人間にとって60歳は還暦の年であり、人生の節目と言われている。親戚からお祝いされたりして、改めて実感するのではないか。歳を取れば取るほど、悩みも増えてくるだろう。
今回は、60歳に焦点を当てて現状や寂しいと感じる理由、どうすれば寂しくなくなるかを紹介していく。
記事の内容
- 60歳の一人暮らしは寂しい:ひとりぼっちの現状
- 60代は友達がいないから寂しい?
- 60代の独身一人暮らしは多いのか
- 60歳の一人暮らしが寂しいと感じる理由4つ
①仕事を辞めた
②配偶者と死別、又は離別した
③子どもと疎遠になった
④身体の変化に老いを感じた - 一人暮らしの寂しい60歳(高齢者)の寂しさ解消法3つ
①趣味を見つける
②セカンドライフを充実させる
③自分に自信を持つ - 総括
執筆:SR
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60歳の一人暮らしは寂しい:ひとりぼっちの現状
日本は高齢化社会になってきている。若い世代が足りず、お年寄りがお年寄りの世話をする老老介護なんて言葉まであるのだ。
そんな中、ひとりぼっちの60歳は実際どのような生活をしているのだろうか。その実態について紹介していく。知ることによって寂しさを理解出来るかもしれない。
60代は友達がいないから寂しい?
60歳は友達がいないから寂しい、そういうわけではない。生まれてから今まで、友達が1人もいない人生を送ることはほぼあり得ないからだ。学校でたまたま隣の席になった人と仲良くなったり、一緒に仕事をした仲間だったり必ず何かしらの付き合いはある。
友達と言われると、同世代のイメージが大きい。実際はそうではなく、年上でも年下でも仲が良ければ友達と言えるだろう。友達に年齢層は関係ないのだ。それではなぜ、歳を取れば友達が少なくなると思われがちなのだろうか。
内閣府の調査の結果から、親しい友人が男女ともにいない高齢者はおよそ2割ほどいると分かる。年齢が高くなるほど友達が少なくなっていることも資料から見て取れるだろう。これはなぜか、考えられる理由は2つあるので順番に説明していこう。
- 仲が良かった友達が亡くなってしまった
- ジェネレーションギャップが大きくて、話についていけなくなってしまった
まず一つ目の友達が亡くなってしまった、これに関しては仕方のないことである。命がある以上、いつかはいなくなるものだ。
医療の発達により、昔と比べると平均寿命は長くなっている。しかし便利な世の中になった分、何が起こるか分からないのだ。幼くても交通事故に遭って亡くなる方だっている。病気や不慮の事故で突然命を落とし、友達が少なくなってしまう。
それは同世代の友達だから少なくなるのでは?と疑問に思う人もいる。これが、二つ目の理由に繋がってくるのだ。60歳にならなくても、ジェネレーションギャップを感じる人は多いだろう。
現在のトレンドは目まぐるしく変わっている。話題になったニュースでも、1週間経てば誰も見向きしないような世の中になってきているのだ。歳を取ると記憶力や判断力が鈍り始める。それなのに、毎日毎日新しいことを取り入れるのはかなり労力が必要だろう。
つまり年下の友達を作るには、ある程度その時代にあった話をしなければならないのだ。初めは気を遣って合わせてくれていても、気付いたら年下の友達とは疎遠になっていた…これはジェネレーションギャップに理由がある。
60歳だから友達が少ない、それは自然なことなのだ。かわいそうだからといって、無理やり友達になろうとする必要もない。中には静かに暮らしたい人もいるので、その場の空気を読みつつ接してみよう。
60代の独身一人暮らしは多いのか
出典:高齢化の状況・内閣府
内閣府が発表した高齢化の状況のグラフからも分かるように、高齢者の一人暮らしはとても増えてきている。1980年では男性は4.3%、女性は11%が高齢者で一人暮らしをしていた。それに対して2015年には男性が13.3%、女性が21.1%とかなり増加しているのだ。
60歳の一人暮らしには、さまざまな危険が潜んでいる。食生活が乱れて体調を崩したり、階段で転倒してケガをしたり親族からするとかなり不安だろう。一人暮らしをしている高齢者が亡くなる孤独死も問題視され始めている。
そんな方に向けて、厚生労働省や自治体は高齢者の一人暮らしをサポートする体制を整えている。
これは、日々の生活の中で欠けてはいけない5要素に基づいて、高齢者の一人暮らしを支えようという取り組みをまとめた資料である。このように分けて考えることにより、ニーズがはっきりして高齢者もサービスを受けやすくなる。
この中で特に注目されているのが宅配サービスだ。AmazonやYahoo!ショッピングといったECサイトとは違い、毎週カタログを渡されチェックした商品を家まで届けてくれるサービスだ。
スマホ世代であれば、文字を書くよりもタップして打つ方が慣れている。しかし、高齢者はスマホやケータイに対して苦手意識を持っている方が多い。それでも使おうと無理をした結果、商品の個数間違いや送付先漏れなどが起きてしまう。
出典:生協公式CO・OP
宅配サービスの中でも特に有名なコープは、食料品はもちろん、日用品や毛布まで生活必需品を幅広く揃えている。また基本的には毎週同じスタッフが家まで届けてくれるため、交友関係も築くことが出来るのだ。欲しい商品がなくても、スタッフと話をしたいから何か買ってみる。そんなユーザーも多いだろう。
このように60歳以上で一人暮らしをする人は増えてきているが、さまざまな対策を練っている。問題なのは、それを知っているか否かだろう。もし祖父や祖母が一人暮らしをしていて寂しそうにしていたら、一度勧めてみてもいいかもしれない。
60歳の一人暮らしが寂しいと感じる理由4つ
歳を重ねると、生活環境はどんどん変わっていく。良い方向に向かうかどうかは、その時にならないと分からない。歳を取ってから一人暮らしをしていると、特に寂しさが募るだろう。
その寂しさは感じている本人にしか分からないことが多い。そこでどんな年代の方にも分かるように、60代が寂しいと感じる理由を紹介していく。
①仕事を辞めた
人生の半分以上の時間を仕事をして過ごす人がほとんどだろう。仕事は基本的に生活をするために働くが、その中でいろんな人と出会い楽しくなる。経験を重ねていくうちに苦を感じなくなり、仕事が好きになるのだ。
出典:内閣府・就業の状況
内閣府は全国の60歳以上の男女に、何歳まで仕事を続けたいかとアンケートを行った。その結果、65歳くらいまで働きたいと答えた人が25.6%と一番多かった。
そして、驚くことに《働けるうちはいつまでも》と答えた60歳以上の方が全体の20.6%もいたのだ。これは、収入のためだとは考えにくい。日本には高齢者の生活を支援するため、年金制度など金銭的な支給がある。言ってしまえば、働かなくても生活はなんとかなるはずなのだ。
それでも働きたいのは、先ほど述べたように仕事の仲間との関係を維持したかったり、やりがいを感じているからではないだろうか。この思いは男女関係なく持っていると、調査の結果からも分かる。
では実際に何歳で仕事を辞めているか、厚生労働省の調査結果を見ていこう。平成20年度のデータでは、60歳以上で退職した人が66.0%と7割近くを占めていた。その内、44.7%が60歳から64歳の間に仕事を辞めている。つまり60代前半で退職する人が一番多いのだ。
しかしこの結果は、定年制度がある会社での年齢である。定年制度がない会社では、なんと70代以上で退職した人が20.6%もいる。ここから先ほどの内閣府の調査にもあった、働けるのであればずっと働きたい意思が垣間見えるだろう。
そんな人がいきなり仕事を辞めざるを得ない状況になったらどうだろうか。心の準備が出来ていない分、とても寂しい気持ちになってしまうのだ。
②配偶者と死別、又は離別した
一人暮らしをする60代には、とある事情がある場合がほとんどである。それは配偶者と死別か離別をしている点だ。死別は亡くなって別れること、離別は離婚のことを指す。
これは5年前は夫婦で暮らしていたが死別し、今はどんな生活しているかを比較する表だ。これを見て分かるように配偶者と差別すると男性は22.1%、女性は31.3%も単身世帯、つまり一人暮らしに移行している。
子どもが出て行って夫婦水入らずの時間を過ごしていたかもしれない。2人の思い出の場所を捨てたくないという気持ちが大きいのだろう。亡くなってすぐは、配偶者が使っていた物もそのまま残っており、そこにいるのは辛いかもしれない。それでも住んでいた場所を離れない方が多いのだ。
※同上国立社会保障・人口問題研究より引用
では、離別の場合はどうだろうか。男性は夫婦のみ、子どもがいるどちらも一人暮らしをしている方が多い。それに対して、女性は単独世帯ではなく子どもと一緒に暮らしている人が4割近くいた。これはおそらく育児などの関係からだと考えられる。
つまり、60代で一人暮らしをしている男性は死別か離別、女性は死別している可能性が高いのだ。そもそも結婚をせずに1人で暮らしている人もいるだろう。自分から単独世帯を選んでいるのであれば、寂しい思いはあまりしない。
もし60代の方が1人で住んでいて、食器の数が多かったり家が広かったりすると死別や離別した経験があるかもしれない。その場合、とても深い悲しみを抱えている可能性があるのだ。
③子どもと疎遠になった
親にとって、子どもが離れて過ごすのはとても寂しいだろう。今まで愛情を込めて育てた息子や娘が巣立っていくのだ。独り立ち出来ると嬉しくもなり、複雑な心境になる。
昔よりも一人暮らしに対する関心は、かなり高くなっているように思う。大学へ進学する際、一人暮らしを前提に志望校を選ぶ学生もいるくらいだ。中には高校入学と同時に一人暮らしを始める子どももいる。今まで親の元で暮らし、自分の思い通りに行動するのは少なかった。親からの解放にも憧れているのだろう。
出典:PRTIMES・一人暮らしをしている学生を対象に調査を実施。
株式会社共立メンテナンスは、一人暮らしをしている大学生620人にアンケート調査を行った。その結果、なんと85.5%もの学生が今の生活に満足していると答えたのだ。
私たち人間はいつでも時間に縛られることが多い。それは学生も同じだろう。レポートの課題を大学で終わらせたかったが、家に帰るまで片道2時間かかるため途中で切り上げざるを得なかった。そんなストレスが一人暮らしには一切ないのだ。
初めは子どももこまめに連絡をくれるかもしれないが、生活に慣れてくると疎遠になることが多い。その土地で新しく友達が出来たりすると、実家に帰ってくる予定だったとしても一生そこで住むことを決める子どももいる。
別に親のことが嫌いになったわけではない。しかし、今までずっと一緒に暮らしていた親としては孤独を感じるだろう。このような理由から、60代の一人暮らしは寂しいのだ。
④身体の変化に老いを感じた
寂しいと感じる理由にも種類がいくつか存在する。誰かに会えなかったりする《寂しい》ではなく、自分の身体の変化に対する《寂しい》が60代で一人暮らしをしている方にはあるのだ。
世界保健機構、通称WHOで65歳以上の人のことを高齢者と定めていると厚生労働省はいう。医療の発達してきたが、高齢者と呼ばれるこの年齢に差し掛かると身体に変化が起こる。ちょっとした風邪でも体調が悪くなる、いわゆる免疫力の低下などが見られるのだ。
高齢者だと言われたり前よりも息切れがして運動がきつく感じたりすると、精神的にもダメージを受けるだろう。前までは平気だったのにと寂しいような、悲しいような気持ちになる。しかし、ネガティブに考えなくても良い。身体が衰えているかもしれないが、気持ち次第でまだまだ元気でいられるのだ。
出典:大正製薬・60代は疲れ知らず?アクティブシニアの疲れとは
医薬品の販売を行なっている大正製薬は、年代別に今どれくらい疲れているかと尋ねた。すると、60代で疲れていないと答えたのは26%もいた。この数値は他の世代の中でも一番高いのだ。逆に一番低い40代は、結婚や出産を経てこれから落ち着くという段階なのでほとんどの人が疲れているのかもしれない。
この結果から、60代は疲れ知らずでまだまだ元気だということが分かる。なぜ元気を保つことが出来るのか、そちらも合わせて解説していく。
※同上大正製薬より引用
疲れをあまり感じないと答えた60代は、睡眠や入浴で疲労感を取っていると調査の結果から分かった。ただお風呂に入るだけでなく、たまには入浴剤を入れたり半身浴をしてもいいかもしれない。寝る時であれば、ホットアイマスクをつけるとぐっすり眠れる。このように少し工夫をすれば、疲れも取れるはずだ。
一人暮らしをすると生活の全てを自分でしなければならない。そのため、余計に自分の身体の劣化に目を向けてしまう。ネガティブな思考を持たずに、気持ちをリフレッシュしながら生活するのが大切だろう。
一人暮らしの寂しい60歳(高齢者)の寂しさ解消法3つ
一人暮らしをしている高齢者は、どのように寂しさを紛らわせればいいのだろうか。おすすめの方法を3点紹介する。
心持ちが変われば、きっと毎日が楽しくなる。いつまでも長生き出来るように、周りの人も手助けしていこう。
①趣味を見つける
ストレスを感じたり、人生に意味を見出せない時の趣味の存在はとても大きい。好きなことをするだけで嫌な出来事も忘れてしまうだろう。一人暮らしで寂しい60代にも同じことが言える。
総務省の調査から、男女ともに園芸やガーデニングを好む高齢者が多いと分かった。花にもいろんな種類があり、自分の家に合わせて組み合わせるのが楽しいからだろう。また、それに加えて意外な趣味が今高齢者の間で話題になっている。
※同上総務省統計局より引用
平成17年10月から18年10月の1年間にかけて、インターネットを利用した高齢者は373万人もいた。これは、高齢者の総人口に対して15.1%と約6人に1人がインターネットに触れていることになるのだ。
インターネットの利用目的は電子メール、掲示板やチャットが特に多い。おそらく家族や親戚と連絡を取るためだろう。固定電話を家に置かずに、スマホだけで済ます家庭も増えてきている。そうなると、インターネット利用は避けられない。
一概に皆が皆、園芸やインターネットを趣味にしなければならないわけではない。好きなことであれば何でも良いのだ。ハマるきっかけはどこにでもあるので、何でも積極的にやってみよう。
②セカンドライフを充実させる
セカンドライフとは、第二の人生という意味を持っている。主に定年退職をしてからの過ごし方のことを言う。先ほど述べたように新しい趣味を始めるのも、セカンドライフの一つである。中には、海外旅行という大きなイベントを達成する高齢者もいる。
60代で一人暮らしをしていて毎日代わり映えがなく寂しい…そんな身内が近くにいるなら、ぜひ老人ホームを勧めてほしい。中には、高齢者だから邪魔者扱いするなと拒否する方もいるだろう。介護が面倒になったから施設に入れようとしているように思ってしまう。
しかし、最近の老人ホームはとても居心地がいいものになっている。北海道にある老人ホームみのり福住を取り上げた動画を見て欲しい。現在(2021年8月執筆時点)は閉業してしまっているが、老人ホームに対する印象は変わるのではないだろうか。
あまり知る機会がない若者にとって、老人ホームや介護施設は病院のようなイメージがある。とても簡素で廊下や部屋は白基調、出てくる食事も淡白なもの…それは間違った認識なのだ。どちらかと言うと、老人ホームは宿泊ホテルに近い。
部屋の中もとても充実しており、常に綺麗である。また、施設の職員が季節にあった企画やイベントを開催することもあるため、毎日が楽しくなるだろう。
一人暮らしの寂しさを取り除くために必要な新しい趣味も、老人ホームに入居して出来た。そんな高齢者も少なくはない。自分の同じような境遇の方が複数いるため、ジェネレーションギャップを感じることも少ないだろう。何より同じ入居者やスタッフなど、自分の他にも誰かがいるので安心して生活出来る。
ではここで実際に、老人ホームに入居されている方の声を聞いてみよう。
最初はリズム運動のようなレクに参加するのに抵抗がありました。ただ、ずっと部屋にこもるのもどうかと思い、絵手紙の体験会があったので参加してみました。もともと絵を描くのが好きだったので夢中になってしまい、あっという間に時間が過ぎました。
ひとりで家にいた時は1日が長く、ただずっとテレビを見ていただけでしたが、今は家族や友人に毎週季節の絵手紙を送り、返信がくるのがとても楽しみだし、同好の仲間もできて、変化のある毎日です。
ALSOK・老人ホーム「入ってよかった?」体験者の声をご紹介より引用 ※上記画像含む
この入居者は、老人ホームに入ることによって新たな趣味を見つけた1人だ。初めは消極的ではあったが、勇気を振り絞ってレクリエーションに参加することにより、人生が変わったと言う。毎週知人に絵手紙を送るなんてことは、本気で好きではないと出来ないだろう。
老人ホームに入ることによるデメリットを挙げるとすれば、それは外出の制限だろう。何か物を買いに行きたい時などは、職員に相談して許可をもらわないといけない施設が多い。それは当たり前のことではある。入居者の身の安全を守るのが、老人ホームスタッフの役目だからだ。
60代で一人暮らしをすれば、寂しい思いをするのは目に見えている。後々のことを考えて、セカンドライフはどう過ごしたいか家族と話し合う場を設ける必要がある。
③自分に自信を持つ
自信がないと何事も上手くいかない。特に60代ごろから、自分に使える時間が増えてくるだろう。その時間何もしないでいると、虚無感から寂しさを感じてしまう。ネガティブ思考を続けていると、いずれ精神病を患ってしまう可能性も出てくる。
自分に自信を持つためには、まずは外観から変えてみるのがオススメだ。よく選ばれているのが白髪染めである。白髪が嫌われるのは、黒髪の中に紛れて見えるからだろう。光に反射して白髪だけ光って見えてしまうのだ。その白髪を黒に染めてしまえば、印象もかなり良くなる。
出典:アートネイチャー
色に加えて毛髪の量も、自信につながる。画像のBeforeとAfterを見比べて欲しい。顔は見えていないが、つむじの部分の毛量を増やすだけでAfterの方が何となく若々しいイメージを抱く。全体的に見るとちょっとした変化かもしれないが、初対面だと第一印象にかなり差が出るだろう。
出典:COLORIS
白髪や薄毛だけでなく、髪のケアしているかによっても若々しさは変わってくる。画像の30代前半女性は、髪に少しクセがあり、色もところどころ明るい茶色になっていた。それを、右画像のようにまとまりのある髪にして色を統一させるだけでここまで綺麗になるのだ。髪は人の見た目にとても影響してくると言えるだろう。
自分に自信が付けば、人と交流する機会を増やそうと思うかもしれない。ボランティアへの参加など行動してみようと前向きになることだってある。どうしても初めの一歩が踏み出せない人は、ぜひ見た目を変えてみて欲しい。
寂しい・孤独はすぐに解消できる事実
これまで述べたように、60歳の一人暮らしは寂しいものだ。様々な観点から「孤独」「悲惨」「きつい」といった現実に直面することが多々あるだろう。そして、自身の境遇を悲観してじっと耐えているだけでも状況は変わらないだろう。
しかし、たとえ60歳であってもほんの少しの勇気や努力で周りの環境を変えることはできると理解しておこう。
例えば、マッチングサイトを活用し、自身を支えてくれるパートナーや友達、同じ趣味を持った仲間を見つけることで今の状況を打開することも可能なのだ。実は、マッチングサイトを利用している年齢層は幅広く、40~70代の男女はかなり多い。
この中には、あなたと同じ境遇の人もいれば「経済的余裕はあるが独り身で寂しい」「パートナーがほしい」「話し相手がほしい」といった異性も多く存在するわけだ。こうした人と接点を持つことで、寂しく悲惨な世界から幸福の道へと大逆転劇を遂げることもできるのだ。
今の時代、たとえ60代であっても多くの人にマッチングサイトは当たり前のように使われている。そのため、年齢を気にして足踏みをする必要は全くない。むしろ、無駄な不安を抱き、アクションを起こさないことのほうが悪だと言えるだろう。
こうしたことを理解し、今すぐにでも現状を打破する努力を開始してほしいと思う。そうすれば、数か月以内にあなたの身の回りの環境を好転させることが可能なはずだ。
もし、マッチングサイトの活用を検討するなら次の記事を参考にしてほしい。
総括:60歳の一人暮らしはとても寂しいもの
記事のポイントをまとめよう。
60歳の一人暮らしが寂しいことについて
ひとりぼっちで過ごしている60代の現状
- 気軽に話が出来る友達はいたが、徐々に少なくなってしまっている
- 一人暮らしをしている60歳以上の方はかなり多い
60歳で一人暮らしをすると寂しい理由4つ
- 長年勤めていた仕事を辞めてしまった
- 配偶者と死別、離別した
- 子どもと疎遠になった
- 体力の低下など身体の衰えを感じた
一人暮らしの高齢者の寂しさ解消法3つ
- 新しい趣味を見つける
- 老人ホームなどでセカンドライフを楽しむ
- 見た目を変えて自分に自信を持つ
60代の寂しい・孤独はすぐに解消できる事実を理解しておこう
※マッチングサイトを活用すべき
仕事を退職したり友達との差別、ジェネレーションギャップにも悩まされてさらに一人暮らしをするとなると心の負荷は大きくて当たり前だ。それで身体を悪くしたり、精神病を患ってしまったりする。
60代はまだまだ元気な世代であり、単に機会が少なくなってしまっているだけなのだ。それを解消するためには、若い世代が積極的に働きかけるのも大切だと思う。
そして、なんと言っても自身で行動を起こすことが最も重要なことなのだ。「自分はもう60代だから・・」と悲観して逃げているようでは何も変えることはできないだろう。