死別とは、文字の通り死に別れのことを言う。両親や親戚、恋人など身近な方が亡くなった時によく使われる。生きている以上は仕方ないことだが、やはりとても悲しい気分になるだろう。
親や兄弟、仲の良い友達もいるが、今回は恋人と死別をテーマに解説していく。死別した経験がある方も、全く検討がつかない方もぜひ最後まで読んで欲しい。
記事の内容
- 恋人との死別について
- 恋人と死別する事例は多い?
- 新しい恋が出来ない理由
- 悪夢を見ることもある
- 後追いする事件
- 知恵袋に寄せられた恋人と死別した話3つ
①恋人が忘れられない
②死別した恋人の私物はどうする?
③後追いしたいが怖くて出来ない - 恋人と死別した時の立ち直り方
お墓参りや法事に参加する
グリーフケアを受ける - 次の恋をするべきか?
- 総括
執筆:SR
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恋人との死別について
まずは恋人との差別について解説していこう。
身内とは主に血が繋がった親族のことを指す。しかし最近では、恋人関係にある男女も身内と呼んだりする。過ごした時間は短くても、家族と同じくらい大切な存在だからだろう。
家族だろうが恋人だろうが、亡くなってしまうと胸に大きな傷を負う。現状を理解して誰にでも優しく接することが大切だ。
恋人と死別する事例は多い?
結婚していない男女の死別経験数を調査するのはかなり難しい。なぜなら、本当に付き合っているのかどうかはっきりと分からないからだ。
結婚をしているのであれば法的な証拠があるので、ほぼ正確な数値を出すことが出来る。では実際に死別経験率はどうなっているのか見ていこう。
表を見れば分かるように、年を取れば取るほど割合は増えている。これは寿命によるものだと考えられるだろう。29歳以下に関しては男女共に死別したことはないという結果だった。
この結果から分かるように恋人や配偶者と死別するのはかなり稀である。しかしこれはあくまで調査の一部なため、若くして恋人と死別したという人もいるだろう。
恋人と死別と聞いて恋空という作品を思い浮かべた人がいるのではないだろうか。ケータイ小説として投稿された恋空は書籍化や漫画化、映画化やドラマ化もされ大ヒットした。
この作品が話題になった理由のひとつとして、ノンフィクションであることが挙げられる。簡単にあらすじを説明すると、高校生で知り合った男女が死別してしまう話なのだ。ケータイ小説は主に女子高校生が好んでいるため、自分と同じ世代の人がこんな経験をしているのかと衝撃を受けた。
このように、細かく調べれば恋人が死別した人はどの年代でもいると予想される。というのも死別したことを他の人に言いふらしたりしないからだ。もし周りに恋に対して消極的な知り合いがいたら、頭の片隅に可能性として置いておくべきなのかもしれない。
新しい恋が出来ない理由
恋人と死別した方にとってまず壁になるのは、次の恋愛についてだろう。70代や80代で亡くなられたらそのまま静かに老後を過ごすかもしれない。
ただ中にはまだ若くして死別したカップルもいる。病気や事故などいつ何が起こるか分からないからだ。そのような場合、新しい恋人をすぐに作ろうとはあまりしないだろう。
出典:Yahoo!ニュース・「死別した夫は“殿堂入り”。比べるとかじゃない」
Yahoo!ニュースによると、新しい恋人を作らない理由として一番多かったのは、亡くした配偶者に申し訳ないという気持ちからだった。確かにすぐに別の人に乗り換えると、今までの恋人とは遊びだったのかと思われてしまう。親類からの批判や友達や同僚の目が気になるのもここから来ているのだろう。
そして、新しく出来た恋人も良い思いはしない可能性がある。付き合ってすぐの恋人に実は1週間前に元カレと死別したとカミングアウトされると、かなり驚き複雑な心境になる。
正直なところ、このような心配をしているのは死別の経験がない人だと思われる。なぜなら恋人と死に別れると、すぐに立ち直ることなんて出来ないからだ。すぐに次の恋を探す必要も全くないので、自分のペースで過ごすべきだ。
悪夢を見ることもある
夢の内容は寝る前の思考に深く関係していると言われている。試験前日に実際にテストを受けている夢を見たことはないだろうか。試験でミスをしてしまい、それを引きずって何度も同じ夢を見たりもする。印象的な出来事がある日は、それに関する夢の内容になることが多い。
特に強いストレスを感じていると、悪夢にうなされたりする。そのせいで途中で何度も目が覚めたり、眠るのが怖くなり不眠症になってしまうのだ。
ストレスマウンテンによると、配偶者や恋人の死によるストレスが一番大きいという。一見親族の方がストレスを感じると思われがちだがそうではない。仲がとても良い親子でも、恋人が出来るとそちらを優先するだろう。
親と恋人どちらに自分の全てを曝け出すかと聞かれると、ほとんどの人は後者を選ぶ。恋人と今後一緒に過ごすと思っていたのに、死別してしまった。その時のショックは計り知れないものである。
睡眠がしっかり取れないと身体にも悪影響が出る。恋人と死別してまともにいられる人なんていない。一人でなんとかしようとせずに異変を感じたらすぐに病院に行こう。
後追いする事件
恋人と死別してその後を追う事件は少なくはない。愛する人がいないのであれば生きていても意味がない…そんな考えから自殺を図るのだ。誰かがそばに付いてあげてメンタルのケアをしたりするが、それでも命を絶ってしまうのだ。
出典:Livedoor NEWS・ボーイフレンド事故死に立ち直れず。20歳女性が後追い自殺。
残念なことにこれは日本だけでなく、世界でも恋人の死に立ち直れずに後追いするカップルがいる。
2014年9月、遮断機がない踏切で電車に撥ねられ男性が命を落とす事件が発生した。男性は享年19歳とかなり若くして亡くなられた。当時恋人関係であった20歳の女性は、その2ヶ月後に踏切で電車に轢かれ亡くなった。
その踏切は男性が亡くなった場所と同じだったため、後追い自殺だったと言われている。あまりにも若くして亡くなった2人の男女に心を痛めた人も多かっただろう。
後を追うと、自分の同じような悲しみをまた他の人に与えてしまうことになる。そのことをしっかり頭に入れておいて欲しい。
知恵袋に寄せられた恋人と死別した話3つ
恋人を失った方は本人にしか分からないとても大きな悲しみを抱えている。
経験がない人からすると、理解するのはなかなか難しいだろう。軽率な発言をしてしまうのも無理はない。
そこで、Yahoo!知恵袋に投稿された質問を3つ紹介する。実際に投稿された内容を知れば、ある程度気持ちも理解出来るのではないか。
恋人と死別するとたくさんの悩みが出てくる。これからどうすれば良いかも分からないし、食事だって喉を通らないだろう。もし悩んでいる質問を見つけたら、アドバイスをしてあげて欲しい。
①恋人が忘れられない
亡くなった恋人のことが忘れられずに生活に支障が出る…そんな方はかなり多いだろう。実際にYahoo!知恵袋にも似たような質問が存在する。
この質問者も夫と死別して辛い日々を送っていた。どうしたら忘れられるかとYahoo!知恵袋に助けを求めた。そして多数のアドバイスをもらい、以下のように答えた。
質問者からのお礼コメント
皆さん、回答ありがとうございました。忘れる事なんて出来るわけ無く わかっていても 聞きたくなります。 皆々様からも自分と同じ思いを聞く事が出来てホッとしました。 ありがとうございます。
Yahoo!知恵袋より引用
ここで大切なのは《忘れられないのは分かってるけど聞きたくなる》点だ。何度も自分に言い聞かせるよりも、他の人から言われる方が説得力が上がる。自分以外から発せられる言葉はとても強力なのだ。
また辛い思いをしているのは自分だけではないので頑張ろうと質問者はコメントしている。いつも近くにいてくれた恋人という存在がいきなりいなくなってしまうと、悲しみと同時に孤独感も押し寄せてくるのだ。同じような経験をした人とコミュニケーションを取れるのがとても大きいので、ホッとしたのだろう。
②死別した恋人の私物はどうする?
続いて紹介するのは、死別した元恋人の物を捨てずに持っている件についての質問だ。
亡くなった元カノの大切にしてた私物を彼氏が大切にしてたら嫌ですか? 思い出まで奪う権利ない? 私ではなく知り合いですが 彼氏が亡くなった元カノの大切にしてたヌイグルミを 遺族からもらい 今でも大切にしてるそうです。
(中略)
亡くなった人の思い出まで捨てて または 遺族に返して言えますか? 友達は今度 遺族に返してて頼むそうですが 別れたわけじゃないし 死別だし それを拒否できますか?
Yahoo!知恵袋より引用
これもなかなか難しい問題だろう。元恋人の物なら気持ちの整理をするためにも片付けた方が良い。しかし死別したとなると話は変わってくる。なぜなら正式に別れていないからだ。お互い好き同士なまま離れてしまったので未練があり、物が捨てられなくなってしまう。
気持ちは痛いほど分かるが、今の恋人からするとあまり良い思いはしないだろう。他の異性の物を大切にしているとどうしても嫉妬してしまう。
この問題に関しては、お互いに寛容な心を持つことが解決の鍵になるだろう。死別した恋人の遺品はなるべく見えないところに置いたりする心遣いをしてもいいかもしれない。亡くなった恋人はこんな人だった、こんなことをしたと2人で一緒に語れるような関係を作るのが理想である。
③後追いしたいが怖くて出来ない
4日前に、同棲していた恋人と死別しました、自殺でした。 どうして止められなかったんだろうと言った罪悪感、そして逢いたい、寂しいといった感情が入り混じって毎日涙がでます。
(中略)
今も泣きながら質問してます、正直死にたいですが死ぬのは恐いです。 ご飯が食べられません 寂しい、逢いたい寂しい、寂しい、ただそれだけです 取り留めのない質問ですみません 経験者の方、なんでもいいのでお話をきかせてください。
Yahoo!知恵袋より引用
恋人と死別する原因は3つある。事故、病気、そして自殺だ。どんな理由でも悲しみは変わらないが、特に自殺で恋人を失うと精神的に参るだろう。辛さに加えてなぜ止められなかったのかという自責の念が特に大きくのしかかるからだ。自分が少し行動を変えれば救うことが出来たのではないかと後悔しか残らない。
恋人と死別して後追いする事件でも紹介したように、遺された者は同じようにこの世を去ろうとする傾向がある。恋人が自殺なのであればなおさらだろう。
それでもやはり死ぬのは怖い、怖いけど生きているのも辛い…質問者はそんな悩みをYahoo!知恵袋にて語った。
考えて欲しいのは、自分が亡くなって恋人は喜ぶかどうかである。何も言わずに自殺をしたのはきっと心配させたくないからだ。亡くなった恋人のためにも今を生きるべきだろう。
恋人と死別した時の立ち直り方
時間が経てば死別した悲しみはなくなるとよく言われている。しかしそれでは直接的な問題解決にはなっていないので、いつまでこんな苦しい思いをすれば良いのかと自暴自棄になってしまう
そこでここからは具体的な立ち直り方を3点紹介していく。ただ無理に立ち直ろうとしなくても良い。泣きたい時は思いっきり泣こう。
お墓参りや法事に参加する
人が亡くなると定期的に法事や法要が行われる。故人を思い出して悲しくなるので参加しない人も多いのではないだろうか。
強制はしないが出来る限り法事などの行事には行った方が良い。改めて死に向き合うことにより現実を知ることが出来るからだ。
法事には恋人の親しい人が集まる貴重な機会でもある。そこで親や兄弟がいれば、自分が知らないエピソードを聞けるかもしれない。亡くなってから止まっていた時間が動き出した感覚に陥り、前向きな思考になる。
他の人との交流がまだ難しい精神状態ならお墓参りに行ってみよう。お花を添えたり墓石に話しかけたりするとある程度心も休まるだろう。きっと遺された者の気持ちも届くはずだ。
グリーフケアを受ける
グリーフケアという言葉を聞いたことはあるだろうか。恋人だけでなく親族や仲の良い友達などと死別し、悲しみから克服出来ない方を支援することを指す。グリーフケアの《grief》は悲しみ、《care》は配慮や気配りという意味がある。
一般社団法人日本グリーフケア協会は、死別した方の心のケアに力を入れている団体である。精神科や心療内科のようなカウンセリングが主な支援内容になっている。専門の医師と話をし、改善に向けて治療をするイメージだ。
他には死別の経験のある方を集め、交流を目的としたワークショップを開いたりしている。
※同上:一般社団法人日本グリーフケア協会
それに加えてケアをする側にまわりたい人の募集や死別に関する講演会を実施している。若い世代に理解してもらうためにさまざまな活動をしているのが、このグリーフケア協会なのだ。
グリーフケアアドバイザーという認定講座もあるので、死別した方の力になりたい人にはオススメである。
次の恋をするべきか?
恋人の死別によって空いた穴を防ぐには、やはり次の恋愛をするのが一番良いだろう。人は変わるが自分に寄り添ってくれる特別な存在がいるだけで安心出来る。
ただ中途半端な気持ちで恋愛をするのはNGだ。代わりを探すためだけに恋人を探すと相手にも失礼になる。すぐに恋人を作る必要もないので、自分の気持ちを考えながら行動しよう。
ただ、実際のところマッチングサイトの掲示板を見てみると「同じ境遇の人」がいることも事実だ。まさに、あなたと同じで恋人と死別してしまったものの、ある程度時が経ち次の恋へ進もうと努力している人がいたり、未だ悲しみの中で心を打ち明けられる仲間を探していたりする人もいる。
考えてみれば、このケースでは日常の中で同じ境遇の人を探すことは困難だろう。不運にもそれほどにレアなケースだからだ。だからこそ、マッチングサイトの活用をお勧めしたい。
そうすることで断言こそできないものの、新しい一歩を踏み出せるかもしれない。或いは、悲しみが少なからず癒されるかもしれない。まずは、動いてみるべきではないだろうか。
なお、こうした理由であれば「華の会メール」がお勧めであり、掲示板であなたと同じ境遇の人を数名見つけたからだ。ぜひとも、頑張ってみてほしい。
総括:恋人と死別したら誰かと話をしよう
今回の記事のポイントをまとめておこう。
恋人との死別について
- 恋人と死別する事例はかなり少ないが、それなりにはいる
- 亡くなった恋人に申し訳ないという気持ちから新しい恋が出来ない
- 恋人と死別するとストレスから悪夢を見ることがある
- 日本だけでなく世界でも死別した恋人を追って後追い自殺する事件は起こっている
実際に恋人と死別した人の悩み
- 亡くなった恋人のことが忘れられない
- 死別した恋人の私物をずっと大切にしている
- 後を追いたいが怖くて出来ない
恋人と死別した時の立ち直り方
- 法事や法要、お墓参りに参加して故人に会いに行く
- グリーフケアを受ける
- 次の恋をするのも良いが無理は禁物
年を重ねれば重ねるほど、死別は経験する確率は上がる。大事な人がいなくなって悲しいのは当たり前だ。精神的に病んでしまう人だってもちろんいる。
しかし、凹んだり泣いたりするのは決して悪いことではない。いつまでも立ち直れずにダメな人間だと自分を責める必要もないのだ。辛い時は誰かに甘える姿勢も大切なのかもしれない。