて「かわいい!」となるのだそうだ。また、カラオケボックスで、左手でタンバリンを叩くのがかわいいのだそうだ。
当の左利き男子からすると「なんだそれは」と思うかもしれないが、無自覚の可愛らしさほどやっかいなものはない。
テレビで特集されるくらいとなると、今流行りの言葉で言うなら「好感度爆上がり」といったところではないか。「先んずれば人を制す」である。ライバルより先に告白して、意中の左利き男子を彼氏にしてしまおう。
彼氏との「立ち位置」は、問題になるかも知れない
さて、めでたく左利き男子を彼氏としてお迎えする事になったなら、早速デートをしてみよう。しかしそこで考えてしまうのが「立ち位置」である。
彼氏は当然左利き、あなたは右利きだとする。道路を歩くとき、お互いに荷物を利き手で持っているとしたら、あなたが道路に対して右側、彼氏が左側のほうが、お互い利き手側に空きが出て歩きやすい。
ところがこれは、あなたが「車道側」になる事が多くなるのである。車の流れに逆らって常に歩いていれば彼氏が車道側であるが、多くの人は車の進行方向と同じ向きで歩いている。彼氏は気が気ではないだろう。
そこで、手を繋いで歩いてみると、問題は解決である。彼氏は車道側で左手を出し、あなたは内側から右手を出して手を繋ぐ。自然と荷物は利き手ではない方の手で持つことになるが、手を繋いでいる幸福感の中では全く気にならないだろう。
くれぐれも、他の歩行者の邪魔にはならないように注意して手を繋いでもらいたい。
総括:左利きの彼氏が欲しい~運命の赤い糸は彼の左手に~
ここまでのポイントをまとめてみよう。
左利きの彼氏が欲しいことについて
- コミュニケーション能力が高い気がするから
- 左利きがあまりいなくて珍しいから
- 右利き用のツールを頑張って使っている姿がかわいいから
気になる彼にはどんどんアタックしよう
- 左利きの男性は注目度が高く、ライバル多し
- テレビで特集されるほど「左利き萌え現象」が今、熱い
- デートの時は立ち位置に注意
今回は、数少ないと言われる左利きの男性を彼氏にしたい、という女性の気持ちを記事にしてみた。
きっかけは左利きの珍しさだったかもしれないが、注目しているうちに生まれる「あぶなっかしさを助けてあげたい気持ち」やスポーツで目のあたりにしたかっこよさから生まれるドキドキした気持ちは、彼が右利きであろうと左利きであろうと関係ない、その人自身を見つめてきた結果である。
だが実際にその彼とお付き合い出来たら、左利きならではの面白ワールドをあなたも少し覗くことができるかも知れない。