社会人テニスサークルの出会い：若い女性も多いが40代もOK

学校には部活動という時間がある。野球部や吹奏楽部など興味のある項目を選ぶことが出来、一つの目標に向かってみんなで突き進む。学生時代の思い出を聞かれると、まず部活の話になることがほとんどだ。

その楽しさから学校を卒業し社会人になっても、サークルという形で活動を続ける人も多いだろう。そこで今回は特に人気なスポーツ、テニスに焦点を当てて実際に出会えるのかどうかを解説していく。

社会人のテニスサークルに出会いはある？

テニスの習い事は人気なのか

JIJI.COM・社会人の習い事についてのアンケート調査の結果を発表

休日を利用して習い事をする社会人は割と多い。仕事ばかりではしんどいため、気分転換に始める人もいるのではないだろうか。そこでこちらのグラフを見て欲しい。習い事のメディアEDUSEARCHを運営する株式会社クロスウェブが社会人500人にどんな趣味を持っているかアンケートを取った結果である。

1位に輝いたのはダンス、ヨガなどのフィットネス系だった。これは家から出ずにいつでも出来るからだろう。今ではYouTubeなどの動画サイトを見ながら隙間時間で健康な身体を作れる環境にある。外出しなくてもいいのは、2位の英会話などの語学系も同じだろう。リモートや通信教育でも簡単に資格を取れるのだ。

次いで3位に挙がったのがスポーツ系だった。やはりストレス解消には身体を動かすのが一番良い。家の中では出来る運動も限られているので、外に出て思いっきり動けると満足感も多く得られるだろう。

またスポーツ系の習い事のもう一つの利点は、一人では成り立たないところにある。フィットネス系や語学系もみんなで取り組む場合があるが、基本的には自分との戦いがほとんどだ。つまり、出会いを求める習い事としてスポーツはかなり適していると言える。

一般社団法人 中央調査社・第29回「スポーツ調査」

続いてこちらの資料をみてほしい。これは全国の20歳以上の男女1207名に好きなプロスポーツは何かを尋ねた結果である。1番人気があったのは野球で、テニスは上から4番目だった。

しかしこれは好きなスポーツはどれかという質問なのを忘れてはいけない。女性が野球やサッカー、相撲をすることももちろんある。男性だけが行うスポーツは存在しないのだ。ただそれでも進んで野球をしたいを言う女性は稀だろう。あくまで観戦する側として上位3つは人気だと考えられる。

では一方でテニスはどうだろうか。女性だからと後ろ髪を引かれることもない。ルールもそこまで複雑ではなく、男女ともに楽しめるスポーツだと言えるのだ。出会いを探していない人でも、同性異性関係なく友達は欲しいとはずである。このような理由で社会人の習い事としてテニスはずっと人気なのだ。

テニススクールは若い女性が多い？

公益財団法人 日本テニス協会・テニス人口等環境実態調査 報告書

これは総務省の調査結果をもとに成人のテニス実施者を性別、年齢別にまとめたグラフである。性別のみに絞ると男性は53.4%、女性は46.6%とそこまで大きな差はなかった。そして年齢別に見ると男女ともに20代の割合が多いと分かった。つまりテニスは特に若い世代に好まれているのだ。

やはり身体的な理由から歳を重ねるとスポーツを避け始めるのだろう。テニスはボールをラケットで打ち返すだけのシンプルな競技だが、相手に返すのにコート内を走りまわることが多い。シングルスコートの大きさは一般的に8.23m × 23.77mと言われており、これは小学校の25mプールより少し小さいサイズと考えれば分かりやすい。あのプールの中を右へ左へ慌ただしく動くと、かなりの運動量が必要になる。

Mpac・シニアの趣味に関する調査

Mpacが行ったシニアの趣味に関する調査から、絵や陶芸など何か創作するものをしたいという思いを持つ人が多いと分かった。それに対して運動するものは全体の14.4%とかなり低い数値となっている。

テニスサークルに限らず運動する趣味は年を取るとしなくなる傾向にある。ここからも若い世代は、テニスに興味を持ちサークルに参加していると言えるだろう。

趣味がテニスだとマッチングアプリ内で印象は良い？

しかし、利用者が多ければ多いほど自分に合う人と巡り会うのは難しい。そこで重要になるのがどんな趣味を持っているかなのだ。

読書やスポーツ観戦など趣味にはさまざまな種類がある。特にマッチングサイトで惹かれる趣味は、2人で一緒に楽しめるものが多い。ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなどのテーマパークにカップルで行く人が多いのも、楽しい時間を一緒に過ごしたいからなのだ。

ゲームも場合によっては好まれるかもしれないが、知識の差が出て微妙な空気になってしまう恐れがある。

Love Hacks・35個の趣味から厳選！マッチングアプリでモテる趣味ベスト4

ではインドア、アウトドア別にマッチングサイトでモテる趣味にはどんなものがあるか見ていこう。分かりやすいように点数や星で評価されているが、あくまで参考程度にして欲しい。映画鑑賞や料理などのインドアよりドライブをしたり旅行をするアウトドアの方がモテる趣味が多いと分かる。

そして、アウトドアの中でも順位が低いのがカラオケや買い物である。カラオケに関しては初対面の人の前で歌うのが嫌だからだろう。ただでさえ緊張しているのに、いきなり歌うとなると恥ずかしくて生きた心地がしない。

また買い物は女性は好みがちかもしれないが男性はそうではないかもしれない。これでは二人一緒に楽しむことは不可能なのだ。このようにマッチングサイトでは、スポーツなどの身体を動かすアウトドアな趣味を持っていた方がモテるのである。

テニスオフネット

そんなスポーツの中でもテニスは特に人気が高い。なぜなら、テニスに興味がある人だけを集めたサイトが存在するからである。

特定のスポーツに絞って募集するのは、テニスをしたいと日頃から思っている人が多いということだ。そうでなければすぐに衰退してしまう。

※同上テニスオフネットより

テニスオフネットは、インターネット上で知り合った人とテニスをプレイする《テニスオフ》が流行していると語る。誰でも気軽にテニスを楽しめるように、そんな思いがこのサイトに詰まっているのだ。

実際に全国各地でたくさんの募集がある点から、マッチングサイトの面から見てもテニスは人気な趣味と言えるだろう。

40代でテニスをきっかけに出会い結婚した事例

40代で独身だともう恋愛を諦めてしまう人も多いのではないだろうか。しかしそんな傍ら、テニスをきっかけに出会った男性と結婚した女性もいるのだ。その事例を紹介していこう。

Y！ニュース・本気で結婚したい40代女性が今すべきこと

この記事に出てくる斎藤紀子さん(仮名)は、以前テニス仲間の男性と一年ほど付き合っていたと言う。7歳上でバツイチだった男性に結婚する気がないと知り、斎藤さんは別れを告げた。それからお見合いパーティや婚活に臨んでも馬が合う人とは出会えなかったらしい。

そんな中、運命の相手と繋いでくれたのは斎藤さん自身ではなく共通の友達だった。出会いを求めてテニスサークルに参加すると、異性だけでなく同性とも関わる機会がある。もしかすると一生の親友になるかもしれない。斎藤さんはその友達に会うことで人生が変わったと言っても過言ではないだろう。

初めから強烈なアピールしても上手くはいかない。恋人が欲しいからと異性ばかり話していては、いつのまにか自分の居場所がなくなっていたなんてこともあるので注意しよう。

社会人テニスサークルで出会いを見つけるコツ

身体作りをする

文章を読むだけでも疲れてしまうだろう。テニスプレイヤーはこれらを一瞬のうちに判断して行動している。身体だけでなく頭もかなり使う必要があるのだ。

それでもピンと来ていない方向けにもっと分かりやすく説明する。

わんすて・スポーツ 球技別 運動量ランキング！

これはメジャーな球技のおおよその走行距離を計算し、比較したものである。一番長かったのはサッカーの約11kmだった。これはコートの大きさにも関係しているのだろう。それに対してテニスは約4.8kmという結果だった。サッカーに比べたら半分ほどだがそれでもかなりの距離を駆け回ることになる。

しかし先ほども述べたように、ただ走っているだけで良いスポーツはほぼない。相手が上手ければその分かなり動くことになるだろう。体力作りを日頃からしていないと、テニスサークルに入るのはかなりきつい。

体力を付けるにはテニスをするのが一番良い。実践すればどれくらい動くのか分かるからだ。事前に運動量を把握していれば、テニスサークルに入っても安心だろう。

しかし、施設を探したりと準備に時間がかかってしまうデメリットがある。そこでオススメなのは、テニスだけに焦点を絞るのではなく身体全体の体力アップを目指す方法だ。

任天堂・リングフィット アドベンチャー

任天堂から発売されたNintendo Switch向けのゲーム、リングフィットアドベンチャーはストーリーを楽しみながらシェイプアップが出来る優れものだ。基礎体力があればどんなスポーツも苦ではない。外に出る必要もなくいつでも運動が出来るので、気になる方は是非試して欲しい。

ダブルスを積極的に行う

よく仲を深めるには団体スポーツが良いと言われているがまさにその通りである。学校の行事の中に運動会や文化祭があるのもクラス一丸となって頑張るからだ。毎日一緒に勉強するだけでは生徒の士気も上がらない。何歳になってもそれは共通なのである。

あまり話したことがない人でも一緒に切磋琢磨していけば自然とか会話も増えるはずだ。世間話が苦手な人は「一緒にダブルスしませんか？」だけでも言えるようにしよう。

活動時間帯に気を付ける

テニスサークルに行っても人がいなければどれだけコンディションが完璧でも意味がない。そのためどの時間帯に人が多いかを事前に把握しておく必要がある。

ここからテニススクールを例に具体的な時間について解説していく。

公益社団法人テニス事業協会・テニススクールの利用実態

公益社団法人テニス事業協会はテニススクールの利用実態として利用したい時間帯についてのアンケートを実施した。まずは平日から見ていこう。全体では9時から10時に利用したい人が37.4%と一番多かった。これはおそらく朝一から運動して身体を動かすと一日を気持ち良く始められるからだと考えられる。

また、女性は全体的な結果と同じで午前9時から10時が51.2%と半数を占めていた。それに対して男性で一番多かったのは19時から20時であり、35.4%の人が解答していた。これは日頃からの生活リズムが関係しているのかもしれない。

今では男性も女性も働く人が増えてきているが、中には男性のみが働いている家庭も多い。仕事が18時までならば、テニスをする時間帯も19時と遅くなるはずだ。逆に女性は男性が帰ってくるまでに洗濯物を干したりと家事を済ませなければならない。そうなると空いている時間は朝一になる。

※同上公益社団法人テニス事業協会より引用

ではテニススクールの休日はどうだろうか。9時から10時に利用したい人が60.9%と平日よりも割合がほぼ2倍ほど増えていることが分かる。また19時ごろとあう解答が多かった男性も休日では午前中に集中していた。

つまり平日休日ともにテニススクールでテニスをしたい人は、9時からが一番多いことになる。これはテニスサークルでも言えるだろう。平日の真昼間や夜遅くが活動時間だと集まれる人数も少なくなるかもしれない。それぞれのテニスサークルの方針があるとは思うが、参加する時は気をつけた方が良い。

活動後にご飯に誘ってみる

テニスサークルでテニスをしていれば自然と出会いは増える、そう思っていないだろうか。ただテニスをプレイするだけでは交友関係は築けない。ダブルスやチーム戦である程度は会話するようになるかもしれないがそれ以上の関係には絶対にならないのだ。

人間は運動をした後、どう感じるだろうか。汗をかいたので早く帰りたいと言う人もいるし、家に帰ってからご飯の支度をするのも煩わしい。そこで自然な流れでご飯に誘ってみるのが一番良い。

声の掛け方にもポイントがいくつかある。まずは誘い文句についてだ。シンプルに「ご飯でも行かない？」でも良いが全く気のない相手を振り向かせるにはそれだけでは難しい。そこでオススメなのは、ランチに誘う方法だ。

みんなのごはん。社会人女性100人が答えた「デートしてもいいかな」

実際に社会人の女性100人に尋ねたところ、ランチに誘うのが一番好印象だと答えた。基本的に改まってご飯に誘うと二人きりになることが多い。複数人だと距離を縮められないからだ。

そんなシチュエーションでいきなり夜ご飯に誘われると萎縮してしまう。夜ご飯に誘いたいならいくつかステップを踏むべきなのだ。このような理由で女性をランチに誘うと高確率でOKしてくれる。

また男性視点でもランチは行きやすい。仕事がある人は明日に備えてすぐに休みたい。疲れを残してしまっては仕事に悪影響が出る。明日の準備だってしたいだろう。美味しいご飯を食べていても、時間が気になって味さえも忘れてしまう可能性もある。

つまり男性でも女性でもランチを誘うのが一番良いのだ。話が盛り上がれば、その後映画館に行ったり遊びに行ったりするかもしれない。テニス中はゆっくり話をすることが出来ないので、ご飯に誘うまでをセットで考えよう。

総括：社会人テニスサークルで出会うには事前準備が大切

記事のポイントをまとめておこう。

社会人のテニスサークルに出会いはあるか

• 社会人の習い事として、誰でも分かりやすいテニスは人気がある
• テニスサークルは男女問わず20代の若い世代に好まれている
• マッチングサイトの趣味がテニスだと印象は良い
• テニスをきっかけに結婚した40代の方もいる

社会人がテニスサークルで出会いを見つけるコツ

• 運動をするために身体作りをする
• 積極的にダブルスを行う
• 活動する時間帯を厳選する
• サークル活動後にご飯に誘ってみる

気軽に誰でも参加出来るのがテニスサークルのメリットである。とは言っても全くルールがないわけではない。何も考えずに加入してしまっては失敗する可能性がとても高くなるのだ。

出会うためとは言え、テニスをすることには絶対になる。テニスサークルの方針が自分のスタイルに合っているのか、出会いたい相手の条件に合っているかなど下調べをしてから参加するようにしよう。