ジモティーは地域のコミュニティ活性を目的とした掲示板サイトだ。
不要なものを売ったりあげたり、趣味のメンバーを募集したり、アルバイトや正社員などの募集情報が掲載されている。
原則として、誰でも無料で簡単に使うことができるため、これまでに使ったことがある人も多いかもしれない。
しかし、最近では本来の使い方ではなく、出会いを目的として使用する人も多くなってきている。
ここではジモティーを利用する上での注意点と、出会い目的で使うことのリスクについて詳しく解説していく。
記事の内容
- ジモティーの出会いは危ない?まずは概要を知る
- ジモティーでの出会いが危ない理由5つ
①利用規約で出会いが禁止されている
②安全性が低い
③出会い厨・ヤリモクが多い
④勧誘が多い
⑤モラルが低い人が多い - ジモティーでの出会いは危ない!トラブル回避の知恵5つ
①相手の評価を確認する
②トラブルを起こしたユーザーの確認
③認証済みのユーザーを選ぶ
④会うときは人目があるところで
⑤おかしいなと感じたらすぐに距離をとる - ジモティーの出会いは危ない・危険度が高い
- 総括
執筆:GOKU
出会いのススメ:行動すれば世界は変わる!
ジモティーの出会いは危ない?まずは概要を知る
ジモティーは、日本各地のさまざまな地元の情報を掲載しているサイトである。
ジモティーは地域密着型のクラシファイドサービスとして、運営されている。
クラシファイド(classifieds)とは、目的や地域によって分類された募集広告や告知を、一覧形式で掲載する広告媒体。企業などによる一般的な宣伝広告とはことなり、個人を中心にだれでも手軽に広告掲載できることが多く、掲載料は無料もしくは安価で、原稿作成も自由で単純なことが多い。
不要になったものを売ったりあげたり、欲しいものを譲ってくれる人を探すというのが基本的な使い方だ。
これだけ聞くと、フリマサイトのようにも思えるが、ジモティーの特徴は手数料が一切不要ということである。
ヤフオクやメルカリなどで商品を落札した場合、手数料が差し引かれるが、ジモティーではそういったことなく、一切手数料がかからない。
また、チャットで簡単にやり取りができるため、売り買いの交渉がスムーズにできるようになっている。
ジモティーでの出会いが危ない理由5つ
ジモティーは無料で簡単に使えるため、出会いに活用としようとする人も少なくない。
しかし、ジモティーでの出会いはいくつかのリスクがある。
ここからはジモティーでの出会いが危ない理由について詳しく解説していく。
①利用規約で出会いが禁止されている
これが1番大きな理由となるのだが、ジモティーの利用規約には、異性との出会い目的での利用がはっきりと禁止されている。
第6条(禁止行為)
6.異性との出会いを目的とする一切の行為
参照:ジモティー | 利用規約
あくまでも地元での交流目的であり、マッチングサイトではないことを理解しておこう。
出会いが目的だと分かるような投稿をすると、運営側から修正の依頼がくる。それに対してきちんと対応しないと、投稿が非表示にされたり、削除されたりすることもある。
それでも同じようなことを続けると、悪質行為と見なされて強制退会になる可能性もある。
運営側がしっかり取り締まりをしているため、その目をかいくぐってまで出会い目的に使うのはリスクが高い。
男女の出会いを目的としたマッチングサイトを運営する場合、安全性を確保するために国の審査をクリアする必要がある。しっかりと審査を通過していれば、その証拠として「インターネット異性紹介事業」の許可を得ることができる。
マッチングサイトを利用する際は、この「インターネット異性紹介事業届出済み」の記載があるかどうか確認しておくことをおすすめする。
②安全性が低い
ジモティーを出会い目的で使用することをおすすめしない理由の2つ目は安全性だ。
一般的なマッチングサイトでは、安全性を確保するために、悪質行為を監視するようなシステムが搭載されている。ジモティーは、そもそも出会い目的で運営されていないため、こういった監視サービスがない。
そのため、万が一トラブルが遭った場合でも、対応までに時間がかかる上、実際に会って問題に巻き込まれた場合、自己責任となるために対応してくれることはない。
そもそもジモティーは出会い目的での利用を禁止しているため、それを破って出会ったとしたら責任を取ってくれるはずがない。
また、ジモティーは誰でも無料でできるため、身分証明などの必要もない。どんな人が相手なのか身元が明らかではないので、より危険性が高まる。
コミュニティサイトでの犯罪は年々増加傾向にあるため、少なくてもしっかりしたサービスが整っているところを利用するようにしたい。
出典:コミュニティサイト等における事犯の現状と対策について | 警察庁
③出会い厨・ヤリモクが多い
ジモティーを利用して、異性と出会いたいと考えている男性ユーザーのほとんどは、肉体関係だけを求めるヤリモクであることが多い。
そのため、まともな出会いは期待できないと考えていいだろう。
恋活や婚活のような真面目な出会いを求めている場合は、ジモティーではなく、管理がしっかりしている有料のマッチングサイトを利用するのが一般的だ。
ジモティーやTinderのような無料アプリは、遊び相手を探したり、セフレを探したりする目的で使っている人が多い。
もちろん、有料マッチングサイトにも、そういった目的の男性はいるが、無料アプリに比べれば少ない。
また、有料サイトは運営がしっかりしているため、何か不快なことがあれば、すぐに対応してくれることが大きなメリットである。
ジモティー出会い厨からしか連絡こないのだが🚲
— みのし (@sp46am111) March 5, 2021
ジモティーで純文学好き募集したら出会い厨しか来ねぇ。
— 穂波しほ (@amaou0805) April 20, 2021
ジモティーヤリモク多いから気をつけてね(੭ᵒ̴̶̷̥́꒫ᵒ̴̶̷̣̥̀ᑦ)
— ういるす (@uirusu_1) April 28, 2020
④勧誘が多い
ジモティーを利用していると遭遇しやすいのが、MLMや宗教の勧誘だ。
こういった勧誘をする人たちは「友達募集」のカテゴリを利用して、勧誘することが多い。
ネット上でやり取りしている段階では、純粋に友達が欲しい人を装い、実際に会ってからあの手この手で勧誘をしてくるのだ。
待ち合わせ場所と違うところに移動させられて、危険な目に遭わせられる可能性も十分にある。
こういった勧誘は、複数人でやって来ることが多いため、1人だけではどうにもならないことが多い。
こちらが折れるまで、何時間も拘束されてしまうこともあるため、下手に遭うのはかなり危険性が高い。
⑤モラルが低い人が多い
ジモティーは、匿名で利用ができるため、モラルや理性がない人が集まりやすい。自分の身元が明らかにならないのならば、多少好きなことをしてもいいだろうと考える人が多いのだ。
そのため、いきなりなれなれしく接してきたり、出会えないと分かったならば暴言を吐いてくるような人も多い。連絡先を教えてくれるように何度もメッセージを送ってくる人もよくいるため、軽い気持ちで利用すると、大きなトラブルに巻き込まれてしまう可能性がある。
無料サイトやアプリを利用している男性は、とにかく自分の欲求を満たすことを優先しているため、相手の気持ちなど考えずに行動している場合が多い。
急に卑猥な写真を送ってくるような非常識な行動をしてくる人もいるため、十分に注意したい。
ジモティーでの出会いは危ない!トラブル回避の知恵5つ
さまざまなリスクを踏まえた上で、それでもジモティーを使ってみたいという場合は、以下の点に気をつけよう。
①相手の評価を確認する
ジモティーでは3段階で相手の評価をつけることができる。相手の評価はその人の投稿や個人プロフィールで確認することが可能だ。
評価は顔のアイコンでされており、ピンクの笑顔マークが「良い」、黄色の顔が「普通」、青の不満顔が「悪い」という意味になっている。
ここで「悪い」評価をされている人は、かなりリスクが高まるため要注意だ。過去に何らかのトラブルを起こしている可能性が高い。
また、評価がまったくないアカウントにも注意が必要で、悪い評価をつけられたユーザーや出禁になったユーザーが新たにアカウントを取り直している可能性がある。
できることならば、良い評価が複数個ついているユーザーを相手にするようにしよう。
直接メッセージのやり取りをして、相手に対して不信感を抱いたならば、すぐに切り上げてしまうのが賢明だ。
②トラブルを起こしたユーザーの確認
ジモティーでは実際にトラブルを起こしたユーザー名を確認することができる。
メニューにある「トラブルが報告されているユーザー情報」を選ぶと、トラブルを起こしたユーザーの一覧が出てくる。どういったトラブルを起こしたかも確認できるため、ここに出てくるようなユーザーとは相手をしない方がいいだろう。
不適切行為の内容は「ドタキャン」が圧倒的に多い。それに次いで「誹謗中傷」がある。
③認証済みのユーザーを選ぶ
ジモティーは身分証などの提出なしに利用することが可能だが、本人確認を行うこともできる。
身分証や電話番号を使って本人確認を行うと、プロフィールに「認証完了」と表示される。
こういったユーザーは身元を明らかにするデータを運営側に提出しているため、安全性はぐっと高まる。
また、プロフィールに自分の顔写真を載せているユーザーも信頼性は高い。もちろん偽物という可能性もあるが、何も載せていない人よりは、かなり安全性は高くなるだろう。
④会うときは人目があるところで
実際に話がまとまって、会うことになったならば、必ず人目があるところで会うようにしよう。できれば時間帯も早いほうが良い。
夜、まったく人目がないところで会うのは、かなり危険性が高い。
個人情報を相手にさらさないために、自宅で会うようなこともやめておこう。下手に住所を知られてしまうと、トラブルに遭う可能性が高まってしまう。
また、普段よく自分が行くようなお店も使わない方が良い。
相手から変に好意をもたれてしまうと、あなたに会うためにそのお店に頻繁に来るようになる可能性がある。
できれば自宅から少し離れた、普段あまり使わないような場所で会うようにしよう。
白露をお迎えする1年くらい前からうちに来てくれるねこを探してたんだけど、ジモティーの里親募集とか見てると子猫を利用した出会い厨らしき人がいて怖かった。
「見に来るだけでも大丈夫です!」って書いてあったけど絶対に1人では行ったらダメだと思う。— はむ茶漬け (@tsuyukusa38) May 27, 2019
⑤おかしいなと感じたらすぐに距離をとる
メッセージのやり取りをしていると、相手と感覚のズレを感じることがよくある。また、明らかに「この人の言動はおかしい」と感じることもあるだろう。
そういった場合は、すぐにやり取りを切り上げることが得策だ。
ガマンしてやり取りを続けたとしても、そこから関係が改善していくことは、まず考えられない。むしろ、どんどん本性が明らかになってきて、より不快感を与えられる可能性の方が高い。
相手とのやり取りに違和感を覚えたら、身を守るためにもすぐにやり取りをやめよう。
もし、それで誹謗中傷などを受けた場合は、すぐに運営に報告しよう。
危険な場所で出会う必要はない
これまで述べたように、ジモティーでの出会いはお勧めできない。
「自身の目的に合った有用な出会いを果たしたい」ということであれば、安全性の高い大手企業が運営するマッチングサイトが良いだろう。こうしたサイトは企業のブランドイメージを守るため、悪質ユーザーの排除に力を入れつつ、セキュリティーにも万全な対策を施しているからだ。
また、ジモティーよりも圧倒的に会員数は多く検索性も優れているため、好みの異性を見つけやすいメリットもある。出会いに特化した専門企業であるため、当たり前と言えばそうだが明らかにジモティーよりは安全に利用することができるだろう。
ジモティーに拘る必要は全くないため、次の記事で自身に合ったマッチングサイトを見つけてほしい。
総括:ジモティーの出会いは危ない・危険度が高い
記事のポイントをまとめよう。
ジモティーの出会いが危ない理由
- 規約で出会い目的は禁止されている
- 運営側の安全性が高いとは言えない
- 身体だけの関係が目的のユーザーが多い
- 宗教やMLMといった勧誘行為が多い
- 身勝手なユーザーが多い
ジモティーでのトラブルを回避する方法
- 相手の評価をしっかりと確認する
- トラブルを起こしたユーザーとは関わらない
- 身分が明らかなユーザーを選ぶ
- 実際に会うときは人目がある場所を選ぶ
- 相手に不信感を覚えたらすぐにやり取りをやめる
危険な場所で出会う必要はない
※信頼できるマッチングサイトを活用すべき
そもそもジモティーは出会い目的のサイトではないため、そういった目的で使うのはおすすめできない。規約でも禁止されているし、トラブルに巻き込まれてしまう可能性も高い。
また、マイナーなサイトやアプリだと、変な人にからまれてしまうことが多くなってくるため、ちゃんとした出会いを求めている人は、先ほどお伝えしたメジャーなマッチングサイトを利用するようにしよう。